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ノーフォークテリアの寿命はどのくらい?気を付けたい病気について紹介します

2021.08.19 2024.03.21

ノーフォークテリアはテリア種の中でも比較的長生きな犬種です。

ただし、とても活発な子が多いので飼い主さんは飼育する上で注意が必要です。

ここでは、そんなノーフォークテリアの寿命や気を付けたい病気について解説します。

ノーフォークテリアの平均寿命

ノーフォークテリアの平均寿命は12~15歳とされており、テリア種のなかでも比較的長生きな犬種とされています。

犬の年齢の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、小型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

12歳

2歳

25歳

3歳

29歳

4歳

33歳

5歳

37歳

6歳

42歳

7歳

46歳

8歳

50歳

9歳

55歳

10歳

59歳

11歳

63歳

12歳

68歳

13歳

72歳

14歳

76歳

15歳

81歳

16歳

85歳

17歳

89歳

18歳

94歳

19歳

98歳

20歳

102歳

ノーフォークテリアの適正体重

ノーフォークテリアの適正体重は5~6kgほどです。

もちろん同じ犬種であっても個体差がありますので、あくまでも目安としてお考えください。

気を付けたい病気

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は膝のお皿のような骨が正常な位置から内側または外側にずれてしまう病気で、ノーフォークテリアのような小型犬は、膝蓋骨が内側にずれてしまう内方脱臼が多いです。

症状は、程度によって4段階に分けられており、グレード1では無症状なことがほとんどですが、一番程度が重いグレード4になると足を地面につけることができなかったり、足を曲げた状態のままうずくまるように歩いたりします。

先天性の膝蓋骨脱臼を予防することはできませんが、後天性の場合は、膝にできるだけ負担をかけないような生活を意識することで予防することができます。

緑内障

緑内障は、眼房水(角膜と水晶体の間および虹彩と水晶体の間を満たす液体)が過剰にたまってしまうことで眼圧が高くなり、眼球の不快感、目の痛み、視覚障害などを引き起こします。

治療が遅れると失明してしまうこともあるので、早期に発見、そして治療を開始することが最も重要です。

最近物によくぶつかる、まぶしそうにまばたきをする、白眼が赤く見えるなどの異変を感じたら、近くの動物病院で相談してみましょう。

白内障

白内障は、目の中の水晶体が白くにごり、視力が低下してしまう病気です。

白内障の厄介なところは、初期の状態ではほとんど症状が出ないということです。視覚への影響もありませんし、白濁も水晶体の縁にある程度なので、なかなか気づくことができません。目が全体的に白濁し、視覚にも影響が出てきているときには、すでに病状が進行してしまっているのです。

白内障を根本的に治療するとなると、外科的治療が必要になりますが、白内障の手術を受けられる医療機関はかなり限られています。

早期に発見できれば、内科的治療で進行を遅らせることもできるので、緑内障と同じく、早期発見そして治療できるように、飼い主さんが気にかけてあげることが大切です。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は心臓の筋肉が厚くなることで心臓がうまく動かなくなり、血液の循環不全を引き起こす病気です。

犬が発症する心筋症の多くは「拡張型心筋症」で、今回紹介する肥大型心筋症はまれだと言われています。

肥大型心筋症になると、食欲の低下、体重減少、呼吸困難、肺水腫などの症状が見られます。

中には突然亡くなってしまうこともあるようです。

肥大型心筋症の発症原因はわかっていないため、予防が難しいのですが、肥満になると心臓への負担が増加してしまうので、発症リスクを少しでも減らすためにも、体重管理は日頃から行っておきましょう。

アレルギー性皮膚炎

ノーフォークテリアのようなテリア種は、アレルギー性の皮膚炎になりやすい傾向があります。

アレルギー性皮膚炎の主な症状はかゆみ、脱毛、発疹などで、命に関わるような重篤な病気ではありませんが、細菌による二次感染が起こると症状が悪化することもあり、愛犬にとってはかなりのストレスになってしまいます。

アレルギー性皮膚炎を発症してしまった場合には、動物病院でアレルギーの特定を行い、できる限りアレルギーの原因となりうるものを避けて生活させてあげましょう。

長生きの秘訣

室内で飼育する

最近では、大型犬でも室内で飼う方が増えてきましたが、室内で飼育したほうが犬は長生きすると言われています。

室内で飼育することによって、感染症、熱中症、事故などのリスクを減らすことができます。

さらに、室内飼いの場合は飼い主さんや家族といつも同じ空間にいることができるので、寂しさや不安からくるストレスも少なく、心身ともに健康で過ごすことができるのです。

しっかり運動させる

ノーフォークテリアは小型犬ではありますが、活発で豊富な運動量を必要とします。毎日の運動量が少ないと運動不足になり、ストレスがたまって問題行動に発展する恐れがあります。

ノーフォークテリアの高い運動欲求を満たしてあげるためにも、1回30分以上の散歩を1日2回行ってあげましょう。近くにドッグランがあるのであれば、ぜひ定期的に連れていってあげてください。思いっきり走ることで気分転換にもなりますし、歩くだけでは使えない筋肉も使えるので、筋肉の向上につながります。

老犬になったら

ノーフォークテリアは、10歳を過ぎたあたりから、だんだんと老化に伴うさまざまな変化が見られるようになってきます。

たとえば、食欲が落ちてフードを残すようになったり、寝ている時間が増えたりします。

老犬になると少しずつできないことが増えてきますので、飼い主さんの丁寧なサポートが必要不可欠です。

また、老犬になると免疫力や体力が若いときより落ちますので、病気にかかりやすくなります。シニア期に突入したら、定期的に健康診断を受けさせて病気を早期に発見・治療できるようにしましょう。

普段からチェックしておきたいポイント

気をつけたい病気の部分でも紹介した通り、ノーフォークテリアは白内障や緑内障など目の病気にかかりやすいので、白眼の状態や涙の量など目の状態は日頃から気にかけておきましょう。

伸びた毛が目を刺激してしまうと、結膜炎などを引き起こしてしまうので、こまめにカットしてあげるか、かからないように結んであげてください。

ノーフォークテリアは垂れ耳なので、パッと見ただけでは耳の中の状態がわかりにくいです。垂れ耳の犬種は立ち耳の犬種に比べると通気が悪く、蒸れて菌が繁殖しやすいです。

そのため、知らない間に耳の病気になっていた、なんてこともあります。

強いかゆみを伴うこともありますので、愛犬に負担をかけないためにも、耳の中の状態をこまめに確認してあげてください。

ノーフォークテリアは歯周病になりやすいと言われています。

ノーフォークテリアに限らず、犬は日常的に歯を磨く習慣がありませんので、どうしても歯周病にかかるリスクが高まってしまうのです。

歯周病は進行すると口腔内だけでなく、腎臓、肝臓、心臓といった臓器にまで悪影響を及ばしてしまうため、非常に恐ろしい病気です。

そんな歯周病にさせないためにも、毎食後に歯のケアをするのはもちろんですが、歯や歯茎の状態も日頃からチェックしましょう。

皮膚

ノーフォークテリアはアレルギー性皮膚炎になりやすい犬種なので、ブラッシングするタイミングで、皮膚に赤み、発疹、べたつき、不自然な脱毛がないかチェックしてあげてください。

まとめ

ノーフォークテリアは平均寿命が12~15歳とテリア種の中でも比較的長生きな犬種です。もちろん、飼い主さんが愛犬の健康に気をつかってあげれば、より長く一緒にいることも可能です。

ノーフォークテリアは小型犬ではありますが、とても活発な子が多いので、心身ともに健康でいるためには、運動が欠かせません。

たくさんコミュニケーションをとりながら、毎日たくさん運動させてあげましょう。

また、長生きするためには病気に早く気づいてあげることも重要です。定期的に健康診断を受けることはもちろん大事ですが、それ以上に普段から飼い主さんが愛犬のことをよく見ておくということが大切です。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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