子犬・子猫とのライフステージを全面的にサポートするお店です。

犬図鑑

ホワイトシェパードの寿命はどのくらい?気を付けたい病気について紹介します

2021.08.26 2024.03.18

ホワイトシェパードは繊細な子が多いといわれている犬種です。

ここでは、そんなホワイトシェパードの寿命や気を付けたい病気について解説いたします。

ホワイトシェパードの平均寿命

ホワイトシェパードの平均寿命は10~12歳とされており、大型犬としては平均的です。

犬の年齢の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、大型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

9歳

2歳

18歳

3歳

26歳

4歳

35歳

5歳

44歳

6歳

53歳

7歳

62歳

8歳

71歳

9歳

80歳

10歳

89歳

11歳

98歳

12歳

107歳

13歳

115歳

14歳

124歳

15歳

133歳

16歳

142歳

ホワイトシェパードの適正体重

ホワイトシェパードの適正体重は、オスが約30~40kg、メスが約25~35kgです。

大型犬は体が大きく、体重が重いので、関節に負担をかけないためにも、できるだけ適正体重を維持できるように心がけましょう。

気を付けたい病気

関節炎

関節炎は、関節を覆っている軟骨部分に障害が起こり、慢性的な痛みをもたらす病気です。

関節炎を発症すると、足をひきずる、段差を上りたがらない、なかなか起き上がれない、などの変化が現れます。

中には、関節の痛みが原因で攻撃的になる子もいるようです。

関節炎を治療するためには、食事療法や運動療法、対症療法などを行います。

しかし、これらの治療法で改善が見られない場合は、手術が必要になる可能性もあります。

関節炎の予防には、関節に負担をかけないことが重要なので、滑りやすい床での生活を避ける、肥満を防止する、体や関節を冷やさない、などを普段から意識しましょう。

股関節形成不全

股関節形成不全は、股関節が発育の段階で形態的な異常を起こしてしまう病気です。

股関節形成不全を発症すると、足をあげている、お尻を振って歩く、横座りをするなどの症状が見られます。

この病気は遺伝性の疾患で、父母ともに股関節形成不全の場合、生まれてきた子犬はほぼ股関節形成不全を持っています。

そのため、ホワイトシェパードを購入する際は、できれば親の病歴も確認しておくとよいでしょう。

皮膚疾患(膿皮症)

ホワイトシェパードは皮膚が弱いため、皮膚疾患になりやすい傾向があります。

なかでも膿皮症と言って、皮膚の細菌感染によって皮膚が膿んでしまう病気にかかりやすいです。

膿皮症は、皮膚のバリア機能の異常などによって、ブドウ球菌という常在菌が過剰に増えてしまうことで引き起こされます。

外部からの細菌ではなく、健康な犬の皮膚にも存在している常在菌が原因なので、繰り返し発症しやすいという厄介さがあります。

膿皮症を防ぐためには、常在菌が増殖しないような環境を作る必要があるので、シャンプー後や雨の中での散歩後は被毛を濡れたままにしないようにしてください。

他にも、皮膚のバリア機能が低下すると、膿皮症が発症しやすくなるので、皮膚を傷つけてしまうような、過度なブラッシングはしない、ノミダニ予防をするなどの対策を行いましょう。

長生きの秘訣

毎日しっかり運動させる

ホワイトシェパードに限らず、犬は運動不足になるとストレスを抱えてしまうので、心身共に健康な状態を維持するためにも、毎日しっかりと運動させてあげましょう。

ホワイトシェパードの場合は、1回1時間程度の散歩を1日2回行うのが理想です。

ドッグランに連れていって運動させても良いですが、開放的な空間ではついつい走りすぎてしまうこともあります。過度な運動は関節に負担をかけますので、注意してください。

室内で飼育する

ホワイトシェパードは暑さが苦手なので、室温が調整できる室内で飼育したほうが快適に生活することができます。

また、ホワイトシェパードは繊細な子が多いので、飼い主さんと離れた屋外でひとりにされてしまうと、ストレスに感じてしまうこともあります。

そのため、できる限り室内で飼育してあげてください。

体は大きいですが、賢く穏やかな性格をしていますので、ある程度のスペースがあれば、室内でも問題なく飼うことができますよ。

老犬になったら

大型犬に分類されるホワイトシェパードは、7歳頃からシニア期に突入すると言われています。

老犬になるとあまり走らなくなることに加え代謝も落ちてしまうので、太りやすくなってしまいます。

肥満になると関節疾患のリスクが高まるので、シニア期に突入したら、脂肪やカロリーが抑えられたフードがおすすめです。

また、グルコサミンやコンドロイチンが含まれているものを選べば、同時に関節ケアを行うこともできます。

老化に伴って、食欲が落ちる、寝ている時間が増える、運動に消極的になる、などの変化が見られるようになりますが、こうした変化は、場合によっては病気によって引き起こされているケースもあります。

何歳からシニアになるという明確な定義はありませんが、老化にしてはちょっと早い気がする…と感じたら、一度近くの病院で相談してみましょう。

普段からチェックしておきたいポイント

人間だけでなく、犬も歯周病になりやすく、成犬のほとんどが歯周病に罹患しているとも言われています。

歯周病は進行すると、歯茎が腫れる、歯が抜ける、などの口腔内の問題だけでなく、雑菌が歯肉を介して全身に広がることで、肝臓や腎臓などの機能を弱めてしまうリスクもあるのです。

非常に恐ろしい歯周病を予防するためにも、歯や歯茎の状態、そして口臭などを普段からチェックしておきましょう。

歯周病の予防には、チェックだけでなく歯磨きも大切なので、子犬の頃からしっかりと歯磨きの習慣をつけておいてください。

皮膚

気をつけたい病気の部分でも紹介した通り、ホワイトシェパードは皮膚がデリケートで、皮膚疾患になりやすいので、皮膚に湿疹、赤み、かさぶたなどがないか、不自然な脱毛はないか、こまめに確認してあげてください。

皮膚疾患を防ぐためには皮膚を清潔に保つことも重要なので、こまめなブラッシングと月1~2回ほどの頻度でシャンプーを行ってあげてください。

歩き方

ホワイトシェパードを始めとした大型犬は、股関節形成不全など関節疾患になりやすいので、愛犬の歩き方は常日頃から観察しておくようにしましょう。

散歩のときなどに愛犬の歩き方をしっかり見ておけば、「いつもより足を引きずって歩いている気がする」などちょっとした変化に気づきやすくなりますので、症状が軽いうちに病院に連れていくことができます。

まとめ

ホワイトシェパードは繊細な子が多いので、健康に、長く生きてもらうためには、なるべくストレスのない生活を心がけてあげることが重要です。

ストレスのない生活を心がけると言っても特に難しいことはなく、飼い主さんといつでもスキンシップが取れるように室内で飼育してあげる、毎日時間をかけてしっかり運動させる、皮膚を清潔に保つためにケアをしてあげるなど基本的なことばかりです。

当たり前のことですが、こうした小さな気遣いが愛犬の寿命を延ばすことにつながるのです。

ホワイトシェパードの子犬を探す

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
飼い主さまと大切なペットを末永くサポートさせて頂きます。
日々ワンちゃんネコちゃんに対する知識レベル向上に励み、みなさまに
お役立ち情報をお届けします。

会社概要を見る

その他の記事

ホワイトシェパードの性格や特徴は?飼い方やしつけ方について紹介します!
ホワイトシェパードの子犬を探す