スポット模様のクールな見た目に甘えん坊な性格をしたオシキャット。そのギャップに魅了される人は多く、世界中で人気がある猫種となっています。

野生的な見た目をしたオシキャットですが、かかりやすい病気はあるのでしょうか？また、平均寿命も気になるところですよね。

今回はオシキャットの平均寿命とかかりやすい病気、長生きの秘訣をご紹介します。

オシキャットの平均寿命

オシキャットの平均寿命は12～15歳ほどと言われています。猫全体の平均寿命は14～15年ほどなので、オシキャットは猫全体でみても平均的な寿命と言えますね。

猫の12～15歳を人間の年齢に例えると、下記のように64歳～76歳にあたります。

人間年齢に例えることで、猫の体調により気を遣ってあげられるかと思います。

【猫と人間の年齢換算表】

猫の年齢	人に例えた年齢
1ヶ月	4歳
2ヶ月	8歳
3ヶ月	10歳
6ヶ月	14歳
9ヶ月	16歳
1歳	18歳
2歳	24歳
3歳	28歳
4歳	32歳
5歳	36歳
6歳	40歳
7歳	44歳
8歳	48歳
9歳	52歳
10歳	56歳
11歳	60歳
12歳	64歳
13歳	68歳
14歳	72歳
15歳	76歳
16歳	80歳
17歳	84歳
18歳	88歳
19歳	92歳
20歳	96歳

気を付けたい病気

歯肉炎

歯肉炎は歯肉が炎症を起こす病気で、猫の口の病気で最も多くみられます。

歯肉炎になると歯肉が赤く腫れ、痛みが生じるため食欲不振などに陥ることがあります。軽くみられがちな病気ですが、症状が悪化すると炎症を起こした部分から細菌が心臓などにも広がり、命にかかわることもある怖い病気です。

歯肉が赤くなっていたり、口臭やよだれが普段より酷かったりしていたら歯肉炎を疑い、しっかり治療しましょう。
また、定期的に歯磨きをして歯肉炎予防することも大切です。

進行性網膜萎縮症

進行性網膜萎縮症とは、網膜が変成して薄くなってしまう病気です。

アベシニアンやペルシャが遺伝的に発症することが多いのは有名ですが、オシキャットも進行性網膜萎縮症になりやすいと言われています。

網膜は物を見るための役割を果たしますので、進行性網膜萎縮症になると徐々に目が見えなくなっていき、最終的には失明に陥ります。

初期段階での治療が重要となりますので、オシキャットが暗い場所を怖がるようになったり、よく物にぶつかったりするようなことがあれば動物病院に連れていきましょう。

尿結石（尿路結石症）

尿結石とは尿路に結石ができてしまう病気で、猫がかかりやすい病気のひとつです。

尿道に結石が詰まってしまうと尿道閉塞になって排尿できなくなり、命にかかわることもあります。

尿結石になるとトイレの頻度が増えたり、血尿が出たりします。

尿結石は療法食や抗生剤、手術などで治療が可能ですので、きちんと治療してあげてください。

長生きの秘訣

食事に気をつける

オシキャットのボディタイプは「セミフォーリン」で、がっちりとした骨格と引き締まった筋肉を持ち合わせます。

そのため、子猫の時期には体を成長させるために高タンパク、高カロリーな食事が必要となるのですが、成猫になっても同じような食事を与えていたら肥満になってしまいます。

肥満は様々な病気の原因となりますので、年齢に応じて食事の量を調節して適正体重を保つようにしましょう。

ストレスを溜めない

オシキャットは人と遊ぶのが好きで、寂しがりやすい性格をしています。人への依存心もやや高いため、飼い主さんに構ってもらえなかったり、長時間の留守番が増えたりするとストレスが溜まってしまいます。

ストレスが溜まると凶暴化したり病気になりやすくなったりしますので、なるべくオシキャットと一緒にいる時間を増やしてストレスを与えないようにしましょう。

また、室内ですと運動不足になりやすくストレスが溜まりやすいので、運動できる環境を整えてストレス発散できるようにしてあげることも大切です。

定期的に健康診断を受ける

オシキャットに長生きしてもらうには、定期的に健康診断を受けて健康管理することが最も重要です。

少なくとも年に1回は動物病院で健康診断を受け、何か異常がないか調べると良いでしょう。もちろん、健康診断以外でも猫に異変がみられたらすぐに動物病院を受診してくださいね。

まとめ

オシキャットは一般的な猫と同じくらいの寿命な猫種です。

ただ、猫がかかりやすい病気に気をつけて体調管理してあげれば、より長生きしてくれることでしょう。

これからオシキャットと一緒に暮らしたい方は、定期的に動物病院を受診するなど気を遣いながらオシキャットとの幸せな時間を過ごしてくださいね。

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