赤ちゃん・仔犬チワワの飼い方としつけ方を解説!
販売中のチワワ
仔犬のチワワを飼う際は、まず安全な環境を提供することが大切です。子犬のチワワは非常に小さく、転倒による骨折など怪我リスクがあるため、家の中の危険を減らし安全に生活できるようにしてあげましょう。しつけのポイントは幼いうちからしっかり対応することにあります。子犬のうちから生活環境や栄養豊富でバランスの取れた食事を与え、定期的な健康診断による様々な病気や怪我の予防が大切です。
赤ちゃんチワワの育て方
犬を飼うとなったら、やはり赤ちゃんのうちから育ててみたいものですよね。まだ歩き方もおぼつかないうちから、スクスクと成長する姿を目にするのは赤ちゃん犬ならではの喜びと言えるでしょう。
特にチワワはもともとのサイズが全犬種のなかで最も小さいので、その赤ちゃんの可愛さは折り紙付きです。しかし、チワワはとても繊細なので、その分赤ちゃんの世話は手間がかかります。
トイレは赤ちゃんのうちに
赤ちゃん犬を飼い始めるとまず悩むのが、しつけをいつから始めるべきかでしょう。そのタイミングは犬種によって異なり、早すぎても遅すぎてもいけません。
チワワの場合、基本的にはとても賢い犬種なのでトイレの作法は赤ちゃんから覚えさせても大丈夫です。「お座り」や「待て」は、仔犬になってからしつけましょう。
赤ちゃんチワワをよく観察して排泄のサインを読み取り、排泄する前にトイレシートに移動させてあげればトイレの場所を覚えてくれます。仮に失敗しても叱ったりせず、上手にできたときにたくさん褒めてあげるくらいがちょうど良いです。
無暗に触りすぎないように
とても愛らしい赤ちゃんチワワは、つい抱っこしたり撫でたりしてあげたくなりますが、家に来たばかりの赤ちゃんチワワはとても緊張してストレスが多い状況です。
抱っこや掌で撫でまわすような行為は環境に慣れるまで控えるべきでしょう。しかし、触られることに慣れてもらわなくてはならないので、指で優しくくすぐるように時折撫でてあげることは大事です。
暖かい環境を用意する
チワワは他の犬種よりも被毛が短いので、とても寒がりです。赤ちゃんのときはなおさら注意してあげる必要があり、室温は25度前後をキープするようにしましょう。
ゲージの中に毛布やブランケットなどを常備して、いつでも暖をとれるようにしておくことも重要です。
仔犬チワワのしつけ方
犬の場合、赤ちゃんと子供の境界は曖昧なものですが、ここでは生後3か月~1歳までを「仔犬」としておきます。
仔犬の時期に本格的なしつけを始めるようにしましょう。ここできちんとしつけておかないと、成犬になってから周囲に迷惑をかけてしまうチワワになってしまいます。
噛み癖の矯正
チワワは生後3か月~6ケ月くらいで、歯が生え変わり、このときに色々なものを噛むようになります。歯がゆさや甘えたがり故で、ある程度は仕方のないことですが、ここで力加減を覚えさせないといけません。
まず、チワワが飼い主に甘噛みしてきて、少し痛いと感じたら大げさに「痛い!」とリアクションをとりましょう。強く噛みすぎてはいけないことを、覚えてもらうためです。あまり長時間噛み続けさせるのも避けましょう。
また、固いものや危険なもの噛んではいけないものを噛み始めたときは、噛んでも大丈夫なものに取り換えましょう。夢中で噛んでいるときは簡単に離さないかもしれませんが、そこで諦めては本当にどんなものでも噛むようになってしまいます。
「待て」「お手」「お座り」は覚えさせておく
「待て」「お手」「お座り」は一見無意味なものに感じますがチワワを育てる上では重要です。これらのコマンドは興奮している犬を落ち着かせるのに適しています。
チワワはとても活発で成長すれば走り回るようになるので、往々にして危険な目にあいやすい犬種です。興奮しすぎて危なっかしくなったチワワを、一旦落ち着かせるために「待て」「お手」「お座り」を覚えさせておく必要があります。
これらは生後3ケ月月~6ケ月間に覚えさせるのが適切です。生後6ケ月以降のチワワは社会性後期とされ人間でいうなら思春期にあたります。人間と同じく、やや反抗的になる時期でもありますので、その時期にしつけるのは困難です。
叱り方と褒め方
チワワは愛情深く献身的であると同時に、警戒心が強く非常に臆病な性格です。飼い主に喜んでほしいと思うため、しつけは「褒めて伸ばす」ことを意識しましょう。
上手にできたときは、大げさなくらい喜んで言葉を惜しまずたくさん褒めてあげることが重要です。しかし、それでもしてはいけないことをした時は叱らなければいけません。
叱るときについ声を大きくしてしまいがちですが、臆病なチワワには過度なストレスです。低い声で「ダメ」と短い言葉で諭してあげるようにしましょう。もちろん手をあげたり大きな音をたてたり暴力を示唆するような行動は絶対にNGです。
まとめ
チワワはとても愛らしい見た目と違わず、非常に繊細です。赤ちゃんや仔犬のチワワには、人間の赤ちゃんや子供と同じくらいの手間や注意が必要です。
しかし、だからこそ立派に成長した姿を見られれば、飼い主としての喜びは人一倍感じることでしょう。本当の我が子のように感じさせてくれるのがチワワの一番の魅力かもしれません。
犬の家&猫の里 編集部
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