アメリカンショートヘアの平均寿命と気をつけたい病気
販売中のアメリカンショートヘア
黒とシルバーのマーブル模様が可愛いアメリカンショートヘア。活発でやんちゃな性格でしつけもしやすいのでとても飼いやすい猫です。大変人気のある猫種なので見たことのある人も多いことでしょう。
アメリカンショートヘアを飼ってみたいなと思ったら、平均寿命と気を付けたい病気、長生きさせるためにはどうすればよいのかを把握しておきたいですよね。
今回はアメリカンショートヘアの平均寿命と気を付けたい病気から、長生きの秘訣までをまとめてみました。
可愛いアメリカンショートヘアと長く一緒にいるために、是非参考にしてみてください。
アメリカンショートヘアの平均寿命
アメリカンショートヘアの平均寿命は12~13歳と言われています。猫全体の平均寿命が14~15歳と言われていますので少し短いですが、健康管理に気を付けてあげると10年以上は生きます。
アメリカンショートヘアの年齢を人間に換算すると何歳になるのでしょう。表にまとめてみました。
アメリカンショートヘアと人間の年齢換算表
猫の年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
1歳 | 20~21歳 |
2歳 | 27歳 |
3歳 | 33歳 |
4歳 | 39歳 |
5歳 | 45歳 |
6歳 | 50歳 |
7歳 | 55歳 |
8歳 | 60歳 |
9歳 | 65歳 |
10歳 | 70歳 |
11歳 | 74歳 |
12歳 | 78歳 |
13歳 | 82歳 |
14歳 | 86歳 |
15歳 | 90歳 |
16歳 | 94歳 |
アメリカンショートヘアは、人間の何倍ものスピードで歳を取ります。
生まれてから約1年で人間の20歳程度に相応します。
あっという間に歳を取ってしまうアメリカンショートヘアですが、飼い主が健康管理にしっかりと気を付けて長く健康に過ごし、寿命を全うしてもらうようにしたいですね。
アメリカンショートヘアが気を付けたい病気
アメリカンショートヘアがかかりやすい病気にはどのようなものがあるのでしょうか?
かかりやすい病気を知っておくといざという時に対応しやすいですね。
では、見てみましょう。
糖尿病
血液中の糖分を吸収する働きをしているインスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖が増えてしまう病気です。
症状としては、沢山水を飲み大量のおしっこをする、嘔吐、痩せてくる。元気がなくなりぐったりしている。などがあります。
糖尿病は遺伝やストレスも関係していると言いますが、肥満の猫は糖尿病にかかるリスクが非常に高くなりますので、日頃から体重管理には十分気を付けましょう。
尿石症
体内のミネラル成分が集まって結晶や結石をつくる病気です。細菌感染、体質、ミネラルの多い食べ物が原因となります。特にシュウ酸カルシウムと言う尿石が出やすいようです。
頻尿、血尿、尿が出なくなるなどの症状が見られます。
慢性腎臓病
腎臓の機能が低下し、体内の毒素を尿として排出できなくなってしまう病気です。歳を取った猫にとても多く、徐々に進行していきます。
腎臓の機能の3分の2くらいが失われて始めて症状が現れると言い、早期発見の非常に難しい病気です。
水を沢山飲む、尿が薄くなり量が増える。嘔吐などの症状が見られます。症状が進むと尿毒症を発症します。
予防のため、塩分の取り過ぎになるので人の食べ物を与えないことと、猫が水を沢山飲めるような工夫をするようにしましょう。
肥大型心筋症
心臓が分厚くなって、心臓の機能が低下する病気です。
症状は初期は無症状、わずかな心雑音などで重症化すると、元気がなくなる、食欲がなくなる、呼吸困難や血栓症、舌が青紫になる、後ろ足の麻痺などが起こります。このような症状が出た場合は緊急事態ですので直ちに受診しましょう。
予防法は現在のところありません。心雑音や症状がある場合は早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。
アメリカンショートヘアの長生きの秘訣
室内飼いを徹底する
アメリカンショートヘアに長生きをしてもらうためには、全く家の外に出ない飼い方(室内飼い)がおすすめです。
家の外に出る猫の場合、交通事故、他の猫の病気の感染、細菌、ウイルス、迷子、近所とのトラブルなどのリスクがあります。
アメリカンショートヘアは活発で好奇心旺盛ですので、一度でも外に出る楽しみを知ってしまうととても外に出たがるようになり、出られないとストレスが溜まることもあります。
家の中の世界しか知らない猫はあまり外へ出たがらない場合が多いので、猫のストレスを減らすためにも、子猫の頃からの完全な室内飼いをおすすめします。
水をしっかり取れるように工夫する
慢性肝臓病、尿石症などの病気を予防するためにも、水分をしっかり取ることはとても重要です。
食事皿の隣に設置してある水しか飲めないというのはおすすめできません。新鮮な水を数か所猫の立ち寄りやすい場所に設置し、いつでも新鮮な水がたっぷりと飲めるようにしてあげましょう。
また、ドライフードよりもウェットフードの方が水分量が多いので、ドライフードだけでなく、ウェットフードも与えるようにしましょう。
定期的な健康診断とワクチン接種を欠かさない。
病気の早期発見のために、定期的な健康診断はとても重要です。猫の病気は早期発見が難しいことが多いため、1年に1回はかかりつけの動物病院でしっかり体の内部を見てもらいましょう。
また、猫がシニア期になると1年に2回の頻度での健康診断をおすすめします。必要なワクチン接種を欠かさないこともとても大切です。
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まとめ
アメリカンショートヘアのかかりやすい病気には、普段の飼い主の心がけで予防できる病気も多いです。
可愛いアメリカンショートヘアと、少しでも長く、健やかで楽しい時間を過ごすために、飼い主が普段から猫とよくコミュニケーションを取り、飼い方を工夫して、寿命を全うしてもらえるようにしましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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