カニンヘンダックスフンドはどんな犬?他のダックスフンドとの違いや性格、被毛の特徴、健康のことなど基本情報について解説
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小さい体に短い足がとても愛らしいカニンヘンダックスフンドですが、これから家族に迎え入れようと思っている方はどんな特徴のある犬種なのか気になりますよね。この記事はそんな方に向けて、カニンヘンダックスフンドと他のダックスフンドの違いや性格のこと、さらに被毛の特徴や健康面についても解説していきます。
カニンヘンダックスフンドの基本情報
まずはカニンヘンダックスフンドとはどんな犬種なのか、歴史と性格について説明していきます。
起源と歴史
カニンヘンダックスフンドは、もともとはドイツで狩猟用に飼育された犬種です。小型犬のため狭い場所や地中の穴に入っていくことが可能で、特に地下の動物を追跡するのに適していました。穴掘りが得意なのは、この頃の名残といえるでしょう。
性格
カニンヘンダックスフンドは、活発で好奇心旺盛な性格をしています。家族に対しては非常に忠実で愛情深く、飼い主さんとの強い絆を築くことができます。しかし狩猟本能から、時には頑固で自立心が強くなりすぎてしまうこともありますので、しつけには根気が必要です。
また他の犬や人に対してフレンドリーであることが多いですが、時として警戒心を示すこともあります。
カニンヘンダックスフンドと他のダックスフンドとの違い
カニンヘンダックスフンドは他のダックスフンドと何が違うのでしょうか?その違いについて解説します。
ダックスフンドのサイズは3種類ある
ダックスフンドのサイズには、スタンダード、ミニチュア、カニンヘンの3種類あります。
胸囲による区別
ダックスフンドのサイズは主に胸囲によって区別されます。
性別により多少の基準差はありますが、スタンダードは胸囲がおよそ35㎝以上、ミニチュアは30~35㎝、カニンヘンは30㎝以下となります。この基準に沿って、カニンヘンダックスフンドは最も小さなダックスフンドだということです。
カニンヘンダックスフンドの主な毛色
カニンヘンダックスフンドの毛色はとてもバリエーション豊かですが、その中でも代表的な3色についてご紹介します。
レッド
カニンヘンダックスフンドの中でも、レッドは最も一般的な毛色の一つです。暖かみのある赤茶色をしており、光に当たると美しく輝くことが特徴です。
レッドの毛色は、特に子犬の頃はより明るく見え、成長するにつれて少しずつ深みを増していきます。
イエロー
一言でイエローと言っても、明るい黄金色から薄いクリーム色までさまざまあります。この毛色は、特に太陽の下では金色に輝き、非常に目を引く美しさがあります。イエローのカニンヘンダックスフンドは比較的珍しく、その珍しさから特に人気があります。
ブラック&タン
ブラック&タンのカニンヘンダックスフンドは、黒い毛色にタン(茶色)のマーキングが入る毛色です。このマーキングは、顔、足、胸、眉部分に見られ、まったく同じ模様は存在しませんので、愛犬だけの個性を楽しむことができます。
またブラック&タンの毛色は、強いコントラストが特徴で、落ち着いた色合いながらも、力強い印象を与えることができます。
カニンヘンダックスフンドの寿命
カニンヘンダックスフンドはどのくらい長生きする犬種なのか、以下で解説します。
平均寿命
カニンヘンダックスフンドの平均寿命は、一般的に13〜16歳程度と言われています。
この犬種は比較的健康問題が少ない方ですが、怪我や年を取るにつれて起こり得る病気には注意が必要です。
長生きしてもらうための日常のケア
寿命は、遺伝的な要因や生活環境、健康管理によって大きく左右されます。
長生きしてもらうためには、適切な食事と運動が必要不可欠です。また長い背骨を持つため、過度な階段の昇降や高いところからの飛び降りは避けるようにしましょう。
定期的なブラッシングで被毛の健康を保ち、爪を適切な長さを保つことも重要です。さらに獣医さんによる定期的な健康診断を行い、病気や怪我の早期発見・早期治療を心がけることで、長く健康な生活をサポートします。
カニンヘンダックスフンドが気をつけるべき病気
以下で、カニンヘンダックスフンドがかかりやすい病気について解説します。
胃腸捻転
カニンヘンダックスフンドは、胃腸捻転にかかりやすい犬種の一つです。胃腸捻転とは、胃腸がねじれることでガスや液体が胃内に閉じ込められてしまう状態を指します。この状態は急速に進行し、未治療の場合は命に関わる可能性があります。
予防のためには、一度に大量の食事を与えず、運動の前後には食事を与えないことが重要です。また異常な呼吸や腹部の膨張を見たら、すぐに獣医さんに連絡するようにしましょう。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、カニンヘンダックスフンドが最も気を付けるべき疾患です。脊椎のクッションとして機能する椎間板が突出または破裂し、神経を圧迫することによって起こります。
症状としては急激な背中の痛み、歩行障害、さらには後肢の麻痺が含まれることがあります。早期発見と適切な治療が何よりも重要ですので、愛犬が動きたがらなくなったり、抱っこの時に痛がる様子を見せたときにはすぐに獣医さんに相談するようにしましょう。
進行性網膜委縮
進行性網膜委縮は、カニンヘンダックスフンドに見られる遺伝性の目の病気で、徐々に視力を失っていく状態です。この病気は、網膜の細胞が徐々に機能を停止し、最終的に失明に至る可能性があります。初期段階では特に症状が見られないため、定期的な眼科検診が非常に重要です。現在のところ治療法は限られていますが、状態の進行を遅らせることができます。
まとめ
カニンヘンダックスフンドはドイツ原産の小型狩猟犬で、活発かつ好奇心旺盛な性格をしています。ダックスフンドにはスタンダード、ミニチュア、カニンヘンの3種類があり、カニンヘンは胸囲30㎝以下で最も小さい体型の個体を指します。毛色は多様ですが、レッド、イエロー、ブラック&タンが代表的です。平均寿命は13〜16歳程度とされ、健康管理が寿命の長さを左右します。特に胃腸捻転、椎間板ヘルニア、進行性網膜委縮といった病気に注意が必要で、定期的な獣医さんによる検診が推奨されます。
犬の家&猫の里 編集部
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