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犬図鑑

ティーカッププードルの毛色の種類やお手入れ方法を紹介します

2019.06.09 2024.03.21

毛色の種類

純粋犬種の犬籍登録や血統書の発行を行っているJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)によると、プードルの毛色はきれいな一色毛が理想とされています。現在はカラーバリエーションが豊富ですが、もともとプードルの原種はホワイト・ブラック・ブラウンの3色だったと言われています。この3色以外に公認されているカラーは以下のようなものがあります。

ブルー

青みがかったブラックで、非常に希少価値の高い色です。子犬のときは真っ黒でも、成長するにしたがって色がはっきりしてきます。

グレー

生まれて間もない頃は黒い毛が多いので、ブラックと間違われることもありますが、ブルー同様成長するにしたがってグレーになっていきます。

アプリコット

ティーカッププードルの中でも人気の色であるアプリコットは赤味のある黄色で柔らかな色合いです。

クリーム

真っ白なホワイトと並ぶとクリームは黄味がかっています。

シルバー

シルバーはグレーとよく似てますが、シルバーのほうがやや白っぽく、柔らかな色合いです。

レッド

一番人気レッドはブラウンよりも赤味が強い毛色です。

被毛について

室内で飼育されるティーカッププードルですが、初めて飼育する人は抜け毛の有無が気になるのではないでしょうか。一般に、プードルは抜け毛の量が少ないと言われています。その理由は毛の生え方と毛質にあります。

犬の毛の生え方にはダブルコートとシングルコートの2種類があります。
ダブルコートは一つの毛穴から長くて硬い「オーバーコート」と短めの柔らかな「アンダーコート」の2種類の毛が生えています。丈夫なオーバーコートは皮膚を守る役割があり、アンダーコートには保温の役割があります。このアンダーコートは温かい季節には必要ないので、春ごろになるとごそっと抜け落ちます。そのため、ダブルコートの犬種は抜け毛が多いのです。

対してシングルコートは、オーバーコートのみなので抜け毛が少ない傾向にあります。もちろんオーバーコートも生え替わるので、抜け毛がまったくないわけではありません。ただ、プードルの毛質はさらさらなストレートではなく、クルクル巻いていたり、ウェーブしているので、抜けた毛が床に落ちにくく、特に抜け毛が少ないと言われるのです。

お手入れ方法

抜け毛が少ないのであればお手入れも特に必要ないのでは?と思いますが、毎日のブラッシングに加えて月に1~2回のシャンプー、定期的なカットは必須です。これらのお手入れは美しい見た目を保つだけでなく、愛犬の健康を促進する役割もあります。ブラッシングには皮膚の通気性をよくする効果や血行促進効果があり、シャンプーは皮膚の汚れを除去し、皮膚病やニオイを防ぐ効果が期待できます。
ただ、正しいやり方でやらないと、逆効果になってしまうこともあるので、注意が必要です。

ブラッシングのやり方

ティーカッププードルをブラッシングするときは、スリッカーブラシと呼ばれる針金のようなピンがついたブラシとコームを用意します。スリッカーブラシは長毛で毛玉ができやすいプードルの毛質にぴったりのブラシです。ピン先がとがっているので、力加減に注意してください。無理な力は入れず、愛犬の体と平行になるようにブラシをあてます。毛並み沿ってとかしていき、大体の毛玉やもつれが取れたら、最後にコームで全体を整えれば完了です。背中あたりは問題なくブラッシングできても、顔回りは嫌がる子が多いので、少しずつ慣らしていきましょう。

シャンプーのやり方

ティーカッププードルは体が小さいので、自宅のお風呂場でシャンプーしてあげる方も多いです。飼い主さんがシャンプーしてあげる場合は、特にお湯の温度や使用するシャンプー剤などに気をつかってあげてください。というのも、犬の皮膚は人間よりも非常に敏感です。人間がちょうど良いと思う温度でも、犬は熱いと感じています。そのため、37℃前後のややぬるいくらいの温度に設定します。お湯をかけるときはびっくりしないようにおしりのあたりからかけて、徐々に顔のほうに近づけるようにしましょう。
シャンプー剤は人間用のものではなく、必ず犬用のものを使ってください。人間用のものは刺激が強すぎて、皮膚トラブルを引き起こす恐れがあります。
犬用シャンプー剤を泡立てて、優しくマッサージしながら体の隅々まで洗ったら、泡が残らないようにすすぎます。体が冷えないように大きめのタオルで素早くタオルドライし、ドライヤーで乾燥させます。生乾きになるとニオイの原因にもなるので、低い温度で地肌までしっかり乾かしてください。

まとめ

毛色の種類が豊富なティーカッププードルは、シングルコートなので抜け毛が少ない犬種です。しかし、その毛質から毛が絡みやすいのでお手入れはしっかり行う必要があります。体が小さいぶん、シャンプーやブラッシングは比較的楽なので、コミュニケーションをとりながら、ぜひ定期的に行ってあげましょう。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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