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トイガーの性格や特徴は?飼い方やしつけ方について紹介します!

2021.07.12 2024.03.27

トラが持つ縞パターンの模様が特徴のトイガーですが、比較的新しい猫種です。

今回はトイガーの特徴や性格、歴史や気をつけたい病気についてご紹介します。

トイガーの歴史

トイガーは、1980年頃から育種が始まった比較的新しい猫種です。

カリフォルニア州でベンガルの繁殖を行っていたブリーダーが、ベンガルの子猫の中にサーキュラマーキング(野生のトラが持つ縞パターン)を持った子を発見したのがトイガー誕生のきっかけとされています。

サーキュラマーキングを持った子猫を育種することで、「リビングで飼えるトラ(猫)」を作りたいと考え、ブリーダー仲間たちと本格的に育種を始め、現在のトイガーが誕生しました。

トイガーの名前は、「おもちゃ」や「小型の」という意味があるToyと「トラ」という意味のTigerを組み合わせてつけられたものだとされています。

特徴

体型、体の大きさ

トイガーは、「セミフォーリン」というボディタイプで、胴や手足が長く、しっかりとした骨格をしています。

オスの平均体重

6~10kg

メスの平均体重

5~8kg

毛色、毛質

トイガーの毛色はブラウンタビー(マッカレルタビー)のみです。タビーは縞模様のことで、ブラウンタビーは茶系のベースに縞模様が入った毛色のことです。
ベースの色は、ブラウン、マホガニーレッド、オレンジ、ゴールド、タンなどがあり、縞模様は黒くはっきりしている方が良いとされています。

目の色

目の色はブルー以外とされています。

性格

とても野性味あふれる見た目をしていますが、性格は穏やかで、人懐っこいです。
そのため、小さな子どもや初対面の人、他の動物に対しても友好的に接してくれます。
活発で、遊ぶことが大好きなので、おもちゃを使って一緒に遊んであげると喜びます。

トイガーの飼い方

飼育環境

トイガーは活発で遊び好きですので、たくさん動きまわれるような環境を用意してあげましょう。猫は高いところを好むので、キャットタワーや登り棒のようなものがあると、大好きな高いところにも登れますし、体を動かすこともできます。トイガーは成猫になると体が大きくなる子も多いので、キャットタワーや登り棒は頑丈で安全性の高いものを設置してあげるようにしてください。
キャットタワーなどを設置することが難しい場合は、家具の配置を工夫し、部屋の中で高低差を作ってあげると、上下運動ができます。

食事

トイガーはやや体が大きめの猫種なので、時間をかけて骨格が出来上がっていきます。
しっかりとした体を作るためにも良質なタンパク質を多く含んだ食事を与えるようにしましょう。

お手入れ

トイガーは短毛種ですが、かなり毛が密集して生えているので、週に1~2回を目安にブラッシングしてあげましょう。猫は自分で毛づくろいをすることができますが、ブラッシングをしてあげないと、毛づくろいの際に飲み込んでしまう毛の量が多くなってしまうので、スキンシップもかねて、ブラッシングを行ってあげてください。

トイガーのような毛の短い猫種には、ブラシ部分がゴムでできたラバーブラシがおすすめです。

しつけ

犬と違って猫はしつけが難しいですが、トイガーは知能が高いので、しつけは比較的しやすいとされています。
トイレの場所や爪とぎをして良い場所は迎え入れたら早めに教えてあげるようにしましょう。また、通院時や災害時にはキャリーバッグに入ってもらうことになるので、キャリーバッグに入る練習もしておくとよいでしょう。

気を付けたい病気

トイガーはベンガルを基礎に作出された猫種なので、ベンガルと同じく猫伝染性腹膜炎(FIP)にかかりやすい傾向があります。

他にも肥大型心筋症や猫全般がかかりやすいとされている腎臓病に注意が必要です。

関連記事:トイガーの平均寿命と気を付けたい病気について

トイガーを飼う際の注意点

室内で飼育する

猫を飼っている方の中には、室内と屋外を行き来させている方もいると思いますが、屋外にだしてしまうと、その分交通事故にあったり、感染症をもらってきたりしやすくなってしまいます。そのため、できれば完全室内飼育をするようにしましょう。

ストレスをためないようにする

猫はストレスに弱い生き物なので、飼育の際はストレスをためないよう、飼い主さんが注意を払ってあげましょう。ストレスの原因としては、運動不足や大きな環境変化、飼い主さんとのコミュニケーションが足りない、落ちついて過ごせる場所がないなどが挙げられます。

落ち着いて寝る・食べる・排泄ができる環境を整えてあげるだけなく、おもちゃなどを使って一緒に遊んであげたり、上下運動ができるようなアイテムを用意してあげたりしましょう。

まとめ

本当のトラのような模様が特徴的なトイガーは、1980年頃から育種が始まった比較的新しい猫種ですので、まだまだ日本での流通数は少ないです。
トイガーに関する情報が少ないことをいいことに、偽物を販売する業者もいるようなので、必ず信頼できるところから、購入するようにしましょう。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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