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猫図鑑

ヒマラヤンの寿命と気をつけたい病気について

2020.12.24 2024.03.27

ペルシャとシャムの交配によって作出されたヒマラヤンですが、遺伝性疾患が多いのか気になりますよね。

今回は猫の平均寿命と共にヒマラヤンのしやすい病気や長生きの秘訣をを紹介していきます。

ヒマラヤンの平均寿命

ヒマラヤンの平均寿命は12~15歳ほどと言われています。
猫全体の平均寿命は14~15年ほどなので、ヒマラヤンの寿命は平均的ですね。

シニア期に入ると病気にかかりやすくなりますので、長生きしてもらうために飼い主さんは日頃から猫の健康状態を気にかけてあげてくださいね。

猫と人間の年齢換算表

猫の年齢

人に例えた年齢

1ヶ月

4歳

2ヶ月

8歳

3ヶ月

10歳

6ヶ月

14歳

9ヶ月

16歳

1歳

18歳

2歳

24歳

3歳

28歳

4歳

32歳

5歳

36歳

6歳

40歳

7歳

44歳

8歳

48歳

9歳

52歳

10歳

56歳

11歳

60歳

12歳

64歳

13歳

68歳

14歳

72歳

15歳

76歳

16歳

80歳

17歳

84歳

18歳

88歳

19歳

92歳

20歳

96歳

気を付けたい病気

ヒマラヤンは遺伝疾患の多いペルシャの血をひいているものの、命に関わるような大きな病気はそこまで多くない傾向にあります。

多発性のう胞腎

ヒマラヤンは遺伝的に多発性のう胞腎(たはつせいのうほうじん)になりやすい猫種です。特に、シニア期に入るとかかりやすくなるため注意が必要です。

多発性のう胞腎とは、腎臓に「のう胞」という水が溜まった袋ができる病気です。のう胞ができると腎臓の機能が低下し、酷い場合には慢性腎不全を引き起こします。

多飲多尿や体重の低下、脱水症状、嘔吐、便秘などの症状がみられますので、これらの症状が出たらすぐに動物病院を受診しましょう。

尿路結石

尿路結石とは、尿路内に石が形成される病気です。尿石症になると、以下のような症状があらわれます。

  • トイレに行く回数が増える
  • 尿が少ししか出ない
  • 排尿時に痛がる
  • 血尿がでる
  • トイレ以外の場所で排尿する
  • 尿が濁っている

特にオスの猫は尿路結石になりやすいと言われていますので、十分に注意しましょう。尿石が原因で尿路閉鎖になると命を落とす危険もあります。

短頭種気道症候群

短頭種気道症候群(たんとうしゅきどうしょうこうぐん)とは、鼻や喉頭などが異常に狭い状態になることで発症する病気です。

ヒマラヤンやペルシャ、エキゾチックショートヘアなど短頭種の猫は他の猫種に比べて鼻の穴が小さかったり、喉が狭いため、呼吸をするときに気道に圧力がかかりやすくなっています。

そのため、ヒマラヤンは遺伝的に短頭種気道症候群になりやすいです。

呼吸に異常がある場合には、短頭種気道症候群を疑って早めに治療する必要があります。

流涙症

流涙症とは常に涙が溢れ出してしまう病気です。

鼻が短いと涙管が短めなため、涙が出やすくなってしまいます。ヒマラヤンはペルシャの血を引いて鼻が短いので、流涙症が起きやすい傾向にあります。

涙で目の周りが濡れると茶色く汚れたり、雑菌で目ヤニが増えたりしてしまいます。放置すると目の病気になる可能性がありますので、こまめに拭いてあげたり動物病院に連れていくようにしましょう。

長生きの秘訣

肥満に注意

ヒマラヤンは大人しい性格をしていて活発に体を動かすことが少ないため、太りやすい傾向にあります。肥満は病気の原因になりますので、太ってきたと感じたら食事量を調整したり、一緒に遊んで運動させたりする必要があります。

ヒマラヤンは筋肉質な体をしていますので、キャットフードはタンパク質が豊富に含まれているものを選びましょう。今はダイエット用のフードも多く販売されていますので、そちらを与えるのもオススメです。

ストレスを与えない

ヒマラヤンはのんびり過ごすことが多く、やや神経質な一面もあるため、他の猫がいたり騒がしかったりするとストレスを抱えることがあります。

肥満と同様にストレスも様々な病気を引き起こしますので、ヒマラヤンが落ち着いて過ごせるスペースを用意してあげましょう。

また、寂しさを感じるとストレスになりますので、ヒマラヤンの様子を見ながらスキンシップをとってあげてくださいね。

室温に気をつける

ヒマラヤンは毛が長くて暑さに弱い猫種のため、室温に注意してください。特に夏は熱中症になりやすいので、クーラーをかけたり直射日光を避けたりして、涼しい環境を整えてあげることが大切です。

定期的な健康診断

愛猫に長生きしてもらうには、病気の早期発見、早期治療が何よりも重要です。

重い病気でも初期段階で治療できれば長生きしてもらえる可能性が高くなりますので、ヒマラヤンに何か異変を感じたらすぐに動物病院へ連れていきましょう。

また、無症状で進行する病気もありますので、飼い主さんは定期的に健康診断を受けさせてヒマラヤンの健康状態をチェックしてくださいね。

まとめ

ヒマラヤンはペルシャのような遺伝性疾患は少ないですが、一般的な猫がかかりやすい病気には注意しなければなりません。

日頃からヒマラヤンを動物病院で診てもらい、健康に気を遣ってあげてくださいね。

飼い主さんがしっかりとケアしてあげれば、愛らしいヒマラヤンと一緒に過ごせる時間がより長くなりますよ。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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