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犬図鑑

ミニチュアピンシャーの抜け毛は多い?お手入れ方法や毛色についてご紹介します

2019.06.17 2024.03.15

ミニチュアピンシャーの抜け毛について

ミニチュアピンシャーはスムースコートと呼ばれ、硬く短い毛に覆われています。毛が短いと抜け毛も少ないようなイメージですが、実際に飼育している人の声を聞くと、ミニチュアピンシャーは抜け毛が多いようです。

ミニチュアピンシャーの毛は「シングルコート」と呼ばれるタイプで、皮膚を外部刺激から守るためのオーバーコートしか生えていません。もう一つ、犬の毛のタイプには「ダブルコート」と呼ばれるものがあるのですが、こちらはオーバーコートに加えて、体温の保持や保湿の役割があるアンダーコートが生えています。ダブルコートの犬種は1年に2回訪れる換毛期になるとこのアンダーコートが大量に抜けてしまうので、抜け毛が多くなります。対して、シングルコートはアンダーコートがないので抜け毛は比較的少ないのですが、なぜミニチュアピンシャーは抜け毛が多いのでしょう。

先ほどシングルコートはオーバーコートしか生えていないといいましたが、オーバーコートももちろん生え替わります。新しい毛が生えて、古い毛は抜け落ちていくというサイクルを繰り返しているわけですが、短毛種のミニチュアピンシャーはある程度までしか成長せず、抜けるまでのサイクルが短いのです。そのため、毛の長い犬種に比べると抜け毛が多くなってしまうのです。

お手入れ方法

ブラッシング

毛が短く、毛量が多くないミニチュアピンシャーのブラッシングには、ラバーブラシと獣毛ブラシを使用するのがおすすめです。
ラバーブラシというのは、全体がゴムでできているブラシことです。柔らかいので皮膚を傷つけにくく、マッサージ・血行促進効果もあります。また、ラバーブラシは抜け毛をからめとるだけでなく、毛穴につまってしまって皮脂汚れの除去にも役立ちます。

ブラッシングするときは毛の流れに沿って上から下にとかしていきます。
抜け毛の除去が完了したら、獣毛ブラシで仕上げを行います。イノシシなど動物の毛から作られている獣毛ブラシは艶を出す効果があります。

ブラッシング後のラバーブラシは、抜け毛やホコリなどが付着しているため、清潔に保つためにも使用後は水洗いするようにしてください。

シャンプー

短毛種の犬は、長毛種に比べると皮膚疾患にかかりやすいとされています。そのため、皮膚を清潔に保つためにも月に1~2回の頻度でシャンプーを行います。シャンプーの基本的な流れは以下の通りです。

手順1:ブラッシング

いきなりシャンプーではなく、ブラッシングであらかじめ抜け毛やほこりを落としておきます。

手順2:体を濡らす

37℃前後に設定し、おしりの方からお湯をかけます。根元まで濡らすためにシャワーヘッドは体に密着させるようにします。こうすると、大きな音も出にくいです。

手順3:シャンプー剤を使って隅々まで洗う

洗面器に犬用のシャンプーを入れて、お湯で薄めます。泡立てネットなどがあると柔らかい泡を作り出すことができます。マッサージするように優しく洗います。顔は嫌がる子が多いので、すすぐ直前に洗うことをおすすめします。

手順4:すすぐ

濡らすときはおしりからでしたが、すすぐときは顔回りからお湯をかけていきます。このときもシャワーヘッドは体に近い位置で使うようにしましょう。

手順5:コンディショナー

コンディショナーもお湯でうすめて、体全体になじませます。

手順6:すすぐ

洗い残しは皮膚トラブルの原因になるので、しっかりとすすいでいきます。

手順7:タオルドライ

ミニチュアピンシャーの体が包めるくらいのタオルを用意して、タオルドライします。後のドライヤーを楽にするためにも、ここでしっかり水分をふき取ります。

手順8:ドライヤーで乾燥

地肌までしっかり乾燥させるためにも、毛流れに逆らってブラッシングしながら風をあてます。

※犬用のシャンプー剤は犬の敏感な皮膚に考慮して、洗浄力が弱く作られています。そのため、しっかり汚れやニオイを除去するためには二度洗いがおすすめです。

ミニチュアピンシャーってどんな毛色があるの?

ミニチュアピンシャーの気になる毛色についても少しご紹介しておきます。ミニチュアピンシャーの毛色は、レッドとブラック&タン、チョコレート&タンが認められています。中でもブラック&タンが主流となっています。

レッド

レッドと言ってもさまざまなバリエーションが認められています。

ディアーレッド

レッドの中でも特に濃く、赤みの強いものをディアーレッドと呼びます。

ダークレッドブラウン

ダークレッドブラウンは暗い赤茶色のことです。

2色からなる毛色

ブラック&タン

ブラック地に濃く鮮明なタン(赤褐色の毛色)が入っていることが望ましいとされています。タンが入る場所として、目の上・のどの下・胸などが理想です。

チョコレート&タン

チョコレート&タンの場合は、ベースとなる色が濃いブラウンになります。タンに関してはブラック&タンと同じです。

まとめ

ミニチュアピンシャーは意外に抜け毛が多く、さらに短くて硬い毛質なので、洋服やカーペットに刺さりやすいという点に注意が必要です。毛色はブラック&タンが主流なので洋服やソファーの色によっては抜け毛がかなり目立ってしまうかもしれません。
ただ、お手入れ自体は比較的簡単なので、家の中に抜け落ちてしまう毛を減らすためにも特にブラッシングはこまめに行いましょう。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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