ダルメシアンの特徴・性格分析

ディズニー映画『101匹わんちゃん』で一躍人気者になったダルメシアン。好奇心旺盛、やんちゃで遊び好きなところはまるでディズニー映画そのもの。おまけにパワフルで疲れ知らずなので、好奇心のおもむくままに動き回って、一時もじっとしていられません。アクティブな飼い主にぴったりです。家族には愛情深く甘えん坊ですが、よその人や知らない犬には警戒します。そしてダルメシアンはなんと、馬と仲良しになって、馬をリードしながらいっしょに走ることができるのです。希少な才能ですが、現代ではなかなかこの才能を発揮させてあげることができないのが残念ですね。

ダルメシアンの種類

ダルメシアンの起源は長い間論争の的でしたが、今も依然謎のままです。古代ピラミッドの壁画の中に現れたり、中世の絵画に描かれていたりと、数千年前から存在していたようです。そして、現在のクロアチアにある地中海ダルメシアン海岸にいたらしい、と言われています。ダルメシアンは何でもできる万能の犬種で、番犬、狩猟犬、馬車犬、そしてサーカスの芸までこなしてきました。馬車を引く美しい姿が貴族達に愛され、盛んに繁殖されました。自動車の出現で馬車が衰退すると、今度は消防車を引く馬に伴走するようになりました。消防署のマスコットから、やがて一般家庭に広がり、人気犬種になったのです。

ダルメシアンの毛色・見た目

生まれたばかりの子犬は真っ白です。生後10日くらいから、徐々に模様が現れて、3か月頃はっきりしてきます。ピュアホワイトの白地にブラック、または濃茶色のレバーの斑が入り、この斑の入り方で価格が大きく変わります。瞳の色も斑の色で違い、黒い斑の子はブラック、ブラウン、ブルー。レバーの斑は薄いブラウンかゴールドのどちらか。短く高い艶やかな被毛が体を覆い、優雅にアーチを描く長い首、そして、しなる鞭のようにまっすぐに長く伸びた尾を持っています。ダルメシアンが前足を高々と踏み上げて歩く様は躍動感にあふれ、りりしく精悍なのです。

ダルメシアンのしつけ方法

明るく友好的な性格ですが、頑固で神経質な面もあります。訓練されるのは好きですが、何しろ遊び好きで好奇心の塊のようなダルメシアンです。じっとしているのは苦手なので、しつけには少し忍耐が必要になるかもしれませんね。子犬の頃からよその人や違う環境に慣らすようにしましょう。利口で記憶力がいいので、理不尽な体罰などはせず、根気よく愛情深く育ててあげてください。しっかりとした信頼関係が築ければ、忠誠心あふれるダルメシアンはきっと素晴らしいパートナーになってくれますよ。

ダルメシアンの気を付けたい病気

• ・胃拡張・胃捻転性症候群
• ・尿路結石
• ・聴覚障害
• ・ダルメシアンブロンズ症候群

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ダルメシアンの寿命や気を付けたい病気について

ダルメシアンのお散歩と運動

昔から馬とともに長距離を駆け続けたダルメシアンは、生粋のマラソンランナーです。パワフルで持久力があり、はかり知れないエネルギーを秘めています。つまり、このエネルギーを発散するためには相当の運動量が必要だということです。お散歩だけではなく、できるだけ脚元に負担のかからない地面で、長距離の引き運動をしましょう。できれば広い場所で自由に思い切り走らせてあげたいですね。パワフルなので、お散歩は子どもだけでは難しいでしょう。お散歩の最中に何かに興味を引かれて走り出さないように、しっかりとリードを持っていてくださいね。