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犬図鑑

フレンチブルドックとボストンテリアの違いを詳しく解説

2018.08.28 2024.03.18

フレンチブルドックとボストンテリアの見た目の違い


フレンチブルドックとボストンテリアはともにブルドックの交配種だけあって見た目が非常によく似ています。パッと見ただけで違いを認識できる人は少ないでしょう。

そして、フレンチブルドックやボストンテリアのようなのっぺりした顔立ちのいわゆる「ペチャ鼻」の犬を飼いたいと考えている方にとっては、両者にどういう違いがあるのか気になるところです。

そこで、フレンチブルドックとボストンテリアの違いを徹底的に解説いたします。まずは、「見た目」からです。本当にそっくりなんですが、ポイントポイントで明確な違いがあります。

耳の形

フレンチブルドックとボストンテリアも大きな耳が特徴で、そこが両者の可愛いポイントでもあるのですが実はこの耳に違いがあるのです。

フレンチブルドックは蝙蝠の羽のように見えることから「バットイヤー」と呼ばれ、輪郭がやや丸みを帯びていて横に広いような傾向にあります。

ボストンテリアの耳は、フレンチブルドックに比べるとシャープで尖った印象です。まるで、角のようにも見えて、これもまた可愛らしいです。

被毛の違い

フレンチブルドックもボストンテリアも被毛が短いタイプで毛質も似ていますが、被毛の色に違いがあります。

ボストンテリアは通称「小さなアメリカ紳士」と呼ばれています。その理由は、白地に覆いかぶさるみたいに生えている黒の被毛がまるでタキシードを着ているかのように見えるからです。

つまりはボストンテリアのカラーは基本的には白・黒(あるいは濃い茶色)のみで、柄も個体によって多少の差異はあっても同じです。

対してフレンチブルドックは以下のような被毛の色があります。

  • ・プリンドル
  • ・パイド
  • ・クリーム
  • ・フォード

単色のクリームを除いて、基本ベースとなるカラーに指し色のように違う色のカラーが入ります。その指し色も個体によって配色の割合や模様などが変わり、多種多様です。

目にしたワンちゃんがクリーム一色だったり、背中に模様があったりするようならボストンテリアではなくフレンチブルドックと判断して間違いないでしょう。

体系の違い

顔は似ていても、フレンチブルドックとボストンテリアは体形が実は結構対照的です。フレンチブルドックは全体的に筋肉質で手足が短くややズングリした印象のマッチョタイプと言えます。

対して、ボストンテリアは筋肉質ではありますが全体的にスマートな印象で、手足がスラっと長めで、例えるならボクサーのような体です。

尻尾の長さの違い

地味ですが結構はっきりしたフレンチブルドックとボストンテリアの違いが尻尾の長さです。ボストンテリアは人間の指くらいの細めの尻尾が生えています。

フレンチブルドックはボストンテリアよりもさらに短く太めの尻尾で、そもそも尻尾と呼んでいいのかと迷うほどお団子のような可愛い形をしています。

フレンチブルドックとボストンテリアの性格の違い


フレンチブルドックとボストンテリアは見た目はよく似ていますが、性格は結構対照的です。実際に飼うにあたって性格は重要なポイントとなりますので、詳しく両者の性格を解説いたします。

お年寄り向きのフレンチブルドック

フレンチブルドックはとても穏やかで落ち着いています。のんびり屋さんである子が多いので、アクティブにあちこち動き回ることは少ないです。

そのため、あまりアクティブな活動ができないお年寄りでも飼いやすいです。しかし、同時にフレンチブルドックは甘えん坊の寂しがり屋さんでもありますので、一緒にいる時間をしっかり確保してあげる必要もあります。

精神的にナイーブな一面がありますので、そういった意味では手がかかり、だからこそ本当の我が子のような気持ちにしてくれるのがフレンチブルドックです。

ファミリー向きのボストンテリア

ボストンテリアはとても活発です。のんびり屋のフレンチブルドックと違い、元気に走り回るのが大好きで、運動能力も高いです。

知能が高くしつけも容易なので、初心者でも飼いやすく、他人や他の犬にも友好的な優等生と言えるでしょう。

やんちゃな一面があるボストンテリアですが、その一方でとても寛容で辛抱強くもあります。「紳士」と称されるだけあって感情的になることも少ないので、小さなお子さんがいる家庭でも安心です。

フレンチブルドックとボストンテリアのミックス

ミックス犬といえば、チワワとトイプードルを合わせた「チワプー」などが人気ですが、実はフレンチブルドックとボストンテリアのミックスである「フレチントン」も人気のミックスなのです。

「見た目がそっくりな犬種同士をミックスさせても何の意味があるの?」

このような疑問を感じるかもしれません。確かに見た目はフレンチブルドックかボストンテリアのどっちかに見えて、よほど詳しい人でなければフレチントンとはわかりにくいでしょう。

フレチントンのメリットは、「フレンチブルドックの弱点を克服できる」という点にあります。フレンチブルドックはとても繊細で皮膚病や関節系の疾患にかかりやすいという弱点を持っています。

そこに、体力があり体も丈夫なボストンテリアの遺伝子を組み合わせれば、そういった弱点を克服できる可能性があります。そういったメリットからフレチントンを飼う人も多いです。

まとめ

フレンチブルドックとボストンテリアは似ていますが、それぞれに特徴があり違った魅力があります。

もしどちらかを飼うとなったら、見た目の好みも大事ですが、前述の通り性格が違うので自身の生活スタイルを鑑みてどちらの方が適切な飼育環境を用意できるのかも考慮するべきでしょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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