スキッパーキは抜け毛が多い?抜け毛対策やお手入れ方法を紹介します

真っ黒で、ツヤのある被毛が特徴的なスキッパーキですが、美しい状態を保つためにはどのようなお手入れが必要なのでしょうか?被毛の特徴や抜け毛の有無などと合わせてご紹介します。
スキッパーキの被毛のタイプは?
スキッパーキは「ダブルコート」と呼ばれる被毛のタイプです。ダブルコートの犬種は2種類の毛が生えていて、一つはオーバーコートと呼ばれる皮膚を紫外線などから守る硬くて丈夫な毛です。もう一つはアンダーコートといって、綿毛のように柔らかく、皮膚の保湿や体温を保持する役割があります。
毛色はブラック、クリーム、フォーンなどがありますが、正式に認められているのはブラックのみです。アンダーコートに関してはダークグレーも認められています。
スキッパーキは抜け毛が多い?
スキッパーキをはじめ、ダブルコートの犬種には1年に2回(春と秋)換毛期があります。人間でいうところの衣替えで、春になると冬毛から夏毛に、秋になると夏毛から冬毛に生え替わります。このタイミングで毛がごっそり抜けてしまうので、抜け毛はとても多いです。
スキッパーキのお手入れ方法
ブラッシング
換毛期のときは毎日行うのが望ましいですが、それ以外のときは週に3~4回を目安にブラッシングを行いましょう。
被毛はかなり密に生えているので、スリッカーブラシがおすすめです。スリッカーブラシは、くの字に曲がった針金のようなものがたくさんついており、抜け毛を除去するだけでなく、毛のもつれも解消することができます。ただし先が鋭いので皮膚を傷めないよう注意してください。
仕上げに獣毛ブラシを使うと、ツヤが出てより美しい見た目になりますよ。
シャンプー
スキッパーキは体臭が少なく、さらにオーバーコートがまっすぐで、汚れが落ちやすいことからシャンプーは月に1回程度で問題ありません。むしろ高い頻度でシャンプーをすると、本来必要な皮脂まで洗い流されてしまい、乾燥などの皮膚トラブルを引き起こすおそれがありますので注意が必要です。
散歩などで被毛に汚れが付着した場合は、濡らしたタオルで優しく拭いてあげる程度にしましょう。
トリミング
スキッパーキはお尻周りの被毛が長いので、排便時に汚れてしまうようであれば、短くカットしましょう。自宅でカットしても良いですが、皮膚を傷つけたり、切りすぎたりしないか心配…という場合は、トリミングサロンでカットしてもらうことをおすすめします。
スキッパーキの抜け毛や毛玉対策方法
定期的にブラッシングする
定期的なブラッシングは、見た目を美しく保つだけでなく、体から抜け落ちる毛を事前に除去することができます。そのため、床に落ちたり、家具に付着したりする毛の量を少なくすることができますよ。
洋服を着せる
洋服を着せることで、抜け毛が飛び散ってしまうのを一時的に防ぐことができます。車に乗せるときや、公共の場に連れていくときなどは洋服を着用させると便利です。
ただし、スキッパーキは暑さに弱い犬種なので、夏場は長時間着用させないよう、注意しましょう。
こまめに掃除する
特に換毛期のときは、ブラッシングやシャンプーをしても家の中に毛が落ちてしまうので、こまめな掃除が必須です。毛が舞いあがるのを防ぐためにも、まずはモップなどでササっと抜け毛を除去し、そのあとに掃除機をかけるようにしましょう。
まとめ
スキッパーキはダブルコートの犬種なので、どうしても抜け毛は多いです。そのため、こまめな掃除は覚悟しておきましょう。ただ、毛が細く、絡まりやすいタイプの毛質ではないため、お手入れは比較的簡単ですよ。
自宅でカットやシャンプーが行えるのであれば、トリミングサロンは必ずしも行く必要はありません。ただ、自宅でのお手入れはちょっと自信がないな、という方に関してはサロンにお任せしてみるのも良いでしょう。
犬の家&猫の里 編集部
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