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キンカローの寿命はどれくらい?気をつけたい病気について紹介します

2021.09.13 2024.04.01

寿命が短いといわれているキンカローですが、できれば長く一緒にいたいですよね

猫の平均寿命と共にキンカロ―の気を付けたい病気と長生きの秘訣をご紹介していきます。

キンカローの平均寿命

キンカローの平均寿命は10~13歳とされています。猫の平均寿命が15歳前後なので、やや短命な傾向にあります。

下の表は、猫の年齢を人間に換算すると何歳になるのかまとめたものです。

猫の10~13歳は人間でいうところの56~68歳ほどです。人間の年齢に換算してみても、少し短いな、と感じる方もいるかもしれません。

ただ、キンカローは比較的新しい猫種なので、歴史の長い猫種に比べるとまだまだ寿命に関するデータも少ないです。

今後、よりデータも集まってくれば、平均寿命が延びることも考えられます。

猫の年齢

人に例えた年齢

1ヶ月

1歳

2ヶ月

3歳

3ヶ月

5歳

6ヶ月

9歳

9ヶ月

13歳

1歳

17歳

2歳

23歳

3歳

28歳

4歳

32歳

5歳

36歳

6歳

40歳

7歳

44歳

8歳

48歳

9歳

52歳

10歳

56歳

11歳

60歳

12歳

64歳

13歳

68歳

14歳

72歳

15歳

76歳

16歳

80歳

17歳

84歳

18歳

88歳

19歳

92歳

20歳

96歳

気をつけたい病気

皮膚病(ざ瘡)

ざ瘡は別名「猫アクネ」と呼ばれることもあります。

ざ瘡は脂腺が多く集まっているところにできやすく、よく見られるのはあごの下です。

初期の段階ではあごの下に黒くぶつぶつした面皰(毛穴に角栓が形成された状態)が生じる程度で、特にかゆみや痛みなどはありません。

しかし、細菌などによって二次感染が起こると、炎症や痛み、かゆみを伴うので、かきむしって出血したり、ただれてしまったりすることもあります。

ざ瘡は再発しやすいので、患部の薬浴、消毒を行って日頃から清潔な状態を保つようにしましょう。

変形性関節症

変形性関節症というのは、正常な関節機能が破壊され、痛みや歩行障害が生じる関節疾患です。

変形性関節症はどの関節でも起こる可能性がありますが、多くは負荷がかかりやすい肘関節、股関節、膝関節で発症します。

変形性関節症を発症すると、歩行障害以外にも下記のような症状が見られます。

  • ・関節が熱をもっている
  • ・関節が腫れている
  • ・寝ていることが多い
  • ・起き上がる速度が遅くなる
  • ・関節分をしきりに気にしている(舐めたり噛んだりする)

治療としては、消炎鎮痛剤の投与、減量、リハビリなどを行います。

肥満になってしまうと関節に過度の負担がかかってしまうので、日頃から適正体重をオーバーしないように意識しましょう。

毛球症

毛球症というのは、毛づくろいなどによって口から入った毛が、消化管内で毛玉となってたまってしまうものです。

被毛が大きな塊となって胃や腸にたまってしまうと、嘔吐や食欲不振と言った症状が見られます。

ごくまれではありますが、毛球が腸に入り込んで詰まってしまうと、腸閉塞を起こすことがあるので、油断できない病気です。

毛球症を予防するためには、ブラッシングで抜け毛を除去してあげたり、毛玉ケア用のフードやサプリメントを取り入れてあげたりすることが有効です。

緑内障

緑内障というのは、眼圧が高くなることで発症する病気です。

眼球の中は房水と呼ばれる液体が循環することで、眼圧を一定に保つことができています。

しかし、緑内障を発症してしまうと、房水の循環が阻害されてしまい、眼圧が高くなってしまうのです。

緑内障になると、白眼の充血、角膜の白濁などが見られます。

さらに進行すると視力障害が起こり、失明してしまうこともあります。

緑内障は予防が難しい病気なので、重症化させないためには早期に発見、そして治療を行うことが重要です。

小さな変化にも気づけるように、日頃から愛猫の目の状態はよく確認しておきましょう。

長生きの秘訣

室内で飼育する

猫を飼っているご家庭を見ると、完全に室内で飼育しているところもあれば、室内と室外を自由に行き来させているところもあります。

室内と室外を自由に行き来できる方がのびのび生活できて、猫の健康にも良い気がしますが、実は完全室内飼育の方が長生きする傾向にあるのです。

一般社団法人日本ペットフード協会が実施した「全国犬猫飼育実態調査」によると、外に出る機会がある猫の平均寿命が13.57歳だったのに対し、完全室内飼育の猫の平均寿命は16.13歳と2歳以上も差があったことがわかっています(上記の結果は2020年の調査のものです)。

外に出ることで、事故、怪我、感染症のリスクが高まってしまうことから、寿命がやや短いようです。

そのため、愛猫に少しでも長生きしてもらいたいと思うのであれば、完全室内飼育をおすすめします。

しっかり運動させる

キンカローは運動量が多い猫種なので、しっかり運動できるような環境を整える必要があります。

室内飼育だとどうしても運動不足になりやすいので、走りやすいスペースを確保したり、キャットタワーやキャットウォークを設置してあげたりすると良いでしょう。

なかなかそういったものの設置が難しい場合は、家具を階段状に配置して、高低差を作ってあげると、猫の大好きな上下運動ができるようになりますよ。

しっかり運動ができる環境が整っていれば、運動不足によってストレスがたまったり、肥満になったりするリスクも軽減できるので、心身共に健康な状態を保つことができます。

こまめにブラッシングしてあげる

気をつけたい病気の部分で「毛球症」について紹介しましたが、毛球症はブラッシングによる抜け毛の除去が予防に効果的です。

コミュニケーションを取る意味でも、週に2~3回を目安にブラッシングしてあげましょう。

まとめ

キンカローの平均寿命は10~13歳と、猫の中ではやや短命な傾向にあります。

ただ、キンカローは比較的新しい猫種なので、まだまだ寿命に関するデータが少ないです。

そのため、平均寿命にとらわれるのではなく、愛猫が元気に長生きしてくれるよう、飼い主さんなりに工夫しながら生活することが重要です。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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