ミヌエットの平均寿命とかかりやすい病気について
販売中のミヌエット
マンチカンのように足が短くて好奇心旺盛、ペルシャのようにフワフワな毛と人懐っこい性格のミヌエットは、外見も性格も愛らしいですよね。
そんなミヌエットを家族として迎えたいと考える方も多いですが、比較的新しい猫種のため平均寿命や、かかりやすい病気も気になります。
今回はミヌエットの平均寿命とかかりやすい病気、そして長生きの秘訣もご紹介していきます。
ミヌエットの平均寿命
ミヌエットの平均寿命は12~14歳ほどと言われています。猫全体の平均寿命は14~15年ほどなので、それと比較するとミヌエットの平均寿命はやや短めとなっています。
十数年と聞くと寿命が短いと感じるかもしれませんが、猫の12歳は人間でいうと64歳、14歳は72歳になります。
猫全体の年齢を人間に換算すると、下記のようになります。
猫と人間の年齢換算表
猫の年齢 | 人に例えた年齢 |
---|---|
1ヶ月 | 4歳 |
2ヶ月 | 8歳 |
3ヶ月 | 10歳 |
6ヶ月 | 14歳 |
9ヶ月 | 16歳 |
1歳 | 18歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
気を付けたい病気
ペルシャ系ほどではありませんが、ミヌエットにも遺伝的にかかりやすい病気があります。
以下ではミヌエットの気を付けたい病気についてご紹介します。
流涙症(りゅうるいしょう)
流涙症とは、目から涙がたくさん溢れ出てしまう病気で、「涙やけ」とも言われます。
流涙症はペルシャ系に多いことから、ペルシャ系の猫種を交配させて誕生したミヌエットも流涙症になりやすいとされています。
命にかかわる病気ではありませんが、流涙症になると猫が目を触って皮膚に炎症が起きたり、角膜を傷つけてしまったりすることもあるため注意が必要です。
猫用の目薬などで症状を緩和できますので、ミヌエットがいつも涙を流している場合には動物病院で診てもらいましょう。
肥大型心筋症
ミヌエットは遺伝的に肥大型心筋症を発症しやすい猫種です。
肥大型心筋症とは、心臓を動かすための筋肉が太くなる病気です。心筋が分厚くなると体への負担が大きくなり、すぐ疲れるようになったり、ぐったりしたりします。
症状が悪化すると命にかかわる危険性がありますから、早期発見・早期治療が重要となります。
のう胞腎
のう胞腎とは、腎臓に「のう胞」と呼ばれる水が溜まった袋がたくさんできてしまう病気です。のう胞ができると腎臓の機能が低下していき、多飲多尿や嘔吐、体重の減少、貧血などの症状が現れます。
早期治療すればのう胞腎の症状進行を遅らせることができますので、ミヌエットに異変がみられたらすぐに動物病院を受診してください。
長生きの秘訣
肥満に気を付ける
ミヌエットに限らず、猫は肥満になると脂肪肝や心筋症、糖尿病など様々な病気にかかるリスクが上がってしまいます。
また、ミヌエットのような足の短い猫種は肥満になると足腰に負担がかかってしまいます。
ミヌエットの平均体重は2~4kgほどとなっていますので、定期的に体重を測って肥満になっていないかチェックしてあげてください。
ミヌエットは太りやすい体質をしていますので、エサの量に気をつけたり、しっかり運動させてあげたりしてくださいね。
運動を欠かさない
運動不足は肥満やストレスの原因となりますので、ミヌエットを飼う際には運動できる環境を整えてあげることが大切です。
前述した通り肥満は様々な病気の原因になりますし、ストレスが溜まると病気にかかりやすくなるほか、ミヌエットが攻撃的になったり元気がなくなったりします。
ただ、運動のためにミヌエットを外に出してしまうと交通事故にあったり、病気になるリスクがあがったりしますので、室内飼いを徹底するようにしてください。
ミヌエットが室内でもたっぷり運動できるよう、猫用のおもちゃで一緒に遊んであげたり、キャットタワーを設置したりしましょう。
定期的に動物病院を受診する
ミヌエットの寿命を少しでも長くするためには、病気の早期発見と治療が第一です。
猫がかかる病気は初期症状がないものもあり、飼い主さんがいくら注意深く観察していても、病気にかかっていることを見抜くのは困難なこともあります。
そのため、定期的に動物病院を受診してミヌエットの健康状態をチェックすることが必要となります。病気にかかっていなければ飼い主さんも安心できますし、ミヌエットの健康状態も確認できるため飼育環境の改善などにも役立ちます。
できれば、1年に1回は動物病院を受診するようにしてくださいね。
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まとめ
ミヌエットは遺伝性の病気が多いペルシャ系の猫が交配されて誕生した猫種ですが、ペルシャ系よりも遺伝性の病気は少ない傾向にあります。
比較的新しい猫種のため病気に関して心配する方もいらっしゃるかと思いますが、他の猫種と同じように飼い主さんがきちんと猫の健康に気を遣ってあげれば平均寿命以上に長生きしてくれることでしょう。
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