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チワワの適正体重は?月齢ごとの理想体重、体重管理のコツ、かかりやすい病気について解説

2024.05.23 2024.05.23

小柄な体が可愛らしいチワワですが、小さい体でも健康に長生きするために適正な体重があります。この記事ではチワワの月齢ごとの理想的な体重から体重を管理するためのコツ、さらに肥満や痩せすぎの場合にかかりやすい病気について解説していきます。愛犬の適正体重を維持して、飼い主さんと長く楽しい毎日を送れるようにしましょう。

 

チワワの平均寿命と理想体重

チワワの平均的な寿命と体重はどのくらいなのでしょうか?以下で解説していきます。

 

チワワの平均寿命

チワワは小さい体ながらも比較的長生きする犬種として知られています。平均的な寿命は14年前後といわれていて、中には20年近くまで生きるチワワもいます。

 

成犬時の理想的な体重

成犬のチワワの理想的な体重は、1.5kg〜3kgの範囲内に収まると言われています。

しかしチワワにも個体差があるため、すべてのチワワがこの範囲に当てはまるわけではありません。獣医さんに相談しながら、愛犬に合った理想体重を知っておくようにしましょう。

 

月齢ごとの体重推移

ここからは子犬の頃の平均的な体重推移について、生後1ヶ月〜12ヶ月までを見ていきましょう。

 

生後1ヶ月〜7ヶ月の体重推移

生後1ヶ月から7ヶ月頃までのチワワは、とても速い速度で成長します。

この時期の成長曲線は個体差が大きく適正体重はその子その子で違いますが、 一例として時期ごとの体重目安は以下の様になります。

 

生後1ヶ月

400g程度

 

生後2ヶ月

600g程度

 

生後3ヶ月

1kg程度

 

生後4ヶ月

1.3kg程度

 

生後5ヶ月

1.6kg程度

 

生後6ヶ月

2kg程度

 

生後7ヶ月

2.2kg程度

 

生後7ヶ月〜12ヶ月の体重推移

生後7ヶ月から12ヶ月にかけては、体重の増加が緩やかになり、成犬期に向けての体重がほぼ確定します。

この時期のチワワの平均体重は以下の通りです。

 

生後8ヶ月

2.3kg程度

 

生後9ヶ月

2.4kg程度

 

生後10ヶ月

2.5kg程度

 

生後11ヶ月

2.6kg程度

 

生後12ヶ月

2.7kg程度

 

チワワがかかりやすい病気

チワワは太りすぎても痩せすぎても健康面でトラブルが出てしまうことがあります。ここではチワワがかかりやすい病気について、肥満の場合と痩せすぎた場合でそれぞれ解説していきます。

 

肥満の場合

肥満は多くの病気のリスクを高めるため、肥満になってしまった場合チワワの健康に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

 

心臓病

肥満は心臓に大きな負担をかけるため、心臓病のリスクを高めます。体重が増えると様々な要因から血圧が上がりやすくなり、結果として心臓に過剰なストレスがかかるために発症しやすくなります。

症状としては息切れなどの息苦しそうな様子、動いていてもすぐに休んでしまう様子が見られます。

 

糖尿病

肥満が原因で、血糖値をコントロールするために大きな働きを担っている膵臓から分泌されるインスリンが機能しなくなり、血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度が高い状態となってしまいます。

症状としては、たくさん水を飲んでたくさんおしっこをするようになる多飲多尿が挙げられます。食欲も増加する様子も見せますが、体重が徐々に減少していくという特徴があります。

 

関節炎

重たすぎる体重が関節に過度の圧力をかけることにより、関節炎を引き起こすことがあります。特に小型犬のチワワは関節がデリケートで、肥満は関節への負担を大きくします。

症状としては足を引きずるようになったり、動くことを嫌がりすぐに座り込んでしまったりします。

 

痩せすぎの場合

痩せすぎてしまってもチワワにとっては健康上のリスクとなります。適切な体重を下回ると、体の機能が低下し、さまざまな問題が起こりやすくなるためです。

 

免疫力の低下

痩せすぎのチワワは栄養不足の場合も多く、栄養不足の状態は免疫システムの機能低下を招き、感染症などにかかりやすくなります。日常的な病原体から身を守る能力が低下してしまうため、さまざまな合併症にかかりやすくなってしまいます。

 

貧血

適切な栄養が得られないと血液中の赤血球の数が減少し、貧血を引き起こす可能性があります。これは酸素運搬能力の低下を意味していて、症状としてチワワの元気や食欲がなくなったり、歯茎がピンクから白に変わってしまったり、息苦しそうにしたりします。

 

内分泌系の機能低下

痩せすぎている場合は単なる栄養不足ではなく、甲状腺機能低下症やその他の内分泌系のトラブルによる場合もあります。これらの病気は代謝に影響を及ぼして健康面でさまざまな悪影響を及ぼします。症状としては、たくさん水を飲んでたくさんおしっこをするようになる多飲多尿であったり、皮膚が分厚くなったり、皮脂やフケが多くなったりします。

 

チワワの健康を守る体重管理のコツ

ここからはチワワが健康でいられるように、適切な体重を維持するコツについてお伝えしていきます。

 

適切な食事量と栄養バランス

チワワの健康を守るためには、適切な食事量と栄養バランスがとても大切です。小さな体をしているチワワは、食べすぎてしまうとすぐに体重の増えすぎにつながることがあります。毎日の食事はチワワの年齢、体重、活動レベルに合わせて調整しましょう。獣医さんに相談して、愛犬に最適な食事プランを立てるのがおすすめです。

バランスのとれたドッグフードを選び、人間の食べ物や高カロリーのおやつの与えすぎには注意してください。健康な体を維持するためには、栄養素がバランスよく含まれた食事を適切な量で準備してあげることが鍵です。

 

日々の運動

人間同様、犬も日々の運動が必要です。適度な運動は体重管理だけでなく、ストレスの軽減や心臓病の予防にもつながります。毎日の散歩はもちろん、家の中での遊びも良い運動になります。チワワは小さいので、室内での遊びでも十分に活動量を確保できます。ただし過度な運動は関節を痛めるなど逆効果になることもあるので、チワワの体調や気温に合わせて運動量を調整しましょう。

楽しみながら運動できるような工夫をすると、チワワも喜んで参加してくれるはずです。

 

定期的な健康チェック

チワワの体重管理には定期的な健康チェックが欠かせません。家で定期的に体重を測ることはもちろん、年に一度は獣医さんによる健康診断を受けましょう。

健康診断では体重だけでなく、歯の状態や内臓の健康状態もチェックしてもらえます。早期に問題を発見することで、適切な対処が可能になります。

 

まとめ

チワワの健康を守るためには適正体重の維持が欠かせません。成犬のチワワの理想的な体重は1.5kg〜3kg程度と言われています。

この範囲を保つためにはバランスの取れた適切な食事と日々の運動が重要です。獣医さんと相談してチワワの年齢や活動レベルに合った食事プランを立てましょう。運動については散歩や室内での遊びを通じて、愛犬に合った適度な運動量を心がけてください。

太り過ぎても痩せ過ぎてもそれぞれ病気のリスクが高まります。しっかりと適正体重を維持することを心がけながら、病気の初期症状が出ていないかにも注意しましょう。また年に一度は獣医さんによる健康診断を受けるようにし、その際には体重だけでなく全体的な健康状態をチェックしてもらいましょう。体重維持を心がけ、愛犬が長く健康的な生活を送れるようサポートをしてあげることが大切です。

 

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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