トイガーとベンガルは、見た目が非常によく似ており、パッと見ただけではなかなか見分けがつきにくいとも言われています。
そこでこの記事では、具体的にどの部分が違うのか、2匹の性格や外見などを比べてみたいと思います。

ベンガルとトイガーの歴史の違い

ベンガルの歴史

ベンガルは、毛皮のために密漁されるヤマネコの保護と白血病の研究のためにヤマネコとイエネコを交配させたことで誕生しました。

トイガーの歴史

トイガーは、カリフォルニア州でベンガルの繁殖を行っていたブリーダーが、ベンガルの子猫の中にサーキュラマーキング（野生のトラが持つ縞パターン）を持った子を発見し、育種を行ったことで誕生しました。

ベンガルとトイガーの性格の違い

ベンガルの性格

ベンガルはイエネコとの交配によって改良が進められてこともあり、穏やかで飼い主に従順な性格をしています。

また、人懐っこく甘えん坊で、常に飼い主さんや家族と一緒にいたがる子も多いです。

トイガーの性格

トイガーはとてもフレンドリーな性格をしており、飼い主さんやその家族には愛情深く接してくれます。ただ、依存心は強くないので、あまりベタベタ甘えてくるタイプではありません。

ベンガルもトイガーも社交的で人懐っこい性格をしており、飼い主さんや家族には愛情深く接してくれます。少し違うとすれば、ベンガルは常に飼い主さんと一緒にいたがる子が多いのですが、トイガーに関してはべったり甘えるということはあまりないようです。

ベンガルとトイガーの体格の違い

ベンガルの体格

ベンガルは「ロング＆サブスタンシャル」というボディタイプで、猫の体型の中でも一番大型です。体高が高く、かなりがっしりとした体つきをしています。

トイガーの体格

トイガーは「セミフォーリン」というボディタイプで、細身ではあるものの、骨格がしっかりしており、ずっしりとした体つきをしています。
日本で見かける猫の体型は、このセミフォーリンタイプが多いようです。

ベンガルもトイガーも細身ですが、サイズ感がやや異なります。ベンガルは一般の猫よりひと回り大きい大型で、トイガーは中型～やや大型
なので、トイガーのほうが少し小さいです。

ベンガルとトイガーの被毛の違い

ベンガルの被毛

ベンガルの被毛は、短い毛が密集して生えており、触り心地が滑らかで、シルクのようです。

毛色は、ブラウン、スノー、シルバー（＆スモーク）の3種類があり、模様はヒョウのようなスポテッドとマーブルの2種類があります。

トイガーの被毛

トイガーの被毛は、柔らかく、短い毛が密集しており、ビロードのような触り心地をしています。

毛色はブラウンタビー（マッカレルタビー）のみです。ブラウンタビーというのは、茶系のベースに縞模様が入った毛色のことです。

ベースの色は、ブラウン、マホガニーレッド、オレンジ、ゴールド、タンなどがあり、縞模様は黒くはっきりしている方が望ましいとされています。

他にも似ている猫がいる？

オシキャット

サイアミーズ（シャム）とアビシニアンを交配させることで誕生したオシキャットは、顔が小さく、スマートな体つきをしています。
ヒョウのようなスポット柄が特徴的で、野性味あふれる容姿から、ベンガルと間違われることもあります。

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オシキャットの性格や特徴について紹介します

エジプシャンマウ

エジプトを原産国とするエジプシャンマウは、スレンダーで、非常に身体能力が高い猫種です。被毛には濃くはっきりとした斑点模様があります。
斑点模様を持つ猫種はいろいろいますが、ほとんどが人為的に作られています。しかし、エジプシャンマウのスポット柄は自然発生したものだとされています。

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エジプシャンマウの性格や特徴について紹介します

サバンナキャット

サバンナキャットは、野生のサーバルとイエネコを交配させて誕生した猫種で、サーバルの特徴が色濃く残っています。
体の模様は、サーバルのような「スポット柄」とネコ科独特の「タビー（縞模様）」の2種類があります。

まとめ

トイガーはもともとベンガルがもとになっていますので、2匹の見た目はよく似ています。しかし、よくよく見比べると、体の大きさや体の模様に違いがあります。さらに、性格面で比べても、社交的で人懐っこいという部分は共通していますが、飼い主さんへの甘え方には少し差があるようです。

どちらも魅力的な猫種ではありますが、トイガーに関してはまだまだ流通数が少ないこともあり、飼いたいと思ってもなかなか出会えない可能性があります。トイガーを探す場合は、定番の猫種だけでなく、希少な猫種も扱っているペットショップ
を探してみるとよいでしょう。

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