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犬図鑑

ラブラドールレトリーバーの寿命はどのくらい?気をつけたい病気を紹介します

2019.01.27 2024.03.15

ラブラドールレトリーバーの平均寿命

犬の寿命というのは、体の大きさによって異なります。小型犬が一番長生きで12~15歳、中型犬が11~15歳、そして大型犬が10~13歳と最も短命になっています。
ただ、ラブラドールレトリーバーの平均寿命は10~15歳と大型犬の中では比較的長生きと言えます。

平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、大型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

9歳

2歳

18歳

3歳

26歳

4歳

35歳

5歳

44歳

6歳

53歳

7歳

62歳

8歳

71歳

9歳

80歳

10歳

89歳

11歳

98歳

12歳

107歳

13歳

115歳

14歳

124歳

15歳

133歳

16歳

142歳

では、より長く愛犬と一緒に暮らすためにはどうしたらよいでしょうか。気を付けてあげたい病気や、生活する上でのポイントについて解説します。

長生きしてもらうために

適正な食事量、カロリーを常に意識する

大型犬のラブラドールレトリーバーは、食欲旺盛です。与えれば与えただけ食べてしまうので、食事の量は飼い主さんがしっかり管理してあげてください。
さらに、ラブラドールレトリーバーは遺伝的に糖尿病を発症しやすい犬種です。おやつをあげることが多い場合には、エサの量を調節するなどして、1日の摂取カロリーや糖分が多くなりすぎないように注意しましょう。

しっかり運動の時間をとってあげる

糖尿病にならないようにするためには、摂取したエネルギーが余剰にならないよう運動することも大切です。
ラブラドールレトリーバーは水猟犬として活躍してこともあり、体力があります。そのため、1日1時間以上の運動を2回行うのが理想的です。
ただ、知的好奇心が旺盛なので単純に散歩するだけでなく、ボール遊びなども取り入れてあげましょう。

気をつけたい病気

ラブラドールレトリーバーがかかりやすいとされている病気を紹介します。

股関節形成不全

股関節の形態的な異常のことで、成長期によく見られると言われています。ラブラドールレトリーバーの代表的な遺伝性の病気です。

症状

腰を振るように歩く、上手く座れない、後ろ足が上手く使えないので跳ねるように歩くなど。

治療法

軽度であれば、運動制限や体重管理などに加え、鎮痛剤やレーザー療法によって痛みを和らげるような治療法を行っていきます。
重度の場合は、症状や股関節の状態に合わせた手術を選択する必要があります。

予防法

遺伝が一つの原因となっているので、親犬が股関節形成不全になっていないかを事前に確認しておくことが大切です。他にも、子犬の頃の過剰な栄養摂取、激しい運動が原因と言われているので、年齢にあった食事の与え方、関節に負担をかけない運動の仕方を心がけるようにしてください。

悪性リンパ腫

リンパ腫とは、白血球の成分の一種であるリンパ球が腫瘍化したものです。リンパ球は体のさまざまなところで免疫細胞として働いているので、リンパ腫が出来てしまう場所もさまざまです。

症状

症状は、リンパ腫が出来てしまった場所によって異なります。下あごや首の周りなどにあるリンパ節で発生した場合には、熱が出たり、食欲がなくなります。腸やその近くのリンパ節で発生してしまった場合には、嘔吐や下痢が続きます。

治療法

リンパ腫には抗がん剤が有効なので、多くは何種類かの抗がん剤を組み合わせて処方します。悪性度が低いリンパ腫に対しては、副作用の少ない抗がん剤、もしくはホルモン剤を使用します。

予防法

リンパ腫にはこれといった予防法がないので、毎日愛犬の体を触ることで早期発見に努めましょう。触ってみて、なんだか腫れている気がする…と思ったら、すぐに獣医さんに診てもらってください。

白内障

白内障とは、水晶体が白く濁ってしまう病気です。水晶体が濁ることで視力が低下し、進行すると失明するおそれもあります。

症状

白内障が進行すると、目が白っぽくなってきます。さらに、視力が低下することで柱や壁などによくぶつかるようになります。

治療法、予防法

白内障の治療法には、内科的もしくは外科的方法があります。
内科的方法は、初期の白内障の進行を遅らせるために、点眼や内服薬などで処置するものです。あくまで進行を遅くするだけであって、完治させることはできません。

もう一つの外科的方法は、病気の原因となる水晶体を取り除き、代わりに人工レンズを装着するものです。こちらは完治が望める一方で、価格が高く、医師に高度な技術が求められるなどのリスクもあります。

白内障を予防するためには、日々のケアが重要となります。

糖尿病

糖尿病はインスリンというホルモンの働きが悪くなることで、血液中の糖が多い状態がいつまで続く病気です。

症状

食事はとっているのに体重が減っていく、水を飲む量が増え、トイレの回数が増えるなど。

治療法

1日の摂取カロリーを制限する食事療法に加え、インスリン注射でインスリンを補充します。

予防法

人間においても同じですが、糖尿病の予防には肥満を避けることが一番です。
また、早食いは食べ過ぎになりやすいだけでなく、食後の血糖値が高くなりやすくなります。血糖値を急上昇させないためにも、食事の量だけでなく、与え方にも注意してください。

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参考文献

犬の股関節形成不全(異形成)の診断と治療
犬の若年性白内障の2例
糖尿病 <犬> | みんなのどうぶつ病気大百科

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この記事の監修者

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