メインクーンのかかりやすい病気と寿命について
販売中のメインクーン
大きな体ともふもふの長毛が特徴のメインクーン。アライグマのようなしっぽも可愛らしいですね。性格は穏やかで賢く日本では大変人気のある猫種です。
メインクーンをお迎えしてみたいと思ったときに気になるのが、かかりやすい病気と寿命についてです。
今回は、メインクーンのかかりやすい病気と寿命、長生きの秘訣までを紹介しています。是非最後までご覧ください。
メインクーンの平均寿命
メインクーンの平均寿命は11~14年くらいとされています。メインクーンは遺伝的病気にかかりやすいため、猫全体の寿命に比べるとやや短めだと言われていますが、特別に短命だという訳ではありません。
オスの方が、メスより1年ほど長生きすることが多いと言われています。
メインクーンの年齢を人間に換算すると何歳になるのでしょうか?表にまとめてみました。
メインクーンの年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
1ヶ月 | 1歳 |
2ヶ月 | 3歳 |
3ヶ月 | 5歳 |
6ヶ月 | 9歳 |
9ヶ月 | 13歳 |
1歳 | 18歳 |
1歳半 | 20歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
メインクーンと人間の年齢換算表
メインクーンは人間の5~6倍の速さで歳を取ります。
メインクーンの年齢で1歳の時に人間の年齢で18歳に相応し、1歳半のときに20歳に相応します。その後だいたい1年で4歳ずつ歳を取ります。
長く健やかでいてもらうために、年に1回の健康診断は欠かさないようにしましょう。
メインクーンが気を付けたい病気
メインクーンが気を付けたい病気にはどのようなものがあるのでしょうか?かかりやすい病気を把握しておくことで、病気を予防することができます。
ここではメインクーンが気を付けたい病気について紹介しています。
肥大型心筋症
心臓が分厚くなって心臓の機能が低下する病気です。
症状は初期は無症状、わずかな心雑音などで重症化すると、「元気がなくなる。」「食欲がなくなる。」「呼吸困難や血栓症」「舌が青紫になる。」「後ろ足の麻痺」などが起こります。このような症状が出た場合は緊急事態ですので直ちに受診しましょう。
遺伝的な病気ですので予防法は現在のところありません。心雑音や症状がある場合は早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)
腎臓にのう胞(内部に水のたまった袋)ができて腎臓の組織を圧迫し、腎不全を引き起こす病気です。
ネコE3染色体に含まれる「PKD1」と呼ばれる遺伝子の変異で発症します。遺伝性の病気なので予防や治療が難しく、治療は投薬によって腎不全を緩和させることが中心となります。
初期は無症状ですが、進行すると水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、食欲不振、脱水や嘔吐などの症状がみられるようになります。
毛球症
毛球症は、毛づくろいをしたときに飲み込んでしまった毛が胃の中に溜まってしまい、絡まったり胃粘膜を刺激したり、小腸の出口をふさいでしまったりする病気です。
症状は、食欲がなくなる、便秘、嘔吐などです。症状が軽ければ市販の毛玉除去剤で対応できますが、重症になると切開手術をしなければばらなくなります。
股関節異型成症
大型の猫や犬が発症しやすい疾患です。股関節が奇形を起こし、痛みが出ます。歩行困難、運動を嫌がる等の症状があればすぐに受診しましょう。
メインクーンの股関節異型成症は遺伝的な疾患だとされていますが、生後60日間の間に股関節に負担がかかることでも発症すると言われていますので、この時期の過度な運動は控え、肥満にならないようにしましょう。
メインクーンの長生きの秘訣
メインクーンに少しでも長生きをしてもらうための秘訣があれば、知っておきたいですよね。ここではメインクーンの長生きの秘訣について紹介しています。
ブラッシング
長毛種のメインクーンはこまめにブラッシングをすることが大切です。ブラッシングを怠ると、グルーミングのときに大量の毛を飲みこんでしまい、毛球症になってしまうことがあります。
1日2回、朝と夜にブラシやコームを使って丁寧にブラッシングをして体についている抜け毛を取り除いてあげましょう。
肥満にならないようにする
メインクーンは成猫になるまで4~5年かかりますので、その間は高たんぱく、高カロリーの食事を心がけなければなりませんが、それ以降は低カロリーの食事をこころがけましょう。
また、おもちゃやキャットタワーを準備して、メインクーンがたっぷり運動できる環境を整えましょう
肥満になってしまうと関節に負担がかかります。また、メインクーンがかかりやすい心臓病になるリスクも高くなってしまいます。
運動と食事に気を付けて、メインクーンが肥満にならないようにこころがけましょう。
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まとめ
メインクーンは遺伝的疾患の多い猫種ですので、飼い主は愛猫の様子に気を配り、わずかな変化にも気づいてあげられるようにしましょう。
メインクーンの病気には先天性で治療法のないものもありますが、飼い主の日頃の飼い方で防げる病気も多々あります。
健やかに寿命を全うしてもらうために、メインクーンの飼い方について正しい知識を持ち、愛情を持って愛猫との暮らしを楽しみましょう。
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