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チワワのカットはどうしたらいい?人気のカットスタイルや季節ごとのポイント、日々のケアについて解説

2024.04.23 2024.04.23

人気犬種として長年愛され続けているチワワですが、チワワをこれから飼う飼い主さんやまだ飼い始めて日の浅い飼い主さんにとって、毛のカットは気になりますよね。この記事ではチワワの毛の特徴から季節ごとのカットのポイント、人気カットスタイル、そして日々の毛のケアについて解説していきます。

 チワワの毛質と特徴

チワワの毛質は大きく分けて「ロングコート」と「スムースコート」の2種類があります。それぞれの特徴を理解して適切なケアをすることが、チワワの健康と美しさを保つ鍵となります。

 

ロングコート

ロングコートのチワワは柔らかく長い毛を持ち、耳や首回り、尾にかけて毛が長く垂れていることが印象的です。

ロングコートは見た目の美しさだけでなく、冷えや紫外線から犬の体を守る役割も果たしています。

 

スムースコート

スムースコートのチワワは短くて光沢のある毛が特徴で、手入れが比較的簡単です。短毛ですが毛は密集しており、体をしっかりと覆っています。

このタイプのチワワは暑い季節は涼しく過ごしやすいですが、冬場は寒さに注意が必要です。

 

カットはプロに?自宅で?

チワワのカットはプロのトリマーに任せる方法と自宅で行う方法があります。それぞれにメリットがありますので、状況に応じて選択することが大切です。また状況によってはプロのケアが必要な場合もありますので、それについても説明していきます。

 

チワワのカットはプロに任せるべき?

プロのトリマーにカットを任せる最大のメリットは、専門知識と技術にあります。トリマーはチワワの毛質や肌の状態、さらには犬の個性に合わせたカットを施すことができます。カット中のチワワの安全を守ることもできますし、自宅ではできないようなカットができるのもプロならではです。

またプロに任せることでカットによるストレスを最小限に抑え、チワワの健康や美しさを保つことができます。

 

小さい範囲であれば自宅でもカットできる

自宅でのカットの最大のメリットは、コストを抑えられることと飼い主さんとチワワとの信頼関係を深める機会になることです。

肉球や肛門周りなど小さい範囲のなカットであれば、適切な道具を用意してカットの方法を学ぶことで自宅でも十分に行うことができます。

自宅でのカットはチワワが環境に慣れているため、ストレスを感じにくいというメリットもあります。ただしカットには慎重さが求められるため、怪我をさせないように十分に注意が必要です。

 

季節ごとのカットのポイント

チワワのカットは季節によってポイントが異なります。気候に合った適切なカットを施すことで、チワワが年間を通して快適に過ごせるようにしましょう。ここでは季節ごとのカットのポイントについて解説します。

 

春は、冬の間に伸びた毛を整えてあたたかい季節に向けて毛量を軽やかにする時期です。

この時期のカットでは、特に冬の間に厚くなった下毛(アンダーコート)を薄くすることで、チワワが春の温かい気候に適応しやすくなります。

 

夏は、チワワが暑さを乗り切るためにカットが特に重要になる季節です。スムースコートのチワワでも体温調節がしやすくなるように、普段よりも短くカットすることが良いでしょう。

ロングコートの場合はしっかりと毛を短くすることで、毛の中に熱がこもるのを防ぎ、涼しく過ごせるようにします。

しかし太陽の紫外線による肌のダメージを防ぐため、極端に短くしすぎないよう注意が必要です。

 

秋は、徐々に涼しくなり冬に向けて毛を伸ばし始める時期です。秋のカットでは夏の間に短くした毛を整えつつ、寒くなる季節に備えて毛を少し伸ばし始めましょう。

アンダーコートが自然に増え始めるので、絡みや毛玉を防ぐためにブラッシングも今まで以上に頻繁に行うことが大切です。

 

冬は、チワワを寒さから守るために毛を長めに保つことが大切です。

特にロングコートのチワワは長い毛が保温材として体を温めてくれますので、冬のカットでは毛の端を少し整える程度に留めて、体温を保つことを優先しましょう。

 

人気のカットスタイル

ここからはチワワのカットで人気の高いスタイルについて具体的に解説していきます。

 

定番スタイル「ライオンカット」

ライオンカットは顔周り、首元、胸元にボリュームを持たせ、その他の部分は短くトリミングするスタイルです。ライオンカットは涼しさとスタイリッシュさを兼ね備えていますので、暑い季節にもおすすめです。定期的なブラッシングでボリュームのある部分をきれいに保ちましょう。

 

丸いフォルムが可愛い「たぬきカット」

たぬきカットは全体的に毛を丸く整えることで、たぬきのようにまんまるとして愛らしく見せてくれるスタイルです。特に顔周りと足元にボリュームを持たせることで、ぬいぐるみのようなかわいらしさを演出します。

毎日丸みに沿ってブラッシングすることで、丸いフォルムを保つことが大切です。

 

自然な雰囲気「ナチュラルカット」

ナチュラルカットは、チワワの自然な毛の流れを生かしたスタイルです。極端に長さを変えることなく自然に整えることで、チワワ本来の美しさを引き出します。

このカットはメンテナンスが簡単で、日常的なケアもしやすいのが特徴です。

 

華やかなスタイル「パピヨン風カット」

パピヨン風カットは耳や尾の毛を長く残し、それ以外の部分は適度にトリミングすることで、パピヨン犬のような華やかな雰囲気にしてくれるスタイルです。

このカットは耳の毛を長く残すことで、動くたびに耳がふわふわと揺れる愛らしさも楽しむことができます。

 

自宅での毛のケア

チワワの毛を健康で美しい状態に保つためには、自宅での適切な毛のケアが欠かせません。以下のポイントをおさえて、飼い主さんがしっかりとケアしてあげましょう。

 

ブラッシング

ブラッシングはチワワの毛の絡みや毛玉を防ぎ、皮膚の健康を保つために必要です。またブラッシングを定期的に行うことで、抜け毛となって床に落ちる毛をブラシで取ることができるため、家の中を清潔に保つ助けにもなります。

 

頻度

スムースコートのチワワの場合は週に1回、ロングコートの場合は毎日のブラッシングが推奨されます。

 

適切なブラシで行う

愛犬の毛の長さに合った適切なブラシを使用し、やさしく丁寧にブラッシングしてあげましょう。特にロングコートのチワワは毛のもつれに注意しながら、根元から丁寧にブラッシングしましょう。

 

シャンプーとドライ

シャンプーをして、しっかりと乾かしてあげることは皮膚病の予防と毛の美しさを保つために重要です。愛犬の活動量や季節に合わせて行うようにしましょう。

 

頻度

月に1〜2回のシャンプーがおすすめです。

頻繁にシャンプーをしてしまうと逆に皮膚の自然な油分を奪ってしまい、乾燥や皮膚への刺激を引き起こす可能性があります。シャンプーをする間隔はしっかりと空けるようにしましょう。

 

シャンプーのやり方

ぬるま湯でしっかりと毛を濡らしたあとに、適量のシャンプーを手に取り根元からしっかりと洗ってあげましょう。その後はぬるま湯で洗い流しますが、シャンプーが残っていると皮膚のかゆみなどの原因になってしまいますので、洗い残しがないように注意してください。

 

ドライのやり方

チワワの毛と皮膚の状態を保つためには、しっかりと乾かすことが大切です。

シャンプーのあとにバスタオルなどでしっかりと水分を拭き取ったあと、低温のドライヤーを使って丁寧に乾かしていきます。あまり時間をかけすぎると乾いていない毛によってチワワの体が冷えてしまいますので注意しましょう。

一方でドライヤーが高温すぎても皮膚や毛を痛める原因になりますので、犬の反応を見ながら適温のドライヤーで乾かすようにしましょう。

 

まとめ

チワワの毛質に合わせたカットと定期的なケアは、健康と美しさを保つために重要です。ロングコートはエレガントな見た目を保ち、冷えや紫外線から守りますが、スムースコートは手入れが簡単で暑い季節も涼しく過ごせます。

カットはプロに任せる場合、専門知識と技術でチワワの個性に合ったスタイルにしてもらうことができ、さらに安全に配慮したケアが可能です。自宅でのカットは、コストを抑え、飼い主との絆を深めることができますが、安全面では注意が必要です。

ブラッシングはロングコートは毎日、スムースコートは週数回行い、シャンプーは月に1〜2回が適切です。人気のカットスタイルにはライオンカットやたぬきカット、ナチュラルカット、パピヨン風カットなどがありますが、季節やチワワの生活環境に合わせてカットスタイルを選ぶことで、チワワが快適かつ健康に過ごせるようにしましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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