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猫図鑑

スコティッシュフォールドの平均寿命とかかりやすい病気について

2020.08.30 2024.03.31

ふわふわの被毛と可愛い折れ耳で大人気のスコティッシュフォールド。その愛らしさに心を奪われ、是非お迎えしたいと考えている人も多いのではないでしょうか?

今回は、スコティッシュフォールドの寿命とかかりやすい病気、長生きの秘訣についてまでをまとめてみました。

スコティッシュフォールドを飼ってみたい人は、是非参考にしてみてくださいね。

スコティッシュフォールドの平均寿命

スコティッシュフォールドの平均寿命は、10~13年と言われています。猫全体の寿命が14~15歳とされていますのでやや短いと言えます。どちらかと言えばオスよりメスの方が長生きする傾向にあるようです。

スコティッシュフォールドは、遺伝的な病気にかかりやすいため寿命がやや短めになっていますが、特別に寿命が短いというわけではありません。

スコティッシュフォールドの年齢を人間に換算すると何歳になるのでしょう。表にまとめてみました。

スコティッシュフォールドと人間の年齢換算表

猫の年齢

人間の年齢

2週間

半年

1ヶ月

1歳

2ヶ月

3歳

3ヶ月

5歳

6ヶ月

9歳

9ヶ月

13歳

1歳

17歳

1歳半

20歳

2歳

23歳

3歳

28歳

4歳

32歳

5歳

36歳

6歳

40歳

7歳

44歳

8歳

48歳

9歳

52歳

10歳

56歳

11歳

60歳

12歳

64歳

13歳

68歳

14歳

72歳

スコティッシュフォールドは人間の何倍ものスピードで歳を取ります。

生まれてから約1年半で人間の20歳程度に相応します。

三歳以降は、だいたい毎年4歳ずつ歳を取っていきます。

長く健やかでいてもらうために、年に1回の健康診断は欠かさないようにしましょう。

スコティッシュフォールドが気を付けたい病気

スコティッシュフォールドが気を付けたい病気にはどのようなものがあるのでしょうか?

かかりやすい病気の症状と予防方法などを理解しておくことで、発症のリスクを下げたり、いざという時に素早く対応出来ます。

骨軟骨異形成

スコティッシュフォールドは遺伝的に骨軟骨異形成になりやすく、特徴的な折れ耳も骨軟骨異形成の結果です。

骨軟骨異形成は、軟骨が正常に形成されないために瘤ができて変形したり、関節炎になったりして痛みが発生し、毛づくろいをしなくなる、高いところへ登らなくなる、動きにくそうにする等の症状が起こります。

遺伝的な病気のため確実な予防法はありません。激しい運動は控えるなどできるだけ足にかかる負担を減らすようにしましょう。

根本的な治療法はなく、痛みを緩和させるための投薬が治療の中心になります。

肥大型心筋症

心臓が分厚くなって、心臓の機能が低下する病気です。

スコティッシュフォールドは遺伝的に肥大型心筋症になりやすく、特に中高齢のオス猫がなる確率が高いと言われています。

症状は初期は無症状、わずかな心雑音などで重症化すると「元気がなくなる」「食欲がなくなる」「呼吸困難や血栓症」「舌が青紫になる」「後ろ足の麻痺」などの症状起こります。このような症状が出た場合は緊急事態ですので直ちに受診しましょう。

遺伝的な病気ですので予防法は現在のところありません。心雑音や症状がある場合は早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。

スコティッシュフォールドの長生きの秘訣

スコティッシュフォールドを家族として迎えたら、できるだけ長生きをしてもらい一緒に暮らせる時間を増やしたいですね。

スコティッシュフォールドの寿命を延ばすためにはどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか?

食事に気を付ける

スコティッシュフォールドはあまり激しく動き回ることがなく、比較的おとなしい猫種ですので運動不足から肥満になりがちです。

肥満になると関節や心臓に負担をかけてしまいますし、様々な病気にかかる確率を上げてしまいます。

年齢に応じたフードを適切な量与えましょう。フードは猫に必要な栄養がすべて含まれる総合栄養食が良いでしょう。

また、猫がかかりやすい尿石症や腎不全にかかりにくくするためにも、塩分の高い人間の食べ物を与えるのは控え、新鮮な水をたっぷりと与えるようにしましょう。

室内飼いを徹底する

外で暮らす猫よりも、室内で暮らす猫の方が寿命が長いことが分かっていいます。特におっとりとした性格のスコティッシュフォールドは、外での生活は向いていません。

外には、交通事故、迷子、他の猫からの伝染病、ウイルス、ノミなど猫にとって危険なことが沢山あります。

スコティッシュフォールドの幸せと健康を守るため、完全な室内飼いを強くおすすめします。

また、室内ではなるべく足や関節に負担をかけないように、段差を少なくするなどの工夫をするようにしましょう。

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まとめ

スコティッシュフォールドは、遺伝性の病気にかかりやすく体が弱い個体が多いと言われています。

しかし、飼い主が猫とよくコミュニケーションを取り、日頃の健康管理をしっかりすることで少しでも寿命を延ばし、健やかでいてもらうことができます。

スコティッシュフォールドの遺伝性の病気は、5~6歳までに発症することが多いとされていますので、飼い主は猫の様子に気を配り、日頃と違う様子が見られたら早めにかかりつけの動物病院を受診するようにしましょう。

可愛いスコティッシュフォールドとの生活が、末永く健やかで幸せな日々になることを願っています。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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