コラム・豆知識
注目のワンちゃん、ネコちゃん
犬を飼う際の注意点
犬を飼うということは
ペットショップをのぞいてみたら、可愛い子犬がと目があって運命を感じてしまった。そんな経験はありませんか。待ってください。犬を飼うのは大変です。遅くまで寝ていたい朝も起きなければいけない。食事、散歩、排泄物の処理など日常の世話は、抜け毛など家の清掃だってひと手間かかります。そして食餌、ワクチン代、フィラリア予防の薬などかかるコストも相当なもの。犬と楽しく暮らすにはしつけが大切です。吠える、噛む、ものを齧る行為は犬にとって自然なことです。狩猟犬や牧羊犬、番犬などは、よく吠え攻撃性の高い犬が選ばれてブリーディングされてきたのです。広大な放牧地や山の中では大きな声で吠え、主人に異変を伝える犬が好まれたことでしょう。しかしペットとして市街地に暮らすには、犬のこの特性が困った問題になることが多いのです。可愛い家庭犬としてしつけるには、時間と労力と根気が必要になるのです。その覚悟はできていますか?犬を飼う前にじっくりと考えてみてくださいね。
自分に合う犬を探そう
犬は生き物です。いったん自分の犬として抱きしめた犬なら、その命が続く限りお世話し面倒を見なくてはなりません。犬の一生は飼い主さんの手にゆだねられているのですから。そして犬の寿命は今や平均で14歳以上です。十数年と生活をともにする伴侶になるわけですから、ご自分にあったパートナーを選ばないとよけいな苦労をすることになります。はじめは可愛く小さな子犬でもあっというまに大きくなるのです。無駄吠えが多ければ、集合住宅などでは近所迷惑になり関係を損ないかねません。運動はどれくらい必要でしょうか。多忙な飼い主さんなら、長時間の散歩が必要なスポーティな犬種はとても負担になります。部屋でゆっくりと落ち着いていたい人なら、快活で動き回る子よりも、ゆったりとしたマイペースの子がぴったりかもしれません。そして犬も年を取れば、介護が必要になるかもしれません。足腰の弱った大型犬を支えて、排せつなどのお世話をすることができるでしょうか?
犬とお金の話
1頭の犬の生涯コストはご存知でしょうか?犬を飼うのはすごくお金がかかります。サークル・ケージ、食器、トイレ、リード・首輪など必要な道具をそろえたり、日々かかるフード・ペットシーツ、それに定期的なワクチン、フィラリア予防の薬に治療費。他にもサプリメントやおもちゃ、洋服、トリミング費用。並べてみると、十数年生きる犬の生涯コストはかなりの金額です。そしてこの金額は大きい犬ほど高額になります。4キロの小型犬なら1日1カップのフードが40キロの大型犬には6カップ必要になります。ペットシーツも大型犬はレギュラーの倍のワイドサイズになり、病院の薬代も手術の費用も大きさに比例して高くなります。洋服やトリミング、ペットホテルの費用など、大型犬は小型犬の倍くらいになるのです。当然生涯コストは歴然の差。自分なら犬にいくらかけてあげられるでしょうか。
まとめ
犬を飼うことの大変さを並べてみましたが、生活にゆとりがなければ責任を持って犬を面倒見ることができず、お互いにストレスフルな生活になります。でもご自分の生活ペースにあった犬といっしょに暮らすなら、きっと楽しく愛情豊かな生活を送れるでしょう。あせらずゆっくりと時間をかけて自分に合った犬種を選んでくださいね。
犬の家&猫の里 編集部
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