子犬・子猫とのライフステージを全面的にサポートするお店です。

犬図鑑

ジャック・ラッセル・テリアはよく吠える?無駄吠えや噛み癖、賢い性格など特徴を紹介!

2018.09.24 2024.03.25

数々の映画やドラマに登場したことで有名になったジャック・ラッセル・テリア。日本でも愛好家がたくさんいるほど人気の犬種ですが、少々癖の強い部分があるため、犬に慣れていない飼い主さんを悩ませることもしばしば…。

飼い慣らすためには、事前に犬としての特徴をしっかり理解しておく必要があります。それでは、ジャック・ラッセル・テリアにはどういった癖があり、どのような性格をしているのでしょうか?

ジャック・ラッセル・テリアの特徴


本種はイギリス原産の犬種で、キツネ狩りを目的とするためにジャック・ラッセル牧師によって作出された犬種です。

走る馬にもついて行けるように作られているので、強靭な筋肉と物怖じしない性格の持ち主。現在もなおハンターとしての気質をジャック・ラッセル・テリアはしっかりと持っていますので、運動が足りないと家のなかでいたずらをしたり問題行動を起こしてしまうこともあります。

どんな性格?

元々、キツネの狩猟目的で飼育されていた過去を持っており、非常に攻撃的でアクティブな特徴があります。小柄な体を活かしたスピーディーな走りと、パワー溢れる力強い身のこなしは圧巻です。

運動能力が高く好奇心も旺盛なため、外で元気よく遊ぶことを好みます。外に連れ出す際には、そうしたパワフルな動きについていかなくてはならないため、飼い主さんはある程度の体力を持っていることが条件となるでしょう。
時には、好奇心があり余って、飼い主の意向に背くような行動を示すこともあるかもしれません。そのくらい自分の本能に素直で、直情径行に野性的な行動を取る犬種です。

しかし、安心してください。忠誠を誓った飼い主に対しての忠誠心は非常に高いため、しっかりと手懐けておけばきちんと言う事を聞いてくれます。他人に攻撃的な素振りを見せたり、急に走り出したりしても、しつけ次第ですぐに制御できるようになるでしょう。

種類による違い

毛質にはスムース、ブロークン、ラフの3種類のタイプがありますが、最近のスムースは長めと言われており、本来のスムースは日本には多く存在しないようです。

ブロークンは長毛と短毛が混ざっており、ラフは毛の量が多い長毛種でトリミングが欠かせません。また毛色の他にタイプでも区別されていて、ブルテリアやブルドックと交配された足の短いプティングタイプに、性格も穏やかで比較的飼いやすいオーストラリアタイプ、他にもアメリカで作出されたアメリカンタイプやオランダタイプが存在すると言われています。

毛色や見た目

一般的に多くのショップ等で販売されているのは、ホワイト&タン・トライカラー・ホワイト&ブラックになりますが、希少な毛色では全身綺麗なホワイトやホワイト&ブラック、極々稀に全身茶色の個体も存在しています。

また片目のみに色が入るアイパンチや、目と目の間に白い部分が入るフレーズが存在するおしゃれな犬種なんです。このフレーズは、成長とともに狭くなる傾向にありますので、こういった点にも注目してお気に入りのジャックラッセルテリアを探してみてもいいかもしれませんね。

しつけの方法

よく吠えるって本当?

ジャック・ラッセル・テリアはよく吠える犬としても知られており、いわゆる「無駄吠え」が多い犬種と言われています。キツネの狩猟用に飼われていた頃の本能が働いて、獲物を捕らえた事を知らせるために吠える癖が、今でも抜けていないそうです。

つまり、決して何かに攻撃的になっているわけではなく、悪気があっての事ではないので優しく指導してあげてくださいね。むしろ、飼い主に向けて「獲物を発見した」と興奮して知らせているようなイメージです。

そして、こうした「無駄吠え」はしつけによって直すことができます。吠える直前に「待て」のサインを出すことによって、犬に吠えてはいけないことを教えてあげましょう。しかしながら、長年染みついている本能的な癖なので、一朝一夕で直るものではありません。長い時間をかけて、少しずつ吠える癖を直して行きましょう。犬の性格を理解した上で、根気を持ってしつけを行うことが大切です。

噛み癖に注意しよう!

ジャック・ラッセル・テリアは吠えるだけでなく、人や物を噛む癖のある厄介な特徴を持っています。無駄吠えと同じく、やはりこちらも狩猟犬時代の本能的な癖であると言われています。部屋にあるモノや外にいる動物や虫など、あらゆるものに興味を示して、野性的なまま育てるとそのまま噛みついてしまうかもしれません。

もし噛むようなことがあったら、いけない事だと分からせるために叱ってあげてください。自分が主人であることを覚えさせることができず、噛み癖が直らないようでは大きくなった時に手が付けられなくなる恐れがあります。飼い始めのころから厳しいしつけを行って、言う事を聞いた際にはご飯を与えるなど飴とムチを使い分けるのがポイントです。

ただ、やんちゃな時期はどうしても噛みたい衝動が抑えられない事もあります。そんな時には代わりのおもちゃを与えるなどして対策してください。そうした中で少しずつ教育を施しながら、噛まないことを覚えさせて行きましょう。

知能が高く、賢い一面も

厄介な癖が目立ちますが、一方で他の犬と比べて頭が良いという嬉しい特徴も持っています。向こう見ずで野蛮な行動を見せる事があるものの、分け隔てなく襲ったり噛んだりするわけではありません。やはり狩猟犬として鍛えられた賢さを持っているため、物事の判断力はある程度磨かれています。

知能指数も高く、飼い主の指導次第でたくさんのことを覚えてくれます。先ほども言ったように飼い主への忠誠心はとても高いので、お互いに信頼を寄せあう絆が結ばれていれば、しつけにも従順になるでしょう。

しかし、飼い主への信頼がない状態であれば当然、この賢さは悪い方に働く可能性もあります。賢い性格を良い方に働かせるためには、何よりも信頼できるご主人として、毅然とした態度で接することが大切です。賢い犬なので、気弱で何のしつけも行わないようなご主人だと、呆れられてしまうかもしれませんよ!

野蛮だけど忠誠心は非常に高い!

ジャック・ラッセル・テリアは、小柄な見た目からは想像もつかないほど野蛮な一面を見せる事がある犬種です。飼育に慣れていない初心者の方は、特に注意して飼わなくてはなりません。

そんな飼育の難易度が高いワンちゃんですが、信頼する人への忠誠心は非常に高いという特徴があります。犬と深い絆で結びつき、家族のように接したいと言う方には特に向いていると言えるでしょう。

普通のワンちゃんでは物足りない!徹底したしつけを行って賢い犬を手懐けてみたい!そんな方にぴったりな犬種です。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
飼い主さまと大切なペットを末永くサポートさせて頂きます。
日々ワンちゃんネコちゃんに対する知識レベル向上に励み、みなさまに
お役立ち情報をお届けします。

会社概要を見る

その他の記事

ジャック・ラッセル・テリアにトリミングは必要?お手入れやカット方法を解説!
ジャック・ラッセル・テリアの毛色や毛質は?毛の知識とお手入れ方法を紹介!
ジャックラッセルテリアを飼うなら室内?屋外?寒さ対策など飼うポイントを紹介!
ジャックラッセルテリアの子犬を探す