大きな体とふわふわふとした被毛が魅力的なノルウェージャンフォレストキャットですが、健康でいるための適正体重があることをご存知ですか？この記事ではその適正体重について、成猫と子猫の平均体重や健康的な体重維持のコツについて解説していきます。

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴

まずノルウェージャンフォレストキャットとはどんな猫なのか、外見と性格について解説します。

見た目

ノルウェージャンフォレストキャットは、ノルウェーの厳しい冬を生き抜くために発達した長く豊かな被毛をしていることが特徴です。また体格も他の猫と比べるとしっかりとした体格をしています。毛色はとても豊富で、個体ごとに個性を楽しむことができます。

性格

ノルウェージャンフォレストキャットは、威厳のある見た目からは想像がつかないほどに優しく落ち着いていて、人懐っこい性格をしています。家族の一員として積極的に交流しようとしてくれ、飼い主さんや家族と過ごす時間を大切にします。

遊び好きで活発な一面もありますが、静かで穏やかな環境でもリラックスして過ごせるためペットとして飼いやすいといえるでしょう。また非常に賢くて新しいことを学ぶのが得意なため、命令を覚えるのも早いです。

ノルウェージャンフォレストキャットの平均体重

ノルウェージャンフォレストキャットは他の猫種と比べると成猫になるのが遅く、約3〜5年くらいかけて長く大きくなります。

3〜5年かけて成猫になったノルウェージャンフォレストキャットの平均体重は、オスで約4.5〜7kgくらい、メスで約3.5〜7kgとされています。

肥満度チェックの方法

ノルウェージャンフォレストキャットはふわふわとした被毛をしているので、実際に太り気味なのか痩せ気味なのかにすぐ気づきにくいです。そのため自宅でこまめに肥満度をチェックしてあげましょう。

自宅でできる触診のやり方

猫のそばにそっと近づき、優しく撫でながら体をチェックしてみましょう。

背骨や肋骨が手に感じられるかどうかがポイントです。正しい触診の仕方を覚えて、愛猫の体調管理に役立てましょう。

太り過ぎの場合

肋骨を触ってみて、肋骨が指で感じにくい場合は太り過ぎのサインかもしれません。またウエストのくびれが感じづらい場合も肥満のサインです。

太り過ぎていたら、食事の量を見直したり、運動の機会を増やしてみることがおすすめです。

痩せ過ぎの場合

逆に背骨や肋骨が明らかに指で感じやすい、ウエストが極端にくびれているという場合は痩せ過ぎの可能性があります。

痩せ過ぎが疑われる場合は、獣医さんに相談して栄養状態の改善を目指したり、その他の病気が隠れていないか健康チェックをお願いしましょう。

体重維持のコツ

健康的な適正体重を維持するためには、以下のことに気をつけましょう。

運動量を増やす

ノルウェージャンフォレストキャットはもともと森の中で活動的な生活をしていた猫です。そのため家の中で生活するとしても、たっぷりと運動することが大切になります。

飼い主さんは猫と一緒に遊ぶ時間を作ることで、猫の運動量を増やしてあげましょう。たとえば猫用のおもちゃを使って一緒に遊んだり、猫がジャンプしたり走り回ったりできるスペースをつくると良いです。

運動は体重を健康的に保つだけでなく、ストレス解消にもつながります。毎日少しずつでも、猫が楽しく体を動かせる時間を作ってあげましょう。

食事を小分けにする

ノルウェージャンフォレストキャットの体重管理には、食事の管理が非常に重要です。

一日に必要な食事量を一度に与えるのではなく、何回かに分けて少量ずつ与えることで過食を防いで適切な体重を保つことにつながります。

獣医さんに相談しながら猫の年齢や活動レベルに合わせた適切な食事量を見極め、それを基に食事を分けてあげましょう。

また食事の時間を一定にすることで、猫の体内時計を整え、健康的な生活リズムをサポートすることもできます。健康を維持するためにも、食事の管理には特に注意を払いましょう。

まとめ

ノルウェージャンフォレストキャットは、厳しい冬に適応できる豊かな被毛とがっしりとした体格が特徴の猫です。

優しく人懐っこい性格で家族との交流を大切にし、遊び好きですが落ち着いている時間も楽しめます。成猫の平均体重はオスが約4.5〜7kgくらい、メスが約3.5〜7kgくらいと言われていて、他の猫種と比較すると大きめです。体重管理には運動を増やし、食事を小分けにしてあげることが大切です。また自宅でもこまめに体型の状態を確認することで、愛猫の健康をサポートしてあげましょう。