トンキニーズの性格や特徴について紹介します
トンキニーズの歴史
トンキニーズはシャムとバーミーズを交配させて作りだされた猫種です。最初は黄金のシャムを作出する目的で繁殖が行われていたようですが、完成まで至ることなく中止となりました。その後1960年代にカナダで繁殖が再開されて品種改良が進むと、じょじょに愛好家からの人気が高まり、カナダのキャットクラブに公認されました。
特徴
体型、体の大きさ、見た目
トンキニーズはシャムをベースに作出されたこともあり、しなやかな見た目はシャムによく似ています。ただバーミーズの特徴もしっかり受け継いでおり、シャムよりも肉付きがよく、丸みを帯びた体型や丸みのある顔つきはバーミーズを彷彿させます。
平均体重は2.8~5.8kgとやや小さめです。
毛色、毛質
体に密着するように生えた短い毛は光沢があり、非常になめらかな触り心地をしているので、ミンクのコートのようだと言われることがあります。
毛色はナチュラル、ブルー、シャンパン、プラチナの4色が認められており、下記のように3つのカテゴリーに区分されています。
ミンク
ボディの色が均一でシェーディングはなく、ボディの色とポイント部分の色は柔らかなコントラストになっています。
ソリッド
ボディカラーよりもポイントカラーのほうがやや濃く、コントラストはほんのわずかです。
ポインテッド
ボディカラーがオフホワイトなので、ポイントカラーとのコントラストがはっきりしています。
目の色
目の色はコントラストによって異なり、ミンクの場合はアクア、ソリッドはグリーンからイエローグリーン、ポインテッドはブルーとなっています。
性格
好奇心旺盛で活発な性格をしています。家の中を走り回ったり、高いところに登ったりすることが好きなので、ちょっと落ち着きがない印象を受ける飼い主さんも多いかもしれません。
人見知りをすることはなく、むしろ社交的なので、飼い主さん以外の人はもちろん、犬など他の動物とも仲良くすることができます。
依存心はそこまで強くありませんが、とても甘えん坊で、膝に乗ってきたり、ときには飼い主さんの気をひくためにイタズラをしたりすることがあります。
トンキニーズの飼い方
飼育環境
運動が大好きで、子猫のときだけでなく、成猫になっても活発に動き回るので、キャットタワーやアスレチックを用意してあげると喜びます。
トンキニーズは好奇心が強すぎるところがあるので、飼育する際は家の中での事故や脱走などに注意しなければいけません。窓やドアが開いていると、外にあるものに興味を示し、そのまま脱走してしまうことがありますので、戸締りをしっかり行うのはもちろんですが、脱走防止柵を設置しておくと安心です。
また、お風呂やトイレの水に興味を示すこともあるので、水の中に誤って落ちてしまわないよう、ふたはしっかり閉めておきましょう。
食事
基本的に運動量が多いので、若いときの食事は高タンパク・高カロリーな食事が最適です。ただ、食欲が旺盛なので、食事の量には注意してください。
飼い主さんがご飯を食べていると、それ何?と言わんばかりに近寄ってくることがありますが、人間の食べ物は猫にとって塩分や脂質などが多すぎてしまうので、欲しがっても与えないようにしましょう。
お手入れ
短毛のシングルコートなので、抜け毛も比較的少なく、お手入れには手がかかりません。獣毛ブラシやコームなどを使って毎日軽くブラッシングしてあげることで美しい被毛を保つことができます。
シャンプーは月に1回程度で十分です。
しつけ
犬のように賢いことから、しつけは比較的しやすいです。トイレなど基本的なしつけをマスターすることはもちろんですが、呼び戻しや投げたボールを持ってこさせるなど少し難易度の高いトレーニングができる子もいます。
気をつけたい病気
トンキニーズの繁殖家が慎重な交配を行ったこともあり、ベースとなったシャムやバーミーズよりは遺伝疾患が少なく、長生きする傾向にあります。それでも、高齢になればさまざまな病気にかかりやすくなるので、シニア猫がかかりやすいとされている尿結石や腎不全、心臓疾患などに注意が必要です。
犬の家&猫の里 編集部
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