ミヌエットとマンチカンの違いはどこ?それぞれの特徴を紹介!
販売中のミヌエット
ミヌエットとマンチカンは、どちらも短い足と、キュートな丸顔が印象的な猫種です。
気品溢れて甘えん坊の「ミヌエット」、体型の割にジャンプ力に優れた「マンチカン」、どちらも魅力的ですね。
今回は、そんなミヌエットとマンチカンの特徴や性格、歴史や気をつけたい病気についてご紹介します。
ミヌエットの特徴
ミヌエットは、猫の王様といわれるペルシャ系の猫(ペルシャ、チンチラペルシャ、ヒマラヤン、エキゾチックショートヘア)と、足が短いことで知られるマンチカンをかけ合わせた猫種です。
1990年代に誕生した新しい猫種で、日本ではまだ珍しい猫です。
「ミヌエット」という名前になったのも2015年とまだ歴史が新しいのも特徴の一つです。
マンチカンの特徴
マンチカンという名前は、英語の「マンチキン」に由来しています。
マンチキンというのは、“子ども”や、“小さい”という意味がある言葉です。
また、人間の手によって掛け合わされた種類ではなく、突然変異的に発生した猫種です。
猫種の中でも人気が高いマンチカンは、短い足とまんまるな顔が愛らしいが特徴です。
足は短いものの、ジャンプ力に優れていて、低い姿勢で元気に駆け回る姿は、「猫のスポーツカー」と呼ばれます。
短毛のイメージが強いですが、長毛もいます。
見た目の違い
そんなミヌエットとマンチカンの見た目の違いについて紹介していきます。
ミヌエット
ミヌエットはダックスフンドやマンチカンのような短い足が特徴です。
体型はマンチカンのようにがっしりとしていて、毛はペルシャのように柔らかくふわふわとしています。
丸い顔に小さめの耳がちょこんと離れ気味についていて、耳の先端は少し丸みがあります。
目は大きくて丸く、毛色や模様は多種多様です。
毛の長さは短毛だけでなく、長毛の場合もあります。
マンチカンに足が長い子がいるのと同じく、長足のミヌエットも珍しくありません。
マンチカン
マンチカンの特徴といえば、やはり短い足が真っ先に挙げられます。
短足なので、素早い歩き方がとてもかわいいということから人気になっています。
足は短くても筋肉が発達しているので、ジャンプ力は他の猫と比べても見劣りしません。
短い足で小回りを使って走る姿は、とても愛らしく見えるでしょう。
毛色や柄は、クリーム色や白、黒や茶色などもあれば、1色だけではなく複数の色の毛を持つ猫が多いのも特徴です。
性格の違い
猫種によっても変わってくるのが性格です。
ミヌエットとマンチカンの性格の特徴や違いをここでは紹介していきます。
ミヌエット
ペルシャとマンチカン双方の性格を受け継いだ個性的な猫といわれています。
ペルシャのように甘えん坊で、かつマンチカンのように好奇心が旺盛で活動的なのが特徴です。
人懐っこい性格で警戒心を見せることはあまりみせません。
時折、飼い主さんのひざの上に乗ることもあり、家族に打ち解けやすい性格の持ち主です。
しかし、マイペースな面も持っており、ツンデレなところも魅力の一つでしょう。
マンチカン
比較的協調性の持てる子が多いので、他の猫や、別の動物と一緒でも問題なく飼育できるでしょう。
また、好奇心が旺盛で子猫のときだけでなく、大人になっても好奇心が衰えず、おもちゃなどにも興味を示して元気に走り回ることが多いでしょう。
やはりマンチカンが人気な理由にも挙げられるのが、人間に慣れやすいという点です。
猫は警戒心が強いので、小さなうちから一緒にいるご家族にはなついても、知らない人がくると逃げてしまうことがあります。
それに対してマンチカンは初めて会う人にもなつくことが多いのが特徴です。
飼い方の違い
猫の飼い方でもその猫種によって変わってきます。
ミヌエットとマンチカンではどのような飼い方の違いが見られるのでしょうか?
ミヌエット
大人になると落ち着いて過ごすことが多くなりますが、子猫のうちは元気に活発に動きます。
足が短くても、ほかの猫と比べて運動能力が劣ることはありません。
しっかり運動できる環境を整えましょう。
上下運動ができるキャットタワーを置くのも良いでしょう。
室温にも気を配り、猫が快適な温度で過ごせるようにしてください。
夏はエアコンを使うだけでなく、カーテンやすだれを使って強い日差しが入らないようにします。
また、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させたりして暑さ対策には注意をしましょう。
長毛の場合は特に熱中症にかかりやすいので室温・常にきれいな飲水・涼める場所などを作ってあげましょう。
冬はエアコンの温度は、人間が上着を一枚羽織る程度の温度設定(23~27℃程度)にしておきましょう。
マンチカン
社交的な性格なので、マンチカンとはコミュニケーションを大切にしてあげましょう。
しかし、活発なだけにイタズラが心配な面もあります。
留守番させる際には、危険と思われるものは片付け、倒れると壊れる陶器やガラス製品などは置き場所を工夫して出かけましょう。
猫は基本的に薄明薄暮性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝ることのできるスペースを用意してあげましょう。
マンチカンは活動的ゆえに、留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。
また、床や階段などはクッションフロアを使用し、ケガのリスクを極力減らしてあげましょう。
寿命や気を付けたい病気の違い
掛け合わせをしている猫の寿命や病気は気になるものです。
ミヌエットとマンチカンでは、どんな病気にかかりやすいのでしょうか。
また、寿命はどのくらいなのでしょう。
ミヌエット
猫全体の平均寿命は14.2歳といわれています。
ミヌエットの寿命に関するデータは少なく、品種単独の寿命ははっきりしていませんが、もって生まれた資質や環境などによって変わってくるものです。明確なのは、親の寿命です。
交配された親猫の寿命を一つの目安とするのもいいでしょう。
流涙(りゅうるい)症
目の病気や、目と鼻をつなぐ鼻涙管が詰まったり狭くなったりすることが原因で、いつも涙が流れている状態になります。
ペルシャ系の鼻が短い猫がかかりやすい病気です。命に関わることはありませんが、目のまわりがいつも濡れていることで皮膚が炎症を起こすこともあります。
気づいたら動物病院を受診しましょう
マンチカン
マンチカンの平均寿命は11.2歳です。
猫全体の平均寿命は15歳といわれているので、猫全体の平均寿命と比べると短命であるといえます。
ただし、平均寿命だけみると短めですが、個体によっては15歳でも元気なマンチカンもいます。
椎間板ヘルニア
短い足が体重を支え切れなくなって、骨と骨との間にありクッションの役割を果たす椎間板が飛び出して末梢神経を圧迫する病気です。
普段から体重の増加や運動不足にならないように管理してあげましょう。
また、歩き方の異常などを発見した場合はすみやかに専門医に診てもらうようにしましょう。
毛球症
胃や腸など消化器官内に毛づくろいで溜まった毛玉ができ、詰まってしまう病気です。
体内に取り込まれた体毛は消化されないので、通常は便に混じってそのまま排出されるか、吐き出しますが、うまく排出できず体内で塊になると、その塊が体内で大きくなってしまい、開腹手術をしなくてはいけなくなることもあります。
ミヌエットとマンチカンの共通点は?
ミヌエットは、ペルシャとマンチカン双方の性格を受け継いだ猫といわれています。
マンチカンの個性も持ち合わせているということですね。
しかし、マンチカンのような活発なところよりも、少しおとなしく優雅な一面が見えるのがミヌエットですね。
マンチカンも長毛種になれば、毛球症などの病気も考えられるので、ミヌエット同様しっかりブラッシングをしてあげる必要があるでしょう。
まとめ
ミヌエットとマンチカンの性格や特徴・飼い方の違いやコツについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
どちらも短い足という特徴ゆえに体に負担がかかることもあるので日頃から体調をしっかりチェックし、環境を整えてあげましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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