チワポメのしつけはどうするの?性格に合ったしつけの方法や問題行動への対処法、トレーナーに依頼する場合について解説

販売中のチワポメ(チワワ×ポメラニアン)
チワワとポメラニアンを親に持つチワポメは、小柄で愛らしい姿がとても魅力的です。これからチワポメを家族に迎えようと考えている方は、性格やしつけのポイントについて気になっていることでしょう。この記事ではチワポメの基本情報や性格に合ったしつけの方法、さらに問題行動への対処法やトレーナーに依頼する場合のメリットについて解説していきます。
チワポメの基本情報
以下でチワポメの性格や外見の特徴について詳しく見ていきましょう。
性格
チワポメの性格は、元気で活発です。さらに飼い主さんに対して強い愛着を持つため、家族と一緒にいる時間を好む傾向があります。その一方チワワに由来して警戒心が強く、知らない人や環境に対して慎重になる場合もあります。これらの性格を理解しながら、適切なしつけやケアを行うことが大切です。
外見
チワポメの外見は、親犬であるチワワとポメラニアンの特徴が融合した独特な魅力があります。一般的に小柄な体型で、体重は約3kg程度です。被毛はポメラニアンのようにふさふさしていることが多く、ダブルコートをしています。また毛色も豊富で個体によって異なります。
チワポメのしつけのポイント
チワポメの性格や行動の特性を考慮しながら、しつけを進めていくことが重要です。以下に具体的なポイントを解説します。
ポジティブトレーニングを活用する
チワポメは賢く学習能力が高いため、ポジティブトレーニングを活用するしつけが効果的です。ポジティブトレーニングとは、良い行動をしたときにおやつや褒め言葉を与えることで、同じ行動を繰り返そうとする心理を利用する方法です。
叱るよりも褒めることで、犬のやる気を引き出しながら楽しくしつけを進められます。ただし、おやつの与えすぎには注意が必要で、適量を心がけましょう。
短時間で楽しく行う
チワポメをはじめとして犬は集中力が長く続かないことがあるため、しつけの時間は短めに設定しましょう。1回のしつけは5〜10分程度が目安です。またしつけの時間をゲーム感覚で楽しく行うと、犬の興味を引きやすくなります。例えば、簡単なコマンドを遊びの中で取り入れることで、自然に覚えられるよう工夫するのも良い方法です。
一貫性のある指示を出す
チワポメは賢いため、飼い主さんの指示があいまいだと混乱してしまうことがあります。一貫性を持った指示を出すことで、犬が混乱せずに学習を進められます。同じ指示に対して異なる言葉や行動を使わないように家族全員でルールを共有することが大切です。また、しつけを行うタイミングもなるべく同じ時間帯にすることで、習慣化がしやすくなります。
チワポメの問題行動と対策
チワポメによくみられる問題行動について、以下にそれぞれの対策を詳しく解説します。
噛み癖
噛み癖とは、犬が物や人に対して繰り返し噛む行動を指します。この行動は、成長段階で歯のむず痒さを解消するために噛む子犬の自然な行動や、ストレス、不安、運動不足などが原因で起こることがあります。
特に問題となるのは、無差別に噛む攻撃的なケースで、早期のしつけが重要です。
対策
噛んでほしくない物を噛んだ場合は、冷静に「ノー」と短く伝えます。その後、代わりに噛んでよいおもちゃを与えます。噛んでほしい物とそうでない物の区別をはっきりさせることで、正しい行動を学ばせることができます。
吠え癖
吠え癖とは、犬が特定の刺激や状況に対して過剰に吠える行動を指します。この行動は、警戒心や興奮、ストレス、不安、要求を伝えるためなど、様々な理由で起こります。例えば、来客や物音に反応して吠える、飼い主さんの注意を引くために吠えるなどが挙げられます。
放置するとエスカレートする場合があるため、正しい対応が必要です。
対策
吠えた際に過剰に反応しないことが大切です。吠える原因を特定し、その原因を取り除くか慣れさせるトレーニングを行います。また、吠えやすいタイミングで注意をそらすおもちゃを使うのも効果的です。
分離不安
分離不安とは、犬が飼い主さんと離れる際に強い不安やストレスを感じ、不適切な行動を起こす状態を指します。例えば、飼い主さんの外出時に過剰に吠えたり、ドアや家具を壊そうとする、トイレを失敗するなどが見られます。
対策
分離不安を防ぐために、まずは数分程度の短時間の留守番から練習を始めましょう。そのあとだんだんとひとりにする時間を伸ばしていくことがポイントです。また家を出るときや帰宅時に過剰に声をかけないことで、離れることへの不安を軽減します。
子犬期におけるしつけのポイント
子犬の時期はしつけを始める絶好のタイミングです。この時期に適切なトレーニングを行うことで、将来的な問題行動を予防できます。
基本的なコマンド
「おすわり」「まて」などの基本的なコマンドは、子犬期に教えると習得しやすいです。教える際にはポジティブトレーニングを用い、成功したらすぐに褒めるようにしましょう。一度に多くのことを教えず、一つずつ焦らず進めることがポイントです。
社会化トレーニングは早めに
子犬期には、社会化トレーニングを積極的に行いましょう。社会化とは、他の犬や人、さまざまな環境に慣れさせることを指します。このトレーニングは、成長後の過度な警戒心や攻撃性を防ぐために非常に重要です。
短時間の外出やおだやかな性格の犬や人との交流を通して、ポジティブな経験を積ませるよう心がけましょう。
成犬でもしつけは遅くない
成犬になってからでも、しつけを始めることは可能です。根気よく一貫性を持って取り組むことで、成犬でも新しいルールを覚えられます。
問題行動がすでにみられている場合は、その行動が発生する原因を特定し、適切な対策をとることが大切です。
しつけはプロにお願いすべき?
しつけに不安を感じる場合や特定の問題行動が改善しない場合は、プロのトレーナーに相談するのも一つの選択肢です。
プロのトレーナーを活用するメリット
プロのトレーナーは、犬種や個体の性格に応じた適切なトレーニング方法を提案してくれます。また、問題行動の原因を正確に特定し、それに基づいた対策を指導してもらえるため、飼い主さんと犬の信頼関係をより深めることができます。
特に時間が取れない方や問題行動の程度が深刻で専門的な知識が必要な場合に役立ちます。
家庭とプロの連携が大切
家庭でのしつけは日常的に取り組む必要がありますが、プロのサポートを活用することで効率的かつ効果的に学ぶことが可能です。ただし、プロのトレーナーに任せきりにするのではなく、家庭でのフォローを併せて行うことが重要です。トレーナーとの協力体制を築きながら進めることで、より良い結果が期待できます。
まとめ
チワポメは、活発で愛情深い性格が魅力の犬種です。一方で、噛み癖や吠え癖、分離不安などの問題行動が起こることもあるため、適切なしつけが欠かせません。ポジティブトレーニングや短時間でのトレーニング、一貫性のある指示を意識しながら、子犬期から社会化を進めることが大切です。また、問題行動が改善しない場合や専門的な知識が必要な場合は、プロのトレーナーを活用するのも効果的です。チワポメとの生活をより良いものにするために、日々の努力を楽しみながらしつけに取り組みましょう。
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犬の家&猫の里 編集部
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