シャルトリューの平均寿命とかかりやすい病気について
販売中のシャルトリュー
フランス生まれの美しい猫、シャルトリューは「フランスの宝」「ほほえみ猫」と呼ばれることもあります。
日本ではまだそれほど知名度は高くありませんが、賢く穏やかでとても飼いやすく、初心者にもおすすめの猫種です。
今回はシャルトリューの平均寿命とかかりやすい病気についてまとめています。これからシャルトリューを飼ってみたい人は、是非参考にしてみてくださいね。
シャルトリューの平均寿命
シャルトリューの平均寿命は15歳です。猫の中でも遺伝的疾患が少なく、比較的長生きできる猫として知られています。
シャルトリューが寿命を全う出来るように、飼い主は猫とコミュニケーションを取り、日頃の健康管理をしっかりとしてあげましょう。
シャルトリューの年齢を人間に換算すると何歳になるのでしょう。表にまとめてみました。
【シャルトリューと人間の年齢換算表】
猫の年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
2週間 | 半年 |
1ヶ月 | 1歳 |
2ヶ月 | 3歳 |
3ヶ月 | 5歳 |
6ヶ月 | 9歳 |
1歳 | 17歳 |
2歳 | 23歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
シャルトリューは人間の何倍ものスピードで歳を取ります。
シャルトリューが1歳のとき人の年齢では17歳になっています。その後、だいたい毎年4歳ずつ歳を取っていきます。
長く健やかでいてもらうために、年に1回の健康診断は欠かさないようにしましょう。
シャルトリューが気を付けたい病気
シャルトリューが気を付けたい病気にはどのようなものがあるのでしょうか?かかりやすい病気の症状と予防方法などを理解しておくことで、発症のリスクを下げたり、いざという時に素早く対応出来ます。
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)
腎臓にのう胞(内部に水のたまった袋)ができて腎臓の組織を圧迫し、腎不全を引き起こす病気です。
ネコE3染色体に含まれる「PKD1」と呼ばれる遺伝子の変異で発症します。遺伝性の病気なので予防や治療が難しく、治療は投薬によって腎不全を緩和させることが中心となります。
初期は無症状ですが、進行すると水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、食欲不振、脱水や嘔吐などの症状がみられるようになります。
尿石症
体内のミネラル成分が集まって、尿道や腎臓に結晶や結石をつくる病気です。細菌感染、体質、ミネラルの多い食べ物、水分不足、ストレスなどが原因となります。
頻尿、血尿、尿が出なくなる、排尿時に痛がるなどの症状が見られます。
治療法は、薬で石を溶かしたり手術で石を摘出します。
皮膚炎
シャルトリューの毛は短いですが厚く、皮膚炎にかかりやすいです。
皮膚炎はダニやノミ、アレルギー、外傷などによって皮膚に炎症がおき、湿疹、脱毛、痒み、痛みなどの症状がおこります。
放置すると悪化するので、症状が出始めたら早めに受診しましょう。
シャルトリューの長生きの秘訣
シャルトリューを家族の一員としてお迎えしたら、いつまでも元気で少しでも長生きしてほしいというのは、飼い主の共通の願いです。
ここではシャルトリューに長生きをしてもらうためには、どのようなことに気を付ければ良いのかを見ていきましょう。
シャルトリューが水を沢山飲める環境を作る
シャルトリューを長生きさせるためには、この猫がかかりやすい病気である多発性嚢胞腎や尿石症を予防することが大切です。
これらの病気を予防するためには、水をたっぷり飲むことが必要です。
常に猫が新鮮な水を飲めるように、水飲み場は猫が立ち寄りやすい場所に2~3か所設置するようにしましょう。それぞれ容器を変えてみるのもおすすめです。
また、フードをドライフードから水分含有量の多いウェットフードに変えてみるのもおすすめです。
一般的なドライフードの水分含有量が10%前後なのに対して、ウェットフードの水分含有量は75%前後ですので、フードを変えただけでも水分を多く摂取することができます。
運動不足にならないようにする
室内飼いの猫は運動不足になりがちです。
ワーキングキャットとしても活躍していたシャルトリューは、飼い主と遊ぶのも大好きです。猫じゃらしやボールなどのおもちゃは数種類準備し、思い切り体を動かせるように遊んであげましょう。
また、キャットタワーを設置するのもおすすめです。シャルトリューは体が大きいので、キャットタワーは丈夫なものを用意しましょう。
シャルトリューは、被毛が厚いので暑さに弱く、熱中症になりやすいという特徴があります。夏場は特に、温度調節に気を付けてあげましょう。
まとめ
ブルーグレーの美しい被毛とオレンジ色の目が印象的なシャルトリューは、平均寿命も長く、比較的長生きできる猫種です。
シャルトリューが長生きするためには、飼い主が猫の性質やかかりやすい病気を理解しておくことが大切です。
また、飼い主が猫と普段からコミュニケーションを取り、細かな変化にも気づいてあげられるように気を配りましょう。
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犬の家&猫の里 編集部
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