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スコティッシュストレートって立ち耳なの?立ち耳になった歴史や性格、飼うときのポイントやかかりやすい病気について解説

2024.08.30 2024.08.30

スコティッシュフォールドといえば折れ耳が特徴ですが、立ち耳をしているスコティッシュストレートという猫種がいることをご存知ですか?この記事ではスコティッシュストレートの歴史や性格、飼うときのポイント、かかりやすい病気について解説します。

そもそも立ち耳って?

立ち耳は、耳がしっかりと立ち上がっている猫の耳の形を指します。一般的に耳の軟骨がしっかりしていて、耳が頭部に対して垂直に立っているのが特徴です。立ち耳の猫は、耳が自立していて、耳の内側が見えるようになっています。

スコティッシュストレートの歴史

スコティッシュストレートは、スコットランド原産でもともとはスコティッシュフォールドと同じ猫種です。ある時、突然変異により耳が折れた猫が誕生し、その特徴が受け継がれることが確認されました。この折れ耳の猫は計画的に繁殖され「スコティッシュフォールド」として広く知られるようになりましたが、一方で、同じ血統から耳が立った猫も誕生しました。この立ち耳の猫が「スコティッシュストレート」として近年品種登録されたのです。

スコティッシュストレートの性格

スコティッシュストレートはどんな性格をした猫なのか説明します。

穏やかで優しい性格

スコティッシュストレートは、穏やかで優しい性格をした猫です。基本的にはおおらかで落ち着いた性格をしており、家族と過ごすことを好み、しっかりとした絆を築くことで、安心感を得ることができます。特に子供や他のペットともよく馴染むので、家庭向きな猫と言えるでしょう。

社交的で遊び好き

社交的で遊び好きな一面もあります。スコティッシュストレートは家族と遊ぶことが好きで、積極的に関わろうとします。おもちゃで遊ぶことも大好きで、活発に動き回るのも得意です。他の猫やペットとも仲良くできるため、多頭飼いにも向いていると言えるでしょう。

スコティッシュストレートを飼うときのポイント

スコティッシュストレートを飼うときには以下のことに気をつけましょう。

食事の管理

スコティッシュストレートをはじめとした猫を飼うときに大切なことは、バランスの取れた食事を与えることです。高品質なキャットフードを選び、年齢や体調に応じた適切な量を与えるようにしましょう。また肥満を防ぐためにも、適切なカロリー管理が必要です。

定期的な健康チェック

健康維持のためには定期的な健康チェックが欠かせません。獣医さんによる定期検診や予防接種を受け、健康状態を維持するようにしましょう。気になる症状が現れた場合は、すぐに獣医さんに相談できるようにしておくことが大切です。

快適な環境を整える

自宅を愛猫にとって快適な環境に整えることが大切です。清潔で安全な場所を確保し、爪研ぎやキャットタワーなど、猫が楽しめるアイテムを用意すると良いでしょう。またストレスを軽減するために、静かにひとりで安心して休める場所をつくることも大切です。

スコティッシュストレートがかかりやすい病気

スコティッシュストレートが注意すべき主な病気について解説します。

骨軟骨異形成

骨軟骨異形成は、骨や関節に影響を与える遺伝性の病気です。症状には関節の痛みや運動障害が含まれます。高いところに登らなくなったり、毛づくろいをしなくなるなどの症状が見られます。

スコティッシュストレートもスコティッシュフォールドも、遺伝的に発症率が高いと言われていますので、少しでも異変に気づいた場合はすぐに獣医さんに相談しましょう。

多発性嚢胞腎

多発性嚢胞腎は、腎臓にのう胞と言われる内部に水がたまった袋が多数形成されてしまうことで、腎臓の組織が圧迫されてしまい、腎不全を起こす病気です。進行すると腎機能が低下し、健康に影響を及ぼすことがあります。初期症状はないことが多く、進行してくると水をたくさん飲んだり、おしっこの量が増えたり、食欲不振になったりするなどの症状が見られます。

スコティッシュフォールドと比べて耳の病気にはなりづらい

スコティッシュストレートは、スコティッシュフォールドよりも耳の病気にかかりにくいと言われています。スコティッシュフォールドの折れ耳の形状は、耳の健康状態に悪影響を与えることがあるのです。

一方でスコティッシュストレートは立ち耳のため、耳の健康が保たれやすいとされています。しかしどちらの猫種も、耳のケアは大切ですので、日常的なチェックを怠らないようにしましょう。

まとめ

スコティッシュストレートは耳がしっかりと立っている立ち耳の猫です。スコティッシュストレートはスコティッシュフォールドの折れ耳とは異なり、健康的な耳の形状を持っています。歴史的にはスコティッシュフォールドから派生した猫種で、立ち耳が遺伝的に現れた結果、別の品種として認識されています。性格は穏やかで社交的、飼う際は食事管理や定期的な健康チェックが重要です。耳はスコティッシュフォールドと比較すると病気になりづらいですが、骨軟骨異形成や多発性嚢胞腎といった病気には注意が必要ですので、健康管理はしっかりとおこなうようにしましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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