チワックスの被毛のケア!抜け毛、トリミング、日々のケアなど被毛の気になることについて解説
販売中のチワックス(チワワ×ダックス)
小さな体にチワワの愛らしさとダックスフンドの特徴的なシルエットを併せ持つチワックス。初めて迎え入れる飼い主さんにとって、チワックスの被毛の特徴や日々のお手入れ方法は気になるポイントではないでしょうか。この記事では、チワックスの被毛ケアについて、抜け毛やトリミング、そして日々のケア方法まで詳しく解説していきます。
チワックスの被毛の特徴
まずはチワックスの被毛について詳しく見ていきましょう。
チワックスはダブルコート
チワックスの被毛はダブルコートと呼ばれる二層構造になっています。
ダブルコートとは、外側にある硬くて保護力のあるオーバーコート(上毛)と、内側にあるふわふわと柔らかいアンダーコート(下毛)の二重構造を指します。オーバーコートは外からの刺激や寒さから体を守る役割を果たし、アンダーコートは体温を保つための役割を担っています。
季節ごとの被毛の変化
チワックスは、春と秋に「換毛期」と呼ばれる被毛の生え変わりの時期を迎えます。この時期には特にアンダーコートが抜けやすくなり、被毛の増減によって体温調節が行われます。
換毛期は一般的に春から初夏にかけて、そして秋に起こり、体が寒暖差に対応しやすくなります。
また、換毛期が終わると毛量が安定し、少し落ち着いた状態になることが多いです。
抜け毛対策とケア方法
ここからは、抜け毛対策として日常でできるケア方法について解説します。
抜け毛が多い時期の対策
換毛期に入ると、アンダーコートの抜け毛が増えるため、部屋の掃除が大変になることもあります。抜け毛が増える時期には、こまめにブラッシングを行い、体から余分な毛を取り除くことで、室内の毛の量を減らせます。
また掃除機を毎日かけたり、空気清浄機を使用したりすることでも、室内の毛やホコリの量を抑えられます。飼い主さんは抜け毛の多い時期をしっかり把握し、積極的にケアしてあげるとよいでしょう。
抜け毛を減らすためのブラッシングのコツ
ブラッシングを行う際には、まずアンダーコートをやさしく取り除くことが大切です。
硬いブラシではなく、柔らかいラバーブラシやスリッカーブラシを使うと、毛を抜く際の刺激を抑えられます。
ブラッシングは毎日行うことで、毛のもつれを防ぎ、毛の健康を保つのにも役立ちます。また、一定の方向に毛をとかすと、皮膚への刺激も抑えられ、肌トラブルのリスクを抑えられます。
抜け毛対策におすすめの道具やグッズ
抜け毛対策には、適切な道具を使用することでより効果的にケアが行えます。
たとえば、ダブルコート用のスリッカーブラシやアンダーコートを効率よく取り除けるファーミネーターなどの専用ブラシがおすすめです。
またブラッシング時に使用するスプレーや、被毛の健康を保つためのサプリメントも役立ちます。
トリミングの必要性と方法
チワックスのトリミングについて説明していきます。
チワックスに必要なトリミングとは?
チワックスの場合、被毛の長さを大きく変える必要はありませんが、毛先のカットや整えが重要です。耳や尻尾、足回りの毛が伸びやすいため、それらの部分を中心に定期的にカットすることで、見た目も整い、清潔に保つことができます。
特に足回りの毛は汚れやすいため、散歩後のケアもしやすくなります。
トリミングの頻度とタイミング
トリミングは、通常1〜2ヶ月に一度が目安ですが、季節や生活環境によって変わることもあります。特に暖かい季節には頻度を増やすことで、体温調節がしやすくなるためおすすめです。
また換毛期に合わせてトリミングを行うことで、抜け毛の量を抑える効果も期待できます。飼い主さんは愛犬の被毛の状態を観察し、最適なタイミングでトリミングを行うとよいでしょう。
自宅でできるトリミングの基本
自宅でトリミングを行う場合、まずは毛先を整える程度から始めると良いです。特に足回りや耳周りの毛は、専用のはさみを使ってやさしく整えましょう。またハサミは怪我のリスクがあるため、先が丸い安全なハサミを選ぶと安心です。
自宅トリミングは難しい部分もあるため、飼い主さんの無理のない範囲で行うことが大切です。
健康的な被毛を保つためのポイント
ブラッシングやトリミング以外のポイントで健康的な被毛を保つコツについてお伝えします。
乾燥やフケを予防する
乾燥やフケの予防には、保湿が大切です。被毛専用の保湿スプレーを使用したり、加湿器を使って室内の湿度を保つのも効果的です。
また適切なシャンプー選びや定期的な洗浄もフケ予防に役立ちます。フケが多い場合は、皮膚の健康を保つために獣医さんに相談するのもよいでしょう。
栄養をしっかり摂る
被毛の健康は、食事から摂取する栄養にも大きく影響を受けます。良質なタンパク質やオメガ3脂肪酸が含まれたドッグフードは、被毛のつやや柔らかさを保つために重要です。
ドッグフードに加えて、サプリメントで不足しがちな栄養素を補うことで、より健康的な被毛を育てるようにしましょう。
シャンプーとドライヤーの正しい使い方
以下で、正しいシャンプー選びと乾かし方について学びましょう。
シャンプーの選び方
チワックスのシャンプーを選ぶ際は、皮膚にやさしい成分を含んだものがおすすめです。
皮膚が敏感なこともあるため、低刺激で保湿成分が含まれたシャンプーが適しています。また、無香料や低刺激と表示された犬用のシャンプーも良い選択でしょう。
シャンプー時の注意点と洗い方
シャンプー時には、まずぬるま湯で体全体を濡らし、シャンプーを手に取り、泡立ててから体に優しくなじませるようにしましょう。
皮膚をこすりすぎず、やさしくマッサージするように洗うと、被毛が傷みにくくなります。またシャンプーが残らないように、しっかりと洗い流すことが大切です。
ドライヤーの使い方と乾かし方のコツ
シャンプー後の乾燥は、ドライヤーを使って行います。少し離れた位置から風を当てることがポイントです。
ドライヤーの温度が高すぎると皮膚が乾燥する原因になりますので、冷風と温風を切り替えながらゆっくり乾かしていくのが理想的です。毛の根元から乾かすようにすると、乾きが早く、美しい仕上がりになります。
まとめ
チワックスの被毛はダブルコートで、外側のオーバーコートと内側のアンダーコートの二層から成ります。春と秋には換毛期があり、この時期には特にアンダーコートが抜けやすくなります。抜け毛対策としては、こまめなブラッシングや掃除が効果的です。トリミングは1〜2ヶ月に一度が目安で、特に足回りや耳周りのケアが大切です。健康な被毛を保つためには、栄養バランスの取れた食事や、保湿を意識したシャンプーとドライヤーの適切な使用がポイントです。
犬の家&猫の里 編集部
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