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犬図鑑

ウィペットの寿命はどのくらい?気をつけたい病気を紹介します

2019.03.17 2024.03.26

平均寿命

ウィペットの寿命は12~15年とされています。犬の寿命は体の大きさによって異なり、体が小さいほど寿命が長い傾向にあります。ウィペットは中型犬の中では体が小さいほうなので、小型犬と同じくらいの寿命となっています。

平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、中型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

12歳

2歳

19歳

3歳

26歳

4歳

33歳

5歳

40歳

6歳

47歳

7歳

54歳

8歳

61歳

9歳

68歳

10歳

75歳

11歳

82歳

12歳

89歳

13歳

96歳

14歳

103歳

15歳

110歳

16歳

117歳

17歳

124歳

18歳

131歳

19歳

138歳

では、長く一緒に暮らすためには何をしてあげられるでしょうか。生活する上で注意すべきポイントや、気を付けてあげたい病気について解説します。

長生きの秘訣

十分な運動をさせる

ウィペットは非常に足の速い犬種で、猟犬やレースドッグとして活躍していました。とにかくスタミナがあるので、毎日しっかり運動させてあげないと、ストレスをため込んでしまいます。ウィペットの場合、30分以上の運動を1日2回行うのが理想です。「走る」という本能を満たすためにも、ドッグランなど広い敷地で思いきり走らせてあげるのがおすすめです。運動後の様子を見て、まだまだ遊び足りないようであれば、運動に要する時間を調整してあげましょう。

寒さへの対策を行う

ウィペットは寒さに弱いので、長生きしてもらうためにも温度管理のしやすい室内で飼育をする必要があります。暖房などで室温は24℃前後に保つようにしてください。犬は人間よりも低い位置で生活をしているので、人間が快適と感じていても、犬にとっては寒いということもあります。そのため、ペット用のヒーターや毛布を用意してあげましょう。

紫外線を避ける

人間と同様、犬も紫外線の影響を受けます。ウィペットは短毛種の中でも特に毛が短い犬種なので、皮膚をいためないためにも紫外線対策を行ってあげてください。UVカット使用の服を着せている飼い主さんも多いですが、服を嫌がる場合には散歩の時間を工夫してあげるようにしましょう。

気をつけたい病気について

ここではウィペットがかかりやすい病気について解説します。

皮膚疾患

皮膚疾患と言ってもさまざまな種類がありますが、ここではアトピー性皮膚炎と甲状腺機能低下症についてご紹介します。

症状

アトピー性皮膚炎はノミ・ダニ、食材、花粉などのアレルゲンによって皮膚に炎症が起き、かゆみなどを伴います。
甲状腺機能低下症は、体の代謝を促す役割がある甲状腺ホルモンが減少することによって起きる病気で、抜け毛やフケが増えたり、皮膚が黒ずんだりします。

治療法

アトピー性皮膚炎の治療としては、かゆみを抑えるための薬を処方したり、アレルゲンを体内に少しずつ入れることで慣れさせる減感作療法を行います。

甲状腺機能低下症については、甲状腺ホルモン製剤の投与を行います。

アトピー性皮膚炎は完治が難しいので長きにわたって治療する必要がありますし、甲状腺機能低下症にいたっては一生涯治療を続けていくことになります。

予防法

甲状腺機能低下症については明確な予防法というのはありません。アトピー性皮膚炎は、アレルギー検査をあらかじめ受けておくと、アレルゲンに知らず知らず接触するというリスクを減らすことができます。

口蓋裂

口蓋というのは口腔の上壁のことです。先天的もしくは後天的にその口蓋が裂けてしまう病気を口蓋裂といいます。

症状

口蓋が裂けると口の中と鼻の穴がつながってしまうので、子犬頃にミルクを鼻から出してしまったり、食事が上手くとれないなどの症状が見られます。

治療法・予防法

治療としては、外科手術によって裂けてしまった口蓋をふさぎます。
口蓋裂は先天的に起こることのほうが多いので、明確な予防法というのはありません。

白内障

白内障とは、水晶体が白く濁ってしまう病気です。水晶体が濁ることで視力が低下し、進行すると失明するおそれもあります。

症状

白内障が進行すると、目が白っぽくなってきます。さらに、視力の低下に伴い、柱や壁などによくぶつかるようになります。

治療法

白内障の治療法には、内科的もしくは外科的方法があります。
内科的方法は、点眼や内服薬などで処置するものです。これはあくまで進行をゆっくりにするだけであって、白内障を治すことはできません。

もう一つの外科的方法は、病気の原因となる水晶体を取り除き、代わりに人工レンズを装着するものです。こちらは完治が望める一方で、価格が高く、医師に高度な技術が求められるなどのリスクもあります。

予防法

白内障を予防するためには、日々のケアが重要となります。
散歩から帰ってきたら人工涙液を点眼し、砂や汚れを除去することで目の病気になるリスクを減らしましょう。
また、白内障の原因になる活性酸素を生成させないためにも、抗酸化サプリメントを飲ませる、散歩の時間帯を工夫するなどして紫外線を過剰に浴びないようにしましょう。

耳介脱毛症

症状

耳の一部もしくは全体の毛が抜けてしまいます。かゆみなどはほとんどありません。

治療法・予防法

耳介脱毛症は遺伝性の疾患で、ホルモンバランスがくずれることによって発症すると言われています。遺伝性なので、有効な治療法・予防法というものがありません。

まとめ

ウィペットに長く、健康的に過ごしてもらうためには、十分な運動でストレスを発散させてあげることと、寒さ対策をしっかり行ってあげることが大切です。
また、寿命にかかわるような病気は少ないものの、皮膚疾患など長きにわたって治療が必要となる病気がありますので、飼育を検討している方は病気についてよく理解しておきましょう。

参考文献
口蓋裂 <犬> | みんなのどうぶつ病気大百科
犬の若年性白内障の2例

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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