サークル、ケージ

犬を放し飼いにする場合と、サークルで飼育する場合とありますが、犬を迎えた最初はサークル・ケージを置きましょう。トイレのしつけや、家の中でもいたずらをしなくなったら、放し飼いでも大丈夫です。サークルは犬の居場所になりますので、家族の顔が見える落ち着いた場所においてくださいね。そして、サークルの中には、クレートやベッドなど犬が休める場所と、水飲みボウル、トｲﾚのトレイを置きます。サークルは簡単に組み立てられ、スライドドアで開閉がスムーズなもの、トレー付きでお掃除が便利なものがあります。また、子犬が大きくなって窮屈になってきたら、いくつか繋げて大きさを調節できるサークルもありますので、いろいろ検討してみてくださいね。

必要なグッズ

サークルを用意したら、サークルにいれるグッズを用意します。まず犬が落ち着いて眠ることができるベッド。子犬は特に眠る時間が長いので、安定した形で、ちょうどいい大きさののものを選んであげてくださいね。ベッドではなくクレートに毛布やタオルを敷いてあげてもいいでしょう。初めからクレートに慣れておけば、緊急時非難する時にクレートに入れて一緒に避難することが出来ます。寒い時は体温調節のできない子犬のために、ヒーターをベッド・クレートの近くに置きます。いつでも水が飲めるように、飲み水のボウルもサークルの中に入れておきますが、倒してこぼしてしまうことが多いので、サークルに取り付ける給水器もあります。水がこぼれず汚れないので便利です。そしてサークルの隅にトイレを置きます。トイレシーツの下にビニールシートを敷くか、トレイを置きます。トイレシーツにいたずらしてしまう子は上からかぶせるメッシュを使うといいですね。

フロアリングの場合は工夫を

フロアリングは犬が粗相をした場合でも掃除しやすく、人間には便利ですが、犬はつるりと滑ってしまうため危険です。これは小型犬から大型犬まですべての犬種で言えることです。滑る床で滑るたびに関節がずれたり、足や腰に負担がかかるのです。ですので、犬の歩く場所がフロアリングの場合は、毛足の短いカーペットを敷く必要があります。洗えるカーペットもありますが、大きなカーペットは洗うのが大変なので、撥水性のタイルカーペットが便利です。犬が粗相したり、汚した部分だけ洗うことが出来ます。また同じようにジョイント式のコルクマットも部分洗いができ、犬の足元によさそうです。フロアリング自体を犬のために滑らない素材に張り替える、ということもできますがかなり費用がかかります。またフロアリングに塗るだけの滑らないワックスも何種類か売られていますが、効果のほどは試してみないとわからないといったところでしょうか。

まとめ

初めて犬を飼ったとき、揃えるものが思いのほか多くて驚いたものです。ここにあげたグッズはどれも必要最低限のもので、他にリードや首輪、おもちゃなど、あれこれ考えながら購入したのを覚えています。今はグッズもデザインもどんどん増えていますので、選ぶのに迷ってしまうかもしれませんね。可愛い愛犬のためにあれこれと迷う、それはそれで楽しい時間ではないでしょうか。