コラム・豆知識
注目のワンちゃん、ネコちゃん
外で犬を飼う際に最低限準備するもの
犬小屋
外飼いの場合は犬が休む犬小屋を設置しましょう。設置場所は、1)直射日光が当たらない場所、2)風通しの良い場所、3)湿気の少ない、水が溜まらない場所、4)通行人から手の届かない場所、5)家族の声が聞こえ、家から犬の顔が見える場所、などが条件です。日本には四季があるので、設置場所は少し難しいかもしれません。たとえば日本の夏はとても厳しいので、熱中症にならないように日陰がよく、冬は北風西風を遮ることができ、日光浴も必要です。最適な場所がない時は、木を植えたり、犬舎によしずをかけたりとして直射日光を遮りましょう。道路の近くに置かれた場合は、通行人や車が行き来するたびに犬は家を守るために警戒しなければならず、リラックスできません。また通行人が犬を撫でようとふと手をのばして噛まれるといった事故も起きやすいのです。そして、何と言っても犬は群れで暮らす動物です。常に家族を感じられる場所に置いて、外であってもひとりぼっちにしないでくださいね。
柵、フェンス、鎖
外飼いの場合、よく犬が脱走したという話を聞きます。庭はしっかり柵やフェンスで囲いましょう。しかし、柵の隙間から抜け出したり、柵の下に穴を掘って脱走することもあります。運動能力の高い犬種は2mの柵をジャンプして飛び越えるといいますから、どのような柵が必要かは、愛犬の能力をよく考えて設置してくださいね。夜家族が寝ているうちにこっそりと家を抜け出して、朝になるとちゃっかり戻っているため、家族が脱走にきづかない、という強者も中にはいるようです。庭で放し飼いにするか、鎖に繋ぐかは、飼い主の判断によるところです。鎖に繋げば脱走したり、家庭菜園や庭を掘ったり、物置の危険なものを口にしたりできなくなります。そして鎖に繋がれた時のストレスは個体によるので、一概には言えませんが、鎖に繋がれた犬は逃げ場がないため、人を噛みやすくなる傾向にあるようです。庭にワイヤを張り、ワイヤの範囲で動けるよう工夫しているお宅もあります。
衛生面のこと
外で飼育する場合は衛生面を管理することが大切です。まずフィラリアの予防はきちんとしましょう。薬を飲む期間は地域によって6~8か月です。毎月忘れないように飲ませてあげてくださいね。昔犬は外で飼う人が多かった頃は、多くの犬が5,6歳になるとフィラリアで命を落としていました。犬小屋の近くにはボウフラのわく水が溜まらないように、バケツの水もためっぱなしにしないようにしましょう。そしてトイレは犬小屋から少し離したところに作ってあげるといいですね。囲った場所に砂利などを敷きますが、尿の臭いは結構強く、住宅地ではご近所の迷惑になりかねません。外飼犬用の消臭砂というのがあり、犬の尿の臭いを消してくれます。ネットなどで購入することができますので、ぜひ試してみてくださいね。犬小屋に敷いた毛布も汚れがちです。ダニやノミがついたりしないようにこまめに洗濯しましょう。
まとめ
犬を外飼いにする場合は、犬の健康のために環境を整える結構大変です。最近は世界的に異常気象と言われ、記録的に暑くなったり、異常に雪が降ったりと、不安定な天候になっていますから、外にいる犬は体温調節が大変なのです。郊外の広々とした庭を持っているお宅でなければ、犬の吠え声や臭いにも気を使う必要があります。
犬の家&猫の里 編集部
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