白く美しい被毛が特徴的なマルチーズととても愛らしい見た目のチワワはミックス犬はどんな性格をしているのでしょうか。マルチワの特徴やしつけ方法について紹介いたします。

マルチワ（マルチーズ×チワワ）の特徴・性格分析

マルチワはどちらに似ても甘えん坊です。性格は明るく快活で遊び好き、飼い主に愛情深く、忠実でとても家族に献身的な犬になります。ただしよその人に対しては警戒心と防衛本能から、吠えやすくなるようです。マルチーズもチワワも小柄な体に似合わず、大型犬に向かっていくこともあるほど勇敢で大胆です。その反面、神経質で臆病な面もありますので、子犬の頃から外に連れ出して、人や犬に慣れさせてあげましょう。ただし、マルチワの骨格はとても華奢なので、お子さんのいるご家庭では、マルチワを優しく扱うように教えてあげてくださいね。いつも主人といっしょにいたいマルチワは留守番はあまり得意ではありません。

マルチワ（マルチーズ×チワワ）の種類

マルチーズは小型愛玩犬の中では最も古い犬種です。起源は諸説ありますが、ヨーロッパの高貴な貴族たちに愛されました。17世紀に小型化するため改良した結果、疾患を持つ個体が多くなったため、やはり小型のスパニエルやプードルと交配された歴史を持っています。一方チワワはといえば、やはり起源は諸説あり謎とされていますが、1850年頃にメキシコのチワワ州で発見された短毛の小さな犬がチワワの祖先です。アメリカに渡ったチワワはパピヨンやポメラニアンと交配し、現在の長毛種が生まれました。つまり、マルチワの血には、マルチーズ、チワワ、スパニエル系、プードル、パピヨン、ポメラニアンが流れていることになりますね。

マルチワ（マルチーズ×チワワ）の毛色・見た目

ミックス犬の大きさは基準がないのですが、マルチーズの体重はだいたい2.5キロですので、それよりは小さい子が多いようです。ただし個体差もあり、骨格の大きな子もいるようです。クリクリした大きな瞳と、短いマズル、丸い頭についている耳は垂れ耳、立ち耳、半立ち耳の子もいます。ふわふわの被毛はウェーブがかかっていることもあり、長さはロング、スムースどちらもいます。全身がホワイトやクリーム色で小さめのマルチーズのように見える子もいますが、チワワの被毛はバリエーションが豊富です。レッド、ブラウン、ブラック、ブラック＆タン、それにホワイトが入っていたりと個性的です。マルチーズの被毛はシングルコートで抜け毛が少ないけれど、毛が伸びるので、被毛の種類がマルチーズ似の子はトリミングが必要になります。

マルチワ（マルチーズ×チワワ）のしつけ方法

マルチワは賢く、飼い主さんを喜ばせようとする犬です。ほめて伸ばしてあげれば、しつけはスムーズです。マルチワは繊細な面がありますので、大声を出して怒鳴るなど、強く叱るしつけ方法は向いていません。忍耐を持って、いつも首尾一貫したしつけをしてあげてくださいね。また臆病な面があり、警戒心の強いマルチワは無駄吠えしがちですので、子どもの頃からの社会化が必要です。幼いうちから外に連れ出して、よその人や犬、車や音に慣れさせて、吠えなくてもいいのだと安心させてあげてくださいね。

マルチワ（マルチーズ×チワワ）のお散歩と運動

マルチワはそれほどの運動量や長時間の散歩は必要ではありません。でも精神的なリフレッシュのために毎日外に連れ出し散歩してあげてくださいね。寒がりですので、防寒着を着せたり、あまり寒い日は無理に散歩しないなど、急激な体温の低下には注意してあげてくださいね。俊敏で快活なマルチワですので、室内で一緒に遊んであげると喜びますよ。マルチワは骨格が華奢で足が細いので、高いところからの飛び降りには注意が必要です。小型犬は膝蓋骨脱臼といって、膝の関節が脱臼しやすいことが多いのです。歩き方に違和感を感じたら、すぐに獣医さんに相談してさい。

まとめ

とても甘えん坊で明るく遊び好きのマルチワは骨格が華奢です。日頃から脱臼や骨折に気を付けてください。
また、甘えん坊ゆえにお留守番が苦手なので、なるべく一緒にいる時間を多くしてあげてください。
飼い主さんが愛犬の健康に気を遣ってあげれば愛犬とより長く一緒に過ごすことができますよ。

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