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シーズーは抜け毛が多い?お手入れ方法を紹介します!

2018.12.18 2024.03.26

絹のような細くて美しい毛が特徴的なシーズー。抜け毛が少ない犬種で調べてみると、その名をよく見かけます。
室内で犬を飼うのであれば抜け毛が少ない方が理想ですが、シーズーは本当に抜け毛が少ないのでしょうか?

被毛の特徴

犬の被毛というのは「シングルコート」と「ダブルコート」の2種類があり、シーズーはダブルコートの犬種です。
ダブルコートの特徴は、柔らかく、そして密集して生えていることから保温効果のあるアンダーコートと比較的硬くて、外からの刺激を防ぐ効果のあるオーバーコートの2層構造になっているということ。寒い国が原産の犬種に多いと言われています。

このうち、アンダーコートは換毛期が訪れるとごっそり抜けます。夏毛から冬毛にまたは冬毛から夏毛に生え変わるタイミングでもっとも抜け毛が多くなるので、注意が必要となります。

一方で、シングルコートはアンダーコートがないので、抜け毛が少ないのです。

シーズーは抜け毛が少なめ!?

「じゃあシーズーも抜け毛が多いのか…」とお思いかもしれませんが、シーズーはダブルコートの犬種の中でも比較的抜け毛が少ないのです。
シーズーのような長毛種は毛周期が長く、毛が生え変わるサイクルが短毛種に比べて長いので、抜け毛は少ないのです。

ただ、注意すべき点として、シーズーの毛は非常に細いので掃除機では取りきれないことが多々あります。
室内で飼う際は掃除にやや手間がかかるかもしれません。

お手入れ方法

ブラッシング

毛が長いシーズーは毎日のブラッシングが必要不可欠となります。
ブラッシングする際のブラシは、ピンブラシやスリッカーブラシ、コームなど数種類用意しておくのがおすすめです。

まずはコームで全体の毛をとかしてあげます。このとき、コームは寝かさずに皮膚に対して垂直に入れるようにしてください。毛玉やもつれがあった場合には、ピンブラシかスリッカーブラシで優しくほぐしてあげます。

スリッカーブラシはブラシの先端が鋭くなっているので、扱うのに不安がある場合は、ブラシの先端が丸くなっているピンブラシを使ってみてください。

シャンプー

シャンプーをする際、お湯の温度は犬にとって熱すぎず、ぬるすぎない37~38℃くらいにしましょう。お湯をかけるときは顔から離れたお尻のあたりからかけるようにしてください。

毛をしっかり濡らしたら、いよいよシャンプーです。人間用のシャンプーは当然ながら刺激が強いので、必ず犬用のシャンプーを使うようにしてください。体は優しくマッサージをするように洗い、顔回りは水やシャンプーが目に入らないように注意しながら洗ってください。
一通り洗い終わったらすすいでいきます。特にシーズーのような毛の長い子は、シャンプーが残りやすいので、しっかりとすすぐことを意識しましょう。

シャンプー後はタオルで水気を拭き取り、ドライヤーで根本までしっかり乾かします。生乾きの状態だと、細菌が繁殖するおそれがあります。

シーズーはややにおいがあると言われるのですが、その原因として考えられるのが皮脂です。シーズーは乾燥した寒冷地で生まれ育った犬種なので、乾燥に耐えられるよう皮脂が多い傾向にあります。

ただ、日本の場合春から夏にかけては湿度が高くなるのでべたつきやすくなります。こうなると臭いの原因となりますので、シャンプーの際に余分な皮脂を洗い流してあげてください。

トリミング

毛が長いために特別トリミングが多いのでは?なんて思う方もいるかもしれませんが、シーズーのカットの目安は月に1回ほどなので、手間もかかりません。
むしろその長い毛を活かしてさまざまなカットスタイルを楽しむことができます。

人気のカットスタイル

フルコート(+トップノット)

シーズーの定番カットスタイルともいえるフルコート。その長くてつややかな被毛の魅力を全面に押し出すことができます。
ただ、シーズーは目が大きいので、長い毛が目を刺激してしまうおそれもあるので、トップノットといって目の周辺の毛を頭の上で縛ってあげると、視界がスッキリします。
飾り気のあるゴムなどを使えばグッとオシャレになりますね。

サマーカット

暖かい季節はちょっとフルコートだと暑そうですよね。少しでも通気性を良くしてあげたいという場合には、サマーカットがおすすめです。バリカンを使って短くカットすることで表情が良く見え、顔の丸みが強調されるのでとても愛らしい姿になります。

耳のあたりだけ長い毛を残し、ボリュームを持たせると女の子らしい印象になります。

まとめ

シーズーは毛が長いので、抜け毛が多いのでは?と思われがちですが、ダブルコートの犬種のなかでは比較的抜け毛は少ないです。

しかし、抜け毛が少ないからといってお手入れの必要がないわけではありません。人間と同じく長い毛は絡まりやすいので、毎日のブラッシングが欠かせません。

さらに、シーズーは皮脂が多いので、ブラッシングやシャンプー、さらにはトリミングで皮膚を清潔に保つようにしてあげましょう。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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