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パピヨンを迎えるときにかかる初期費用とは?そろえておきたいグッズや健康管理のポイントを解説

2025.08.04 2025.08.04

蝶のような大きな耳と、活発で人なつこい性格が魅力のパピヨンは小柄ながらも賢く、家庭犬として長年愛されてきた人気犬種です。

犬を飼うのが初めての飼い主さんにも向いていますが、気になるのはやはり「お金」のこと。
特に、最初に準備するものやワクチン代などの初期費用は、あらかじめ把握しておくと安心です。

この記事では、パピヨンを迎える前に必要なアイテムや医療関連の費用、住環境を整える際のポイントなどについて詳しくご紹介します。

パピヨンを飼い始める際の初期費用の目安

パピヨンの飼い始めにかかる出費は、平均して3万円〜10万円前後が一般的なラインです。

購入するグッズの種類や品質、健康管理にかかる費用の内容によって、全体の金額は上下します。

主な初期費用の内訳

  • ・登録手数料:約3,000円
  • ・必需品(サークル・食器・トイレグッズなど):10,000円〜30,000円
  • ・健康管理費(ワクチン・健診・マイクロチップなど):10,000円〜30,000円
  • ・移動用具(キャリーケース・ハーネスなど):5,000円〜15,000円
  • ・住環境の整備(マット・冷暖房対策など):5,000円〜20,000円


これらは最低限の目安であり、快適な生活を整えるには追加で必要になる場合もあります。優先順位を考えて少しずつそろえていくと良いでしょう。


節約できるところ・費用をかけたいところの見極め方

はじめのうちは何かと出費がかさみますが、すべてを安価なものでそろえると安全性や快適さに影響することもあります。

ここでは、アイテムごとに選び方のポイントをご紹介します。

サークルやベッド類

パピヨンは落ち着けるスペースを好む傾向があります。使い勝手がよく、掃除しやすい素材のサークルを選びましょう。

ベッドは柔らかく体を包み込む形のものがおすすめです。

サイズや通気性、安全性も重要なチェックポイントです。

食事まわりのアイテム

健康を維持するには良質なフードが欠かせません。添加物の少ない総合栄養食を選ぶとよいでしょう。

消化器系がデリケートな子も多いので、初めは少量ずつ試しながら様子を見てください。

フローリング対策・空調設備

足腰の負担を減らすために、滑り止めマットを敷くのが効果的です。特にフローリングの家庭では検討してみてください。

暑さ寒さに敏感な犬種のため、季節に応じた空調管理も忘れずに。

お得にそろえるには?

日常的に使うフードやトイレ用品などは、まとめ買いや定期便を利用するとお得になります。

愛犬に合うものが見つかってから、買いだめするのが賢い方法です。


お迎えの前に準備しておくと安心なグッズ

パピヨンが新しい環境で快適に過ごせるよう、必要なものを事前にそろえておきましょう。

クレート・寝具・毛布

クレートは移動だけでなく、落ち着ける「安心できる居場所」としても活躍します。通気性や耐久性に注目して選ぶとよいでしょう。

寝具は体に合ったサイズを選び、囲いのあるタイプにするとリラックスしやすくなります。毛布は温度調整やにおい対策にも役立ちます。

食器・給水グッズ

フードボウルは、ステンレスや陶器製のものが衛生的で扱いやすくおすすめです。

給水器は外出や留守番が多い家庭なら自動タイプを導入するのも便利です。非常時に備えて2箇所設置しておくと安心です。

パピヨンにおすすめのフード選び

パピヨンは口が小さいので、小粒タイプのフードを選ぶと食べやすくなります。高たんぱくで栄養バランスが整ったものが理想的です。

涙やけや皮膚のトラブルが気になる場合は、対応フードの活用も検討してみましょう。


健康を守るために必要な医療費の目安

生活用品だけでなく、予防接種や健康診断などの医療費についても知っておくと安心です。

ワクチン接種にかかる費用と種類

パピヨンを病気から守るためには、以下の予防接種が必要です。

  • ・混合ワクチン(5〜8種):5,000円〜10,000円/回
  • ・狂犬病予防接種:3,000円〜5,000円/回

子犬のうちは数回に分けて接種が必要になるため、事前にスケジュールを確認しておきましょう。

寄生虫対策の費用(フィラリア・ノミ・ダニ)

外からの虫から身を守るためには、定期的な予防薬の投与が欠かせません。

  • ・ノミ・ダニ予防:月あたり3,000円〜7,000円
  • ・フィラリア予防:月あたり800円〜2,000円

体重によって薬の種類が変わるため、獣医さんのアドバイスを受けながら選びましょう。


パピヨンにペット保険は必要?メリットと保険料の目安

パピヨンを家族として迎えるとき、ペット保険に入るべきかどうか迷う飼い主さんも少なくありません。

ここでは、ペット保険に加入することの利点や、おおよその保険料についてわかりやすくご紹介します。

ペット保険のメリット

パピヨンは比較的健康な犬種といわれていますが、活発で運動量が多いため、遊んでいる途中に足をひねってしまったり、ジャンプの際にケガをしてしまうことがあります。

また、小型犬に多い膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)や心臓疾患など、遺伝的に注意が必要な病気にかかるリスクもあります。

そのような場合でも、ペット保険に加入していれば、治療費や手術費などの出費を大きく抑えることができます。

中には数十万円かかるケースもあるため、保険が経済的な備えとして役立つ場面は多いです。

さらに、通院や定期的な健診、予防医療までカバーされるタイプの保険もあり、目や歯のケアが必要なパピヨンには心強い選択肢です。

ペット保険料の目安

補償範囲やプランによって料金は異なりますが、パピヨンの場合、月々1,500円〜5,000円ほどが相場です。

手厚い補償を求めると保険料は高くなりますが、いざというときの安心感があります。予算を重視するなら、入院や手術のみに特化したプランを選ぶのもひとつの方法です。

若いうちに加入しておくと、毎月の保険料を抑えやすくなります。

ペット保険を選ぶ際のポイント

契約前には、補償内容や対象となる病気、除外事項を確認することが重要です。

特にパピヨンがかかりやすい関節や心臓、皮膚のトラブルがカバーされているかどうかをチェックしましょう。

また、年齢を重ねても継続できるかどうかや、更新時に保険条件が厳しくならないかも見ておくべきポイントです。

ペット保険は飼い主さんにとって大きな安心材料になります。パピヨンの特徴や家庭のスタイルに合った保険選びが大切です。

パピヨンの緊急医療費と手術費用の目安

パピヨンは活発で元気な性格の反面、小さくて繊細な体を持っています。

初期費用としてかかるわけではありませんが、いざというときにかかる医療費について、あらかじめ知っておくことは備えとして有効です。

緊急医療費の目安

室内での生活が中心でも、段差の上り下りや誤飲といった事故が起こる可能性があります。

急な受診時には、以下のような費用がかかることが一般的です。

  • ・初診料・再診料:1,000円〜3,000円程度
  • ・レントゲン検査:5,000円〜10,000円程度
  • ・血液検査:5,000円〜15,000円程度
  • ・点滴治療:5,000円〜15,000円程度

これらの処置が複数必要になれば、1回の通院で20,000円以上かかることもあります。

さらに重症の場合は、入院や手術が必要になるケースもあります。

パピヨンに多い手術と費用

パピヨンがかかりやすい病気として、膝蓋骨脱臼や誤飲による腸閉塞などがあります。

以下はおおよその手術費用の目安です。

  • ・膝蓋骨脱臼の手術:200,000円〜400,000円程度
  • ・白内障の手術:250,000円〜400,000円程度(※両目の場合はさらに高額になる可能性あり)
  • ・骨折の手術:100,000円〜300,000円程度
  • ・異物誤飲による開腹手術:150,000円〜350,000円程度

病院によって費用は変動し、術後の入院費や通院費なども別途発生することがあるため、余裕を持った備えが重要です。

緊急時に備えるために

急なトラブルに対応できるよう、ペット保険への加入や緊急費用の積み立てを検討しておくと安心です。

かかりつけの病院を事前に決めておけば、スムーズに受診でき、愛犬にとってもストレスが少なくなります。

日ごろから体調の変化に敏感になり、異変を早めに察知できるようにすることも大切です。

まとめ

パピヨンとの生活を始めるにあたり、用意するグッズや健康管理のための費用が発生します。初期費用の目安は3万円〜10万円程度ですが、飼い主さんの選び方次第で金額は前後します。

快適な住まいの環境や、栄養バランスのとれた食事、しっかりとした健康管理があってこそ、愛犬との暮らしはより楽しく安心なものになります。

準備を整えたうえで、パピヨンとの新しい日々を迎えていきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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