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もふもふしたくなる猫7選!特徴や性格について紹介します
ふわふわとした柔らかな毛並みの猫を見ると、もふもふしたい衝動に駆られますよね。触り心地の良さだけでなく、顔をうずめて、たっぷりそのもふもふ感を堪能したいものです。
この記事では、もふもふしたくなる猫種7選をご紹介します。
あわせて、もふもふした被毛の役割やお手入れなどについても、解説していきます。
思わず「もふもふ」したくなる猫種7選
おすすめのもふもふの被毛を持つ猫種7選をご紹介します。
ラグドール
ぬいぐるみという意味を持つラグドール。
抱っこされるのが大好きで、抱かれてじっとしている様子がぬいぐるみのようなことから名付けられました。
ラグドールは、青く神秘的な瞳とシルクのようななめらかでふんわりとした毛質が特徴です。
体重は4~8㎏くらいある大型サイズの猫種で、ホワイトやクリーム色をベースにさまざまな色が混じった毛色をしています。
他の猫種よりもしつけやすいため、初心者でも飼いやすいです。
関連記事:ラグドールの性格や特徴について紹介します
ラガマフィン
見た目や性格がラグドールに似ているラガマフィン。
人懐っこく、飼い主さんとのスキンシップを好むため、甘えん坊な印象ですが、好奇心旺盛で遊び好きな面もあります。
尻尾が体の長さに比例して長く、柔らかく豊富で長い被毛に覆われています。
くさび型で丸みのある頭部に、やや短めのマズルなど、全体的に丸みを帯びているのが特徴です。
大型の猫なので、飼育スペースにある程度余裕があるのが望ましいでしょう。
ペルシャ
ペルシャは温厚で気品溢れる容姿をしており、長毛種の中でも有名な猫種です。古くから愛されており、世界初のキャットショーにも登場しました。
長くもふもふな被毛を持ち、クリクリとした瞳に低めの鼻、大きく離れた耳が特徴的です。
また、短足気味な見た目に愛らしさを感じます。
甘えん坊なタイプではなく、落ち着いた性格で、人とも程よい距離を取るのが上手です。
関連記事:ペルシャの性格や特徴について紹介します
ソマリ
ソマリは、アビシニアンの長毛種です。
被毛の長さは長毛種の中では短く、ペルシャよりも短めのセミロングです。もふもふの被毛とふさふさの尻尾を持つことから、「フォックスキャット」と称されています。
見た目は大きな目にアーモンド型の瞳、筋肉質ですらりとした体つきです。
性格は、アビシニアンの好奇心旺盛で活動的な性格を受け継いでいます。
飼い主さんには従順ですが、警戒心がとても強いです。
できるだけストレスを与えないように接する必要があります。
関連記事:ソマリの性格や特徴について紹介します
ノルウェージャンフォレストキャット
ノルウェージャンフォレストキャットは、穏やかで人懐っこい性格です。
寒さが厳しいノルウェー原産で、もふもふした被毛を持ち、がっしりした体格をしています。
ネズミ狩りをしていた歴史があり、活発で遊ぶことが好きです。
十分動き回れるスペースと上下運動できるキャットタワーを用意し、室内でも運動ができる環境を整えてあげてください。
ノルウェージャンフォレストキャットの性格や特徴について紹介します
メインクーン
メインクーンは北米で最古の猫種です。
耳から尻尾までもふもふの長い被毛に覆われており、がっちりとした大柄な体格をしています。
ノルウェージャンフォレストと似ていますが、鼻筋が曲線を描いた横顔が特徴です。
性格は穏やかで人懐っこいため、飼育しやすいとされています。
ネズミ退治のために飼われていたため、ハンター気質で運動量が多いです。
飼育する際は、ダイナミックな動きに対応した環境を用意してあげてください。
セルカークレックス
セルカ―レックスは、特徴的な巻き毛をしており、被毛の長さも個体によって異なります。
自然発生した猫種で、極めて新しい種類です。
毛布や羊の皮を被っているような容姿をしており、ひと味違うもふもふの猫種を求める方に適しています。
性格は、愛嬌たっぷりで甘えん坊、人懐っこく、寂しがり屋なので、長時間構ってあげないとストレスを溜めてしまうことも。
好奇心旺盛でアクティブなので、運動量をしっかり確保しましょう。
猫に「もふもふ」が多いのはなぜ
被毛が密集しているから
猫の被毛は、ひとつの毛穴から10本以上の細く柔らかい毛が生えており、「オーバーコート」「オーンヘア」「アンダーコート」の3種類があります。
寒い地方で生きてきたもふもふの猫種の被毛は、この3種すべての毛を持った3層構造の「トリプルコート」になっているため、密集度が高く、もふもふした被毛をしているのです。
祖先が孤独なハンターだったため
もふもふの被毛は、寒い地域で生き抜くために進化したものだとされています。
猫は単独で行動する動物ため、極寒の地でも自分の獲物は自分で確保しなければなりません。
そのため、進化していく過程で、もふもふの被毛を獲得したのです。
防寒対策
もふもふの猫種は、寒い地域が原産国である場合が多いです。
厳しい冬の寒さの中で生き抜いていくために、体内の熱を逃しにくい、もふもふで温かい被毛に発達したとされています。
外敵から身を守る
野生で暮らしていくためには、外敵から身を守る必要があります。
猫は群れて生きていく動物ではないため、自分の身は自分で守らなければなりません。
あらゆる状況に備えて、もふもふな被毛で身体を覆い、守っているのです。
換毛期の毛の生え変わり
猫の被毛は、年に2度、古い毛が抜けて新しい毛に生え変わる「換毛期」があります。
この換毛期によって、独特なもふもふの毛並みを維持しているのです。
猫の「もふもふ」には役割がある
猫のもふもふした被毛には、主に2つの役割があります。
1つ目が、皮膚を保護する機能です。
猫の肌はデリケートで傷つきやすいため、被毛により、自分の爪や歯で皮膚を傷つけることを防ぎ、ケガから身を守っています。
2つ目が、体温の調節機能です。
猫は人間のように汗をかくことができません。
そのため、毛づくろいの際に被毛に唾液をつけ、その気化熱で体温を下げて、体温調節をしています。
また、ダブルコートやトリプルコートの猫は、換毛期の毛の生え変わりによって、気温の変化に対応しています。
それにより、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができるのです。
もふもふを保つためには定期的なお手入れを
こまめなブラッシング
もふもふの被毛は、こまめなブラッシングが欠かせません。
細く長い被毛は毛玉になりやすく、蒸れて皮膚病の原因になることがあります。
また、ブラッシングで抜け毛を除去することは、グルーミングにより抜け毛を飲み込むことで起こる毛球症予防にも繋がります。
定期的なシャンプー
長毛でもふもふな被毛は、食べかすや排泄物で汚れやすいです。
そのため、定期的なシャンプーで被毛を清潔な状態に保つようにしましょう。
ブラッシングと同様に、子猫のうちから、お手入れに慣れさせておくことが大切です。
サマーカットをする
もふもふの猫種は、皮膚が蒸れやすく、抜け毛が多いため、夏の暑い時期はサマーカットするのもおすすめです。
暑さ対策だけでなく、皮膚病の予防にも効果があります。
ただし、神経質な性格の子は、被毛が短くなることにストレスを感じ、グルーミングにより皮膚を傷つけてしまうことも。
猫の性格も考慮した上で、判断しましょう。
まとめ
もふもふの猫が持つ被毛は、厳しい寒さの中で狩りをして生き抜くため、進化していく過程で獲得してきたものです。
もふもふの被毛には、皮膚の保護や体温調節などの大切な役割があります。
清潔な被毛を維持し、皮膚病や毛球症予防のために、日頃のお手入れは必須です。
こまめにブラッシングをし、定期的にシャンプーをしましょう。夏場はサマーカットも効果的です。
もふもふの猫は、見た目や触り心地が良く、癒しを与えてくれる存在です。
ご紹介したもふもふの猫種はしつけやすく飼いやすいので検討してみてくださいね。
犬の家&猫の里 編集部
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