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猫図鑑

ブリティッシュショートヘアの平均寿命とかかりやすい病気について

2020.08.30 2024.03.27

美しいブリティッシュブルーの被毛とずんぐりむっくりの体型が可愛いブリティッシュショートヘア。「不思議の国のアリス」に登場する「チェシャ猫」のモデルになった猫だと言われています。

ブリティッシュショートヘアをお迎えしようと思ったときに気になるのが、平均寿命とかかりやすい病気についてですよね。

ブリティッシュショートヘアの特徴やかかりやすい病気を把握しておくことは、少しでも長生きをしてもらうために大切なことです。

今回は、ブリティッシュショートヘアの平均寿命とかかりやすい病気についてから、長生きの秘訣までをまとめています。

ブリティッシュショートヘアを飼ってみたい人、すでに飼っている人は、是非参考にしてみてくださいね。

ブリティッシュショートヘアの平均寿命

ブリティッシュショートヘアの平均寿命は、14~17歳くらいと言われています。猫全体の平均寿命が14~15歳くらいと言われていますので、比較的長生きができる猫種だと言えますね。

ブリティッシュショートヘアの年齢を人間に換算すると何歳になるのでしょうか?表にまとめてみました。

ブリティッシュショートヘアと人間の年齢換算表

猫の年齢

人間の年齢

1ヶ月

1歳

2ヶ月

3歳

3ヶ月

5歳

6ヶ月

9歳

9ヶ月

13歳

1歳

18歳

1歳半

20歳

2歳

24歳

3歳

28歳

4歳

32歳

5歳

36歳

6歳

40歳

7歳

44歳

8歳

48歳

9歳

52歳

10歳

56歳

15歳

76歳

18歳

88歳

20歳

96歳

ブリティッシュショートヘアは、人間の何倍ものスピードで歳を取ります。

ブリティッシュショートヘアが生まれてから1年半で、人間の20歳程度に相応すると言われています。

長く健やかでいてもらうために、年に1回の健康診断は欠かさないようにしましょう。

ブリティッシュショートヘアが気を付けたい病気

ブリティッシュショートヘアが気を付けたい病気は、どのようなものがあるのでしょうか?

かかりやすい病気についてよく理解しておくことで病気を予防したり、いざという時に素早く対応することができます。では見ていきましょう。

肥大型心筋症

心臓が分厚くなって、心臓の機能が低下する病気です

症状は初期は無症状、わずかな心雑音などで重症化すると、元気がなくなる、食欲がなくなる、呼吸困難や血栓症、舌が青紫になる、後ろ足の麻痺などが起こります。このような症状が出た場合は緊急事態ですので直ちに受診しましょう。

遺伝的な病気ですので予防法は現在のところありません。心雑音や症状がある場合は早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。

尿石症

体内のミネラル成分が集まって、尿道や腎臓に結晶や結石をつくる病気です。細菌感染、体質、ミネラルの多い食べ物、水分不足、ストレスなどが原因となります。

頻尿、血尿、尿が出なくなる、排尿時に痛がるなどの症状が見られます。

治療法は、薬で石を溶かしたり手術で石を摘出します。

糖尿病

血液中の糖分を吸収する働きをしているインスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖が増えてしまう病気です。

症状としては、沢山水を飲み大量のおしっこをする、嘔吐、痩せてくる。元気がなくなりぐったりしている。などがあります。

糖尿病は遺伝やストレスも関係していると言いますが、肥満の猫は糖尿病にかかるリスクが非常に高くなりますので、日頃から体重管理には十分気を付けましょう。

ブリティッシュショートヘアの長生きの秘訣

ブリティッシュショートヘアを家族として迎えたら、いつまでも健康で長生きをしてもらいたいと思うものです。

ブリティッシュショートヘアの寿命を延ばすためにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?見てみましょう。

肥満にならないように気を付ける

ブリティッシュショートヘアが肥満になってしまうと、糖尿病など様々な病気にかかるリスクが高くなります。日頃の食事管理をしっかりとして十分注意しましょう。

フードは決まった時間に適正な量を与え、欲しがるままに与えないようにしましょう。人間の食べ物は、猫には塩分・カロリーが高すぎるので与えないのが賢明です。

また、運動不足にならないように、猫じゃらし・ボールなど数種類のおもちゃを準備して、こまめに遊んであげるようにしましょう。キャットタワーを設置するのもおすすめです。

ブリティッシュショートヘアが水を沢山飲める環境を作る

ブリティッシュショートヘアがかかりやすい尿石症をはじめとする様々な病気を予防するために、いつでも新鮮な水をたっぷりと飲める環境を作ってあげましょう。

水飲み場は猫が立ち寄りやすい場所に数か所設置しましょう。それぞれ容器を変えてみるのもおすすめです。

また、ドライフードよりもウェットフードの方が水分含有量が多いので、普段のフードをドライフードからウェットフードに変えるだけでも水分を多く摂取できることになります。

まとめ

ブリティッシュショートヘアは賢く穏やかな性格で、体も比較的丈夫ですので、とても飼いやすい猫種だと言えますね。

ブリティッシュショートヘアを家族としてお迎えしたら、日頃の健康管理をしっかりとして末永く楽しい日々を送ってくださいね。

あなたとブリティッシュショートヘアの毎日が健やかで幸せなものであることを、心から願っています。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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