ペルシャ猫の毛色の種類と気になる抜け毛について
販売中のペルシャ
豪華で美しい長毛と、優しく穏やかな性格が魅力的なペルシャ猫。日本では飼育頭数が多くとても人気の猫種です。
ペルシャ猫を飼ってみたいと思ったら、どんな毛色の種類があるのか、抜け毛の量はどうなのかが気になりますよね。
今回はペルシャ猫の毛色の種類と気になる抜け毛についてから、抜け毛対策方法、ケア方法までをまとめてみました。是非あなたのお気に入りの毛色を見つけてみてくださいね。
ペルシャ猫の被毛の特徴
ペルシャ猫の被毛はとても分厚く密集して生えています。長毛種の中でも特に長いゴージャスな被毛で、首回りの長さは20㎝近くもあります。
柔らかく、シルクのような手触りで触り心地がとても良いです。
ペルシャ猫の毛色は種類が豊富です。「シルバー&ゴールデン」「ソリッド」「スモーク&シェーデット」「パーティーカラー」「タビー」「キャリコ&バイカラー」「ヒマラヤン」の7種類があります。
ペルシャ猫の毛色の種類
では、ペルシャ猫の豊富な毛色の種類について見ていきましょう。
ペルシャ猫の毛色1.シルバー&ゴールデン
とても人気のあるカラーで、この毛色のペルシャ猫のことを「チンチラ」と呼びます。
チンチラとは、一つの猫種だと思われがちなのですが、ペルシャ猫の毛色の一つで、毛先1/5程度が黒く色づいている毛色を指します。そしてベースカラーがゴールド(茶色)のときはゴールデン。シルバーのときはシルバーと呼ばれます。
この毛色の場合、瞳の色はエメラルドグリーンになります。
ペルシャ猫の毛色2.ソリッド
ソリッドとは、1色で他の色が混じっていない毛色のことを指し、ブラックやホワイト、ブルー、レッドなどの個体がいます。
この毛色の場合、瞳の色はカッパーと呼ばれる赤茶色っぽい色になります。
ホワイトの場合「カッパーアイ」「ブルーアイ」「オッドアイ(左右の瞳の色が違う)」の3パターンがあります。
ペルシャ猫の毛色3. スモーク&シェーデット
スモークは、毛先から1/2または3/4まで色がついていて、根本は白くなっている毛色のことを指します。シェーデットの場合は、毛先から1/2程度まで色が付いていて、根本の毛は白くなっています。
汚れが目立ちにくく、ペルシャ猫が動くと白い毛が見えて、明暗のグラデーションが美しく人気の毛色です。
この毛色の場合、瞳の色はカッパーになります。
ペルシャ猫の毛色4.パーティーカラー
ブラックとレッドの複合色の「トーティシェル」とブルーとクリームの複合色「ブルークリーム」の2種類があります。
この毛色の場合、瞳の色はカッパーになります。
ペルシャ猫の毛色5.タビー
タビーとは縞模様のことを言います。「シルバータビー」「ブラウンタビー」「ブルータビー」「レッドタビー」「クリームタビー」などがあります。
この毛色の場合、瞳の色はカッパーになります。
ペルシャ猫の毛色6.キャリコ&バイカラー
キャリコは三毛、バイカラーは2色の毛色を指します。
キャリコは、ブラック、レッド、ホワイトの組み合わせや白、ブルー、クリームの、組み合わせがあります。
バイカラーは、「ブラック&ホワイト」「ブルー&ホワイト」「レッド&ホワイト」「クリーム&ホワイト」などの組み合わせがあります。
愛らしいく明るいイメージでとても人気があります。
この毛色の場合、瞳の色はカッパーになります。
ペルシャ猫の毛色7.ヒマラヤン
ベースカラーはホワイトで、耳・口・足・尻尾にポイントカラーのブラックが入ります。ポイントカラーは、他にシール、ブルー、ライラック、チョコレート、クリームなどがあります。
チンチラ同様ヒマラヤンも一つの猫種ではなく、ペルシャ猫のカラーバリエーションの一つで、ペルシャ猫とシャム猫の交配で生まれました。
この毛色の場合、瞳の色はブルーになります。
ペルシャ猫の抜け毛が多い?
ペルシャ猫は長毛種でダブルコートタイプの被毛のため、抜け毛は多いです。
ダブルコートとは?
猫の被毛は構造上、ダブルコートとシングルコートに分けられます。
ダブルコートは、厚くて長い「オーバーコート」と柔らかくて短い「アンダーコート」で構成されています。オーバーコートは水や直射日光から皮膚を守る役割、アンダーコートは保温の役割があります。
ペルシャ猫のようにダブルコートの猫種の場合、体温調節のためアンダーコートの量を調整するときに毛が大量に抜けます。そのため抜け毛は多くなってしまいます。
ペルシャ猫の抜け毛の多い時期は?
ペルシャ猫の抜け毛の多い時期は換毛期の3月~5月頃と、9月~10月頃の2回になります。この時期は猫の毛の生え変わりの時期で、大量の毛が抜け落ちます。1日に2回はコーミングやブラッシングをして抜け毛を取り除くようにしましょう。
ペルシャ猫の抜け毛対策
ペルシャ猫の抜け毛対策として有効なのはブラッシングです。毎日ブラッシングをして、抜け毛が部屋に舞ってしまう前に取り除きましょう。
部屋は掃除機をこまめにかけ、ベッドやカーテンなどの布製品は、ガムテープやコロコロクリーナーを使って抜け毛を取りましょう。空気清浄機を設置するのもおすすめです。
ペルシャ猫のケア方法
ペルシャ猫のゴーシャスで美しい被毛を維持するためには、1日1回のブラッシングとコーミングがとても大切です。
ペルシャ猫は長毛種ですのでブラッシングを怠ると、毛がもつれたり、グルーミングのときにのみ込んだ毛がお腹に溜まって毛球症になってしまうリスクが高くなります。
胸やお腹の被毛は毛玉ができやすいので特に丁寧に。また、シャンプーをすると抜け毛をごっそり落とせるだけでなく、猫アレルギー対策にもなりますので、1ヶ月に1回程度シャンプーをするのもおすすめです。
まとめ
ペルシャ猫はとても毛色が豊富な猫種です。どの色もそれぞれ魅力的で、一つに絞るのが難しいほどですね。
性格も穏やかでおとなしく、お迎えすればきっとあなたの良いパートナーとなってくれることでしょう。
犬の家&猫の里 編集部
犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
飼い主さまと大切なペットを末永くサポートさせて頂きます。
日々ワンちゃんネコちゃんに対する知識レベル向上に励み、みなさまに
お役立ち情報をお届けします。
その他の記事