くるっとカールした耳が可愛いアメリカンカールですが、耳の掃除は特に大切であることは知っていましたか？でも、猫の耳掃除はきちんとしたやり方を知らないとどのようにして良いのか分からず、戸惑ってしまいますよね。

今回は可愛いアメリカンカールが健やかに過ごすために、とても大切な耳掃除の仕方についてまとめています。

これからアメリカンカールを飼ってみたい人や、飼っていても耳掃除の仕方を知らない人は、是非参考にしてみてくださいね。

アメリカンカールの特徴

アメリカンカールの特徴は、何と言っても外側にめくれ上がるように巻いた耳でしょう。特徴的な耳なのでお手入れが必要ですが、この可愛い耳に一目ぼれしてしまうも人もとても多いです。

性格は、穏やかで明るく人に良く懐きます。縄張り意識が少ないので他の猫や犬などとも仲良くできます。多頭飼いを考えている場合はとてもおすすめの猫種です。

アメリカンカールの耳掃除に必要なもの

アメリカンカールの耳掃除には「ウェットティッシュ」「耳洗浄液」「コットン」「綿棒」が必要です。

ウェットティッシュは、ペットの耳拭き専用のものが望ましいですが、ない場合はノンアルコールタイプのものを選びましょう。

耳洗浄液（イヤークリーナー）は、ペットショップで手に入ります。行きつけの動物病院で購入しても良いでしょう。

綿棒は赤ちゃん用の細いものが使いやすくておすすめです。ただし、獣医師によっては綿棒を使うことを推奨しないこともあるようです。心配なら一度相談してみると良いでしょう。

コットンは清潔なものであればどのようなものでも大丈夫です。

耳掃除の手順

では、いよいよ耳掃除の手順を見ていきましょう。

ウェットティッシュで拭き取る

週に1回はウェットティッシュで耳の表面を拭きましょう。耳垢が出ていたらきれいにふき取ります。

猫も飼い主も耳掃除に慣れていないうちは、このような手入れで十分です。少しずつお手入れに慣れてきたら次のステップに進みましょう。

耳洗浄液（イヤークリーナー）を綿棒に含ませて拭く

耳洗浄液を綿棒に含ませて猫の耳に入れ、そっと動かして汚れを取ってみてください。決して力を入れずに優しく綿棒を動かします。綿棒の代わりにコットンに耳洗浄液を含ませて使っても良いです。目の届く範囲で良いので優しく汚れをぬぐい取ってあげましょう。

猫は耳を触られるのを嫌がるので始めは激しく抵抗するかもしれませんが、徐々に慣らせていきましょう。

耳洗浄液（イヤークリーナー）を直接耳に垂らす

耳掃除の頻度を重ねてアメリカンカールが慣れてきた場合は、耳洗浄液を直接耳に垂らすという方法を試してみましょう。

耳洗浄液を数滴直接耳に垂らして耳の付け根を数回揉んで、洗浄液がしっかり耳の奥まで入るようにします。すると内部の汚れが浮いて出てきますので、その汚れをウェットティッシュでふき取ってあげましょう。

耳洗浄液が耳の中に残ってしまっていても、アメリカンカールが首を振ると残りの液も汚れと一緒に耳から出ます。

もし出なかったとしても乾いてしまうので心配はいりません。

アメリカンカールの耳掃除の注意点

耳掃除をする際には、力を入れずに優しく行いましょう。力を入れ過ぎてアメリカンカール耳の内部の粘膜を傷つけてしまうと、出血したり中耳炎になってしまう恐れがあります。

また、綿棒で耳垢を奥に入れてしまうことがないように注意しましょう。

飼い主の爪が伸びたり尖っていないかは必ず確認してください。少しあたっただけで簡単に耳の内部を傷つけてしまいます。

アメリカンカールは基本的に耳を触られることが嫌いですので、慣れていないうちは嫌がって暴れたりすることもあるでしょう。無理強いするとますます耳掃除が嫌いになってしまいますので、徐々に慣らすことが大切です。

耳掃除のやり過ぎで逆に外耳炎になってしまうことがありますので、1日に何回も耳掃除をするのはやめましょう。

アメリカンカールが耳掃除を嫌がる場合は？

猫は基本的に耳の中を触られるのは嫌がるものですので、慣れていない場合は全力で抵抗されてしまうかもしれません。

飼い主も猫も気持ちをリラックスさせてから始めましょう。

どうしても嫌がる場合2人1組になり、1人が頭から耳を優しく撫でたり名前を呼びかけたりして猫の注意を引き、もう一人が体を優しく支え軽く耳掃除をしてみましょう。始めのうちは、ウェットティッシュで手の届く範囲をさっと拭くだけで構いません。

どうしてもアメリカンカールが嫌がり耳掃除が出来ない場合は、無理強いせず、かかりつけの動物病院で相談してみましょう。

まとめ

カールした耳がとても愛らしいアメリカンカール、その可愛い耳がいつも清潔で健康であるために耳掃除は欠かせないものです。

猫の耳掃除は、始めのうちはとても難しく感じるかもしれませんが、正しいやり方を覚えて慣れてしまえばそれほど手のかかるものでもありません。

この記事を参考に、是非正しいアメリカンカールの耳掃除の仕方をマスターしてみてください。

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