スキッパーキの寿命はどのくらい?気を付けたい病気について紹介します

スキッパーキの平均寿命
スキッパーキの平均寿命は13~15歳と言われています。
平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、小型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。
犬の年齢 | 人に例えた年齢 |
---|---|
1歳 | 12歳 |
2歳 | 25歳 |
3歳 | 29歳 |
4歳 | 33歳 |
5歳 | 37歳 |
6歳 | 42歳 |
7歳 | 46歳 |
8歳 | 50歳 |
9歳 | 55歳 |
10歳 | 59歳 |
11歳 | 63歳 |
12歳 | 68歳 |
13歳 | 72歳 |
14歳 | 76歳 |
15歳 | 81歳 |
16歳 | 85歳 |
17歳 | 89歳 |
18歳 | 94歳 |
19歳 | 98歳 |
20歳 | 102歳 |
スキッパーキの最高齢は?
スキッパーキの最高齢は今のところギネスには登録がありません。日本での飼育頭数が少ないので「うちのスキッパーキは〇歳まで生きました」と言った報告もあまりないようです。
ちなみに、ギネス記録に認定されている世界最高齢の犬は、オーストラリアン・キャトル・ドッグの29歳5か月だそうです。
気を付けたい病気
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの分泌が減少することで、元気がなくなる、脱毛、食べる量が少ないのに太るなどの症状が現れる病気です。原因としては、遺伝性の甲状腺の機能不全または免疫機能の異常によって自身の免疫システムが自分の甲状腺を破壊してしまう免疫介在性などが考えられます。
レッグペルテス病(大腿骨頭壊死)
大腿骨頭(大腿骨の骨盤に繋がっている部分)に血液を送っている血管が減少し、血液供給が途絶えることで大腿骨頭が壊死する病気です。股関節の痛みが生じるため、足をかばうように歩くなど、歩行異常が現れます。血管が減少する原因ははっきりわかっていませんが、ホルモンの影響や遺伝的な要因が考えられています。
股関節形成不全
股関節の異常な発達により、関節のかみ合わせが悪くなってしまう病気です。この病気は体重が重く、骨の変化を起こす可能性が高い大型犬に多いのですが、スキッパーキも発症しやすいです。股関節形成不全はほぼ遺伝なので、予防するのはなかなか難しいです。
長生きの秘訣
十分な運動をさせる
スキッパーキはとにかく体を動かすことが好きで、とてもスタミナがあります。そのため、小型犬ではありますがそれなりの運動量が必要です。
できれば1回30分以上の散歩を1日2回行いましょう。散歩の他にもドッグランや広く安全な場所で思う存分遊ばせてあげてください。
運動量が少ないと問題行動が現れるだけでなく、ストレスの原因にもなりますので、寿命を縮めることにもつながってしまいますよ。
暑さ対策を行う
スキッパーキは被毛が多いので、暑さにとても弱いです。室内飼育はもちろんですが、水飲み場を増やす、エアコンで室温・湿度を調整する、ペット用クールマットを用意するなどの暑さ対策を行いましょう。人間の場合と同じく、犬も熱中症が重症化すると命に関わるため、注意が必要です。
被毛のケアを欠かさず行う
スキッパーキの被毛はかなり密集して生えているので、抜け毛を除去してあげないと皮膚が蒸れて皮膚疾患になるリスクが高まります。毛が生え替わる換毛期は特にたくさんの毛が抜けますので、スリッカーブラシなどを使って毎日丁寧にブラッシングしてください。
老犬になったら
老犬になると、口周りや眉毛などに白髪が目立ち始めます。もちろん外見だけではなく、さまざまなところが若いときとは変わってきます。
スキッパーキは運動することが大好きですが、やはり年齢を重ねてくると筋力や体力が落ちますので、若いときと同じ運動はできなくなってきます。シニア期に突入したかな?と思ったら、少し運動量を調節してあげましょう。
また、老犬になると耳が遠くなり、飼い主さんの声掛けに対して反応が鈍くなります。そんなときは、より丁寧なコミュニケーションをとることを意識しましょう。
普段からチェックしておきたいポイント
口
人間の病気としても有名な歯周病は、実は犬も罹患しやすい病気です。犬の場合、歯周病が進行すると、歯が抜け落ちるだけでなく、下顎が骨折することもあります。
重症化するととても厄介な病気なので、普段から歯が汚れていないか、歯茎が腫れていないか、口臭はきつくないかなどをチェックしましょう。
目
目ヤニや涙の多さ、白眼の状態などは常に確認するようにしましょう。スキッパーキは被毛が真っ黒なので、被毛が白い犬種に比べると目ヤニの多さや涙で被毛がぬれているかなどがわかりにくいですが、定期的にお手入れをしながらよく見てあげてください。
耳
スキッパーキは立ち耳なので、通気はそこまで悪くなく、外耳炎と言った耳の病気は比較的少ないです。しかしゼロではないため、イヤークリーナーでお手入れをしながらニオイや汚れがひどくないかチェックしてください。
皮膚
長生きの秘訣の部分でも紹介しましたが、スキッパーキは被毛が多く、皮膚が蒸れて皮膚疾患を引き起こす可能性があります。そのため、ブラッシングの際は被毛をかき分け、皮膚に赤みや不自然な脱毛が生じていないか必ず確認してください。
皮膚を清潔に保つためには、ブラッシングのほかにシャンプーもおすすめです。
まとめ
スキッパーキは小型犬の中でも平均的な寿命でなおかつ命に関わるような重篤な病気が少ないので、比較的丈夫な犬種です。
ただ、暑さに弱いので、特に夏場は注意が必要です。日本の夏は高温多湿ですから、室内で過ごすときも、外で運動する際も、暑さ対策は忘れずに行うようにしましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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