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犬図鑑

狆は抜け毛が多い?被毛の特徴やお手入れについてご紹介します

2019.09.18 2024.03.15

被毛の特徴

毛色の種類

狆の毛色はホワイト×ブラックもしくはホワイト×レッドです。ベースとなるホワイトにブラックかレッドの班が左右対称に入っていることが望ましいとされています。

毛質

上品さを感じる狆の被毛は、長毛でシルクのように細く柔らかです。

毛の構造

犬の毛の構造は犬種によって異なり、毛が二重になっているダブルコートと毛が一重のシングルコートの2種類があります。
なぜ構造が異なるのかというと、生まれ育った地域がそれぞれ違うからです。寒冷な地域で育った犬種は、寒さから身を守る必要があるので毛が二重になっている方が効率よく体温を保持することができます。しかし、温暖な地域で育った犬種は二重になっていると暑いので、シングルコートが多いとされています。

狆は一般的にシングルコートと言われていますが、ダブルコートの個体も少なからず存在すると言われています。

抜け毛の多さ

先ほど毛の構造について説明しましたが、抜け毛の多さは毛の構造と関係しています。ダブルコートの犬種はアンダーコートとオーバーコートの2種類の毛が生えており、毛が生え替わる時期に突入するとアンダーコートがごっそりと抜けるため、抜け毛はかなり多いです。
しかし、狆を含むシングルコートの犬種はオーバーコートしか生えていないので、抜け毛は少ない傾向にあります。

被毛のお手入れ方法

ブラッシング

シングルコートの長毛種である狆の場合は、ピンブラシとコームを使用してブラッシングを行います。
スリッカーブラシを使っても良いですが、スリッカーブラシは先端がとがっており、毛切れする可能性があります。その点、ピンブラシは先端が丸くなっているので、皮膚を傷めず、毛が切れてしまうこともないので、ブラッシング初心者の方にもおすすめです。

ブラッシングするときは、毛先の方から優しくとかしてあげてください。いきなり根元からブラッシングすると、根元に毛のもつれがあった場合に、引っかかって愛犬に痛い思いをさせてしまいます。ブラッシングは痛くて嫌なものと認識されると、二度とブラッシングをさせてくれなくなってしまうので、時間をかけて丁寧にブラッシングすることが大切です。

シャンプー

お散歩中についてしまった泥よごれなどは、ブラッシングするだけではきれいになりません。そういうときはシャンプーをしてあげましょう。
毛玉やもつれがないか確認し、あった場合にはブラッシングしてからシャンプーをします。

シャンプーをするとき、シャンプー剤を直接愛犬の体にかけるのではなく、お湯で薄めてスポンジやネットで泡立ててから体にのせるようにしてください。
狆は目が大きいので、顔周りを洗うときは洗剤が目に入ってしまわないように小さいスポンジや布などを使って洗いましょう。

カット

狆の毛は長いですが、引きずってしまうほどの長さになるわけではないので、カットは必須ではありません。

全身カットはせず、衛生的に保ちたいからお尻周りなど汚れやすい場所だけ短くする方やケガを防止するため、足裏の毛だけカットする方も多いです。

でもせっかくなら、サロンで可愛く仕上げてもらいたい!ということであれば、こんなカットスタイルはいかがでしょうか。

カットスタイル1:ライオンカット

顔や耳周りの毛はそのまま活かし、体の毛だけを短くカットすると、ライオンのたてがみのようなスタイルになります。狆の長くて美しい毛を残しつつも体や足はスッキリしているので、甘くなりすぎないカットスタイルがお好みの方にぴったりです。

カットスタイル2:足周りカット

足周りも長い毛に覆われていると、ゴージャスな感じがしますが、散歩のときは汚れがついてしまわないか気になりますよね。そういう方には、足回りだけスッキリさせてしまうカットスタイルがおすすめです。

カットスタイル3:パピーカット

まるで子犬のように、耳周りや足回りを丸くカットして、体の毛も短めにします。輪郭がはっきりし、狆の丸くて大きな目が強調されるかわいらしいカットスタイルです。

カットスタイル4:サマーカット

サマーカットは体の毛を、バリカンなどを使ってかなり短くするカットスタイルです。暑い季節にサマーカットを希望する飼い主さんが多いですが、サマーカットは毛質が変わってしまう可能性があるため、注意が必要です。

まとめ

長く美しい被毛が特徴的な狆は、一見するとお手入れが大変そうな気もします。しかし、抜け毛が少なく、カットも必須ではないため、実はそこまでお手入れに手間がかかる犬種ではありません。からまりやすい毛質をしていますが、こまめにブラッシングしていれば、頑固な毛玉やもつれができることはそんなにないので、コミュニケーションをとりながら定期的にブラッシングしてあげましょう。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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