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ノルウェージャンフォレストキャットは大きい?平均体重や平均寿命、飼う時のコツ、かかりやすい病気など基本情報を解説

2024.06.26 2024.06.26

ふわふわした長毛とピンと立った耳が特徴的なノルウェージャンフォレストキャットですが、他の猫よりも大きめのイメージもありますよね。この記事ではノルウェージャンフォレストキャットの大きさや平均寿命、性格を踏まえた飼い方、気をつけるべき病気などノルウェージャンフォレストキャットに関する基本情報を解説していきます。

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴

まずはノルウェージャンフォレストキャットがどんな猫なのか、基本的な特徴をみていきましょう。

ルーツ

ノルウェージャンフォレストキャットは、ノルウェーの厳しい自然環境で生き延びるために自然発生的に進化した長毛種の猫です。歴史は4000年前にも遡るとされていて、北欧神話にも登場します。地元で長く愛されていた猫種ですが、1930年以降ブリーダーたちによる保護育成活動が開始され、その後1980年代にアメリカで初めてノルウェージャンフォレストキャットの子猫が誕生しました。

見た目

ノルウェージャンフォレストキャットの見た目は大きくて堂々として力強い体格に、長く豊かな被毛が特徴です。特に冬にはその毛量が増します。

耳は大きくて先が尖っていて、目は大きくて丸く鋭い眼差しを持っています。

毛色はブラック系やブラウン系、ブルー系などさまざまな種類があります。

性格

ノルウェージャンフォレストキャットの性格は、その威厳のある外見とは裏腹に、非常に優しく愛情深い性格をしています。また非常に賢く、人とのコミュニケーションを楽しむことができる猫種です。

適度に活動的で遊び好きな一方で、落ち着きもあり自分の時間を静かに過ごすことも好みます。自分の名前を覚えて反応したり、飼い主さんや他の人間にも懐くことができます。

ノルウェージャンフォレストキャットは大きい?

大きめなイメージのあるノルウェージャンフォレストキャットですが、実際には他の猫種と比較してどのくらい大きいのでしょうか?以下で解説していきます。

平均体重

ノルウェージャンフォレストキャットの成猫の平均体重は、オスで約3.5〜7kg、メスで約3.5〜6kgくらいと言われており、一般的な猫の平均体重が約3~5kgくらいであることと比較すると、だいたい1.5〜2倍くらいの大きさがあるといえるでしょう。また中には10kg近くなる個体もいます。

平均体高

体高についても個体差がありますが、約40~60cmが平均体高と言われています。

似ている見た目をしたメイクイーンの平均体高が約30cmくらいであることと比較すると、やはり大きめの猫種であるといえます。

平均寿命は?

ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命は、14年前後とされています。

他の猫種全体の平均寿命も14年前後であるため、ノルウェージャンフォレストキャットは平均的な寿命だといえるでしょう。

しかし適切なケアと環境があれば、平均より長生きする可能性もあります。日頃のケアや病気の早期発見に努めて、健康で長生きできるようにサポートしてあげましょう。

飼う時のポイント

ここからはノルウェージャンフォレストキャットを飼う時に気をつけたいポイントについて解説します。

性格に合った環境づくり

ノルウェージャンフォレストキャットは大自然から生まれた猫種であることから、本能的に冒険心旺盛な性格をしています。そのため家の中でストレスを感じないように、高いところに登れるキャットタワーや猫が安心して隠れることができるスペースを用意してあげるといいでしょう。

窓辺に座って外を眺めることができる場所があるとさらに良いです。

食事の管理

ノルウェージャンフォレストキャットは大きな体を持つ猫種であることから、食事量をしっかりと確保する必要があります。

高品質なキャットフードを選び、肉を主成分としたものを与えると良いでしょう。猫それぞれのライフステージに合わせた食事量と栄養になるように、獣医さんと相談しながら、定期的な体重測定を行い食事内容を決めていきましょう。

運動量の確保

ノルウェージャンフォレストキャットは活動的な猫種なので、適切な運動量を確保することが健康維持には欠かせません。家の中での遊びだけでなく、安全が確保されていればハーネスを使った散歩も良い運動になります。

また高い場所が好きなので、家の中に複数の高い位置に遊び場を作るとよく遊んでくれます。キャットタワーや棚を安全に活用して、ジャンプや登る運動を促しましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットがかかりやすい病気

ノルウェージャンフォレストキャットが注意すべき病気について解説していきます。

熱中症

ノルウェージャンフォレストキャットは豊かな被毛のため、暑い時期には特に熱中症に注意が必要です。

この猫種は元々寒い北欧の気候に適応しているため、高温多湿の環境では体温調節が難しくなることがあります。飼い主さんは、暑い日は室内の温度管理をしっかりと行い、冷房や扇風機を適切に使って猫の涼しい環境を作ってあげましょう。

また新鮮な水をいつでも飲めるようにして、こまめに水分補給を促してあげることも大切です。

熱中症の初期症状としては、ぐったりとして活動量が減る、息が荒くなるなどがありますので、これらのサインに気づいたらすぐに涼しい場所へ移動させ、獣医さんに相談してください。

毛球症

毛球症とは猫が自分の毛を舐めることで毛が胃に溜まり、それが固まってしまう病気です。

ノルウェージャンフォレストキャットの長い被毛は、毛球症になりやすいというデメリットもあります。毎日のブラッシングで余分な毛を取り除いてあげること、特に換毛期にはさらに丁寧なケアを心がけることが大切です。

また市販されている毛球排出を助けるキャットフードや、毛球予防のためのサプリメントを利用するのも一つの方法です。毛球症を放置すると嘔吐や便秘を引き起こすことがありますので、猫の様子で気になるところがあれば、早めに獣医さんに相談しましょう。

まとめ

ノルウェージャンフォレストキャットはノルウェー原産の長毛種で、大きく力強い体格と豊かな被毛が特徴です。性格は優しく賢く、人とのコミュニケーションを楽しむことができます。成猫の平均体重はオスが約3.5〜7kgくらい、メスが約3.5〜6kgくらいで、他の猫種と比べると大きめです。長い被毛のため熱中症と毛球症に注意が必要で、日々のブラッシングや適切な温度管理、水分補給が鍵となります。活動的で冒険心旺盛なため、運動量を確保し、ストレスを感じない環境作りを重視しましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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