シェットランドシープドッグの子犬が気になる!シェルティーの性格や寿命、子犬を飼うときのポイント、気をつけたい病気について解説
販売中のシェットランドシープドッグ
シェルティーの愛称で親しまれるシェットランドシープドッグですが、子犬の頃から家族に迎えたい方にとって、シェルティーがどんな特徴があって、どう成長していくのか気になりますよね。この記事ではシェットランドシープドッグの性格や寿命から、子犬を飼う時のポイント、気をつけたい病気について解説します。
シェットランドシープドッグについて
ここでは、シェットランドシープドッグの基本的な性格や平均寿命について詳しく見ていきます。
性格
シェットランドシープドッグは、とても知的で忠実な犬種です。
飼い主さんに対しては常に従順で、指示をよく理解し、学習能力が非常に高いです。
さらに警戒心が強く、見知らぬ人に対して少し慎重になる傾向がありますが、家族や慣れた人には愛情深く接します。
また活発で遊び好きな面もあり、十分な運動や遊びの時間を必要とします。
子どもや他の犬とも比較的仲良くできるため、家庭犬としてもとても優れた性格を持っています。
平均寿命
シェットランドシープドッグの平均寿命は約12〜13年程度と言われています。
ただし寿命に影響する要因としては、遺伝的な病気や日々のケアが挙げられます。
特に遺伝的に目の疾患や長毛による皮膚のトラブルが起こりやすいため、定期的な健康チェックを行い、早期発見と予防を心がけることが大切です。
また適切な食事や運動、ストレスを減らすことも、寿命を延ばすための重要なポイントとなります。
シェットランドシープドッグの子犬を飼うときのポイント
以下では、子犬を迎える前に準備しておきたいことや、子犬が過ごしやすい環境作りのポイントについて説明します。
子犬を迎える前に準備しておきたいこと
シェットランドシープドッグの子犬を迎える前に、まずは基本的な生活環境を整えましょう。
日常に必要なアイテムを揃える
ベッドや食器、トイレシートなどの必要なアイテムを揃えておくことが大切です。
またシェルティーは長毛のため、被毛ケアのブラシを準備することも忘れないようにしましょう。
安全な遊び場所を確保する
アイテムだけではなく、家の中で愛犬が過ごせる安全な場所も確保する必要があります。
子犬が触れてはいけない電気コードや小さな部品などは事前に片付けておきましょう。
子犬の好奇心はとても旺盛で、何でも口に入れてしまうことがあるので、誤飲を防ぐために見落としがないようにしましょう。
食事の準備をする
最初にどのような食事を与えるかも決めておくとスムーズです。
子犬にあった食事を準備しておきましょう。
また成長期に合わせたフードを選び、栄養バランスの整った食事を心がけることも必要です。
子犬に適した環境作り
シェットランドシープドッグをはじめとした子犬は、落ち着いた環境で過ごすことが重要です。
賑やかな場所や騒音の多い環境は、子犬にとってストレスになることがあるため、静かで安心できる場所を用意しましょう。
特にシェルティーは警戒心が強い一面があるため、リラックスできるスペースを設けることがポイントです。
寝る場所には柔らかいベッドやクッションを用意し、寒暖の差が少ない場所を選びます。
また適度な遊びや運動ができるスペースも確保してあげると良いでしょう。
シェットランドシープドッグの子犬のしつけのポイント
ここでは、しつけを行う際のポイントについて解説します。
一貫した姿勢
しつけをする際には、飼い主さんが一貫した姿勢を保つことが大切です。
ルールを決めたら、それを家族全員で共有し、どの状況でも同じ対応を心がけましょう。
たとえば、「おすわり」を教えたいときは、家族全員で言葉やジェスチャーを統一し、成功したときには必ず褒めてあげます。
言うことがコロコロ変わると混乱してしまい、学習の効率が下がることがあります。
特にシェルティーのように賢い犬種は、飼い主さんの反応をよく観察しているので、しっかりとした姿勢を持つことが信頼関係を築くうえでも重要です。
楽しくポジティブに
しつけを行う際には、楽しくポジティブな方法を取り入れることが効果的です。
シェルティーをはじめとした犬は褒められることが好きなので、良い行動をしたときはおやつや言葉でしっかりと褒めてあげましょう。
叱るよりも正しい行動を教え、成功したときに報酬を与えることで、学習が進みやすくなります。またしつけの時間は短く、集中力が続く範囲で行うことが大切です。
楽しみながら学習できるように工夫すると、シェルティーの子犬は積極的にしつけに取り組むことができます。
シェットランドシープドッグの子犬の健康管理
以下では、健康チェックや予防接種、食事と栄養管理について説明します。
定期的な健康チェック
子犬の健康を守るためには、定期的に健康チェックを行うことが大切です。
特に体重の増減、被毛や皮膚の状態、目や耳の様子などを日常的に確認しましょう。
また歯のチェックも重要です。乳歯が残っていないかや、歯石の有無を見逃さないようにしてください。
さらに歩行や立ち方に異常が見られないかも観察し、異変を感じた場合はすぐに獣医さんに相談することが大切です。
予防接種
シェットランドシープドッグの子犬が健康に成長するためには、予防接種を適切な時期に行うことが必要です。
子犬の免疫力は生まれつき弱いため、伝染病にかかるリスクが高くなります。
接種スケジュールは獣医さんと相談し、適切な時期に行うようにしましょう。予防接種後は子犬が疲れやすくなるため、安静にさせることが大切です。
子犬の食事と栄養管理のポイント
子犬には、成長に必要な栄養素をバランスよく与えることが大切です。
成長期の子犬はカルシウムやたんぱく質を多く必要とするため、子犬用のドッグフードを選び、1日3〜4回に分けて少量ずつ与えます。
量を一度に多く与えると消化不良を起こすことがあるため、食べる量を調整しましょう。
また食事の際には常に新鮮な水を用意し、脱水症状を防ぐことも忘れずに行いましょう。
シェットランドシープドッグの子犬がかかりやすい病気と怪我
シェットランドシープドッグの子犬は、成長期に特有の病気や怪我にかかることがあります。ここでは、特に注意したい病気や怪我について解説します。
コリーアイ症候群
コリーアイ症候群は、シェットランドシープドッグやコリーなどの犬種に見られる遺伝性の目の疾患です。
網膜や脈絡膜の異常によって、視力の低下や失明に至る場合もあります。
症状が軽度な場合には日常生活に影響がないこともありますが、重症例では眼底出血や網膜剥離が起こることがあります。
予防と対策
遺伝性疾患であるため、根本的な予防は難しいですが、定期的な眼科検診を受け、症状が軽度のうちに獣医さんに相談することで、進行を遅らせたり管理することができます。
てんかん
てんかんは、脳の神経伝達に異常が生じることで発作を引き起こす病気です。
シェットランドシープドッグは遺伝的にてんかんを発症しやすい傾向があるといわれています。
発作は軽度のふるえから、意識喪失や痙攣を伴う重い発作までさまざまです。発作の頻度や強さにより、生活に支障が出ることもあります。
予防と対策
てんかんの治療には、抗てんかん薬の投与や発作の引き金を避ける生活環境の整備が重要です。
原因がわからないため有効な予防法がないといわれていますので、日常でストレスや過剰な刺激を避け、獣医さんと相談しながら最適な治療計画を立てるようにしましょう。
発作が起きた場合には、慌てず静かな環境で見守り、発作が収まったら獣医さんに報告しましょう。
皮膚疾患
シェットランドシープドッグは長毛で皮膚が蒸れたりしやすくデリケートなため、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、乾燥による皮膚炎などにかかりやすいです。
皮膚のかゆみ、赤み、フケ、脱毛などが主な症状で、これらの症状が悪化すると、掻きむしることで傷や感染症を引き起こす可能性もあります。
予防と対策
皮膚疾患の予防には、定期的なブラッシングとシャンプーが有効です。
ホコリや花粉、特定の食材などアレルゲンを特定し、食事や生活環境を整えることも重要です。
皮膚の異常を発見した場合は、早めに獣医さんで診断を受け、症状に合った治療を行うことが必要です。
まとめ
シェットランドシープドッグは知的で忠実な性格をしていて、警戒心が強い一方で家族には愛情深く接します。平均寿命は約12〜13年で、健康管理が寿命に大きく影響します。
子犬を迎える際は、安全な環境や適切な食事管理を整え、かかりやすい病気に注意が必要です。特にコリーアイ症候群、てんかん、皮膚疾患などが多く見られるため、定期的な健康チェックを行い、早期発見と治療を心がけましょう。十分な運動とストレス管理も健康維持に重要です。
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犬の家&猫の里 編集部
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