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ヨークシャーテリアの寿命は?気を付けたい病気・怪我、長く健康に生きてもらうコツ

2024.06.26 2024.06.26

「動く宝石」とも例えられるヨークシャーテリアですが、家族として迎えるときに大切に考えたいことは愛犬の健康ですよね。この記事ではヨークシャーテリアの健康面について、平均寿命や気をつけたい病気や怪我、健康で長生きするために飼い主さんが気をつけたいケアのポイントについて解説していきます。

ヨークシャーテリアの平均寿命は?

ヨークシャーテリアは平均してどのくらいの寿命なのか、以下で解説します。

平均寿命は14年前後くらい

ヨークシャーテリアの寿命は14歳前後くらいと言われています。中大型犬の平均寿命が10年前後なのを考えると、比較的長命な犬種と言えるでしょう。

もちろん個体差がありますので、平均寿命よりも長く生きるヨークシャーテリアもいます。

寿命に影響する要因

ヨークシャーテリアの寿命に大きく影響する要因は、先天的な物と後天的な物があります。

先天的な物では遺伝疾患等があります。

成長と共に症状が発現する事がある為、異常を感じたらすぐに獣医師に診せるようにしましょう。

後天的な物では生活習慣等があります。

痩せすぎ太りすぎ、運動不足やストレスが寿命へ影響する可能性がある為、健康的な生活を送れるようにしっかり管理してあげましょう。

ヨークシャーテリアがかかりやすい病気と初期症状

ここからはヨークシャーテリアがかかりやすい病気とそれぞれの病気でみられる初期症状について解説していきます。

気管虚脱

気管虚脱とは、空気の通り道である気管が途中で潰れてしまうことで、呼吸ができなくなってしまう病気です。

ヨークシャーテリアをはじめとした小型犬に気管虚脱がよく見られます。

初期症状としては、軽い咳から始まり、嘔吐をするような動作をしたり、ゼイゼイした呼吸音が見られるようになります。

早めに気づいてあげることで症状の進行を遅らせることができます。日常から犬の呼吸の様子に注意を払い、変わった咳や呼吸をしたら早めに獣医さんに相談しましょう。

パテラ(膝蓋骨脱臼)

パテラは膝のお皿が正常な位置からずれる病気で、ヨークシャーテリアをはじめとした小型犬によく見られます。

初期症状として歩いている時に急に片足を上げて歩かなくなったりすることもありますが、症状を伴わない場合も多くあり、日常を普通に過ごしていると見過ごしてしまうこともあります。

この病気は先天的な要因だけでなく後天的な要因も考えられますが、適切な体重管理や適度な運動で症状の悪化を抑えることができます。異変を感じたら、獣医さんに相談しましょう。

尿石症

尿石症とは、尿路のどこかに結石ができてしまう病気で、ヨークシャーテリアも好発犬種の一つです。

初期症状として尿をする時に痛がったり、尿の回数が増えたりします。重症化すると、尿が出なくなって腎不全や尿毒症になり、命にかかわる場合もあります。

栄養バランスの悪い食事が原因のひとつになりますので、食事の栄養バランスを見直しましょう。さらに水分をたくさんとることも予防につながります。排尿の変化に気づいたら、すぐに獣医さんへ相談してください。

予防のためにすべきこと

ヨークシャーテリアの健康を守るためには、日々の予防と早期発見が大切です。

定期的な健康診断を受け、ワクチンなどの予防を怠らないことが重要です。また適切な運動で体重管理をしてバランスの良い食事を与えることで、病気のリスクを減らすことができます。

愛犬が健康で長生きするために、飼い主さんは日々のケアを心がけ、異変があれば早めに獣医さんに相談しましょう。

ヨークシャーテリアが気をつけたい怪我

ここからはヨークシャーテリアが注意すべき怪我について説明します。

他の犬とのトラブル

ヨークシャーテリアは小さくて活発な犬種です。そのため他の犬と遊ぶ時には特に注意が必要です。大きな犬との遊びでは、意図せずにヨークシャーテリアが踏まれたり噛まれたりすることがあります。これらのトラブルは、時に深刻な怪我につながることもあります。

飼い主さんは犬同士の相性や遊ぶ環境をよく見て、ヨークシャーテリアが安全に楽しめるよう配慮しましょう。

骨折

小さな体をしたヨークシャーテリアは、骨が折れやすいこともあります。高いところからジャンプしたりすることが原因で骨折することがあります。

活発なヨークシャーテリアは高い場所に登ったり飛び降りたりすることが好きなので、家の中での高い場所へ登れないように制限するなどの対策が大切です。

誤飲

好奇心旺盛なヨークシャーテリアは、小さなものでも口に入れてしまうことがあります。

誤って鋭利な物や喉に詰まる大きさの物を飲み込んでしまうと、消化管を傷つけたり窒息して命に関わる事態にもなりかねません。

小さな部品やオモチャなどは、ヨークシャーテリアの手の届かない場所に保管しましょう。

長く健康に生きてもらう為に気を付ける事

ここからは飼い主さんが愛犬に長く健康に生きてもらう為にすべきことについて解説します。

栄養バランスの取れた食事

犬の長生きの秘訣のひとつは、正しい栄養と食事管理にあります。特にヨークシャーテリアのような小型犬は、肥満になりやすい傾向があるため、カロリーの管理がとても大切です。

バランスの良いドッグフードを選び、獣医さんと相談しながら犬の年齢や活動量に合わせた食事量を決めましょう。

また新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくことも忘れないようにしましょう。

適度な運動

適度な運動はストレス解消や肥満防止、健康維持に不可欠です。

しかし過度な運動は関節や骨に負担をかけてしまうことがあるため、適度に行うことが大切です。毎日の散歩はもちろん、家の中での短い遊び時間を設けるなどして、犬が楽しみながら体を動かせるようにしましょう。

犬の年齢や体調を考慮した運動量を心がけ、暑すぎたり寒すぎたりする日は屋内での活動を増やすなど、気温にも配慮することが大事です。

定期的な健康チェック

犬が健康に長生きするためには、定期的な健康チェックが欠かせません。年に一度は獣医さんによる健康診断を受けることをおすすめします。

この時健康チェックと同時に、ワクチン接種や寄生虫の予防処置、皮膚の状態確認も行ってもらいましょう。また犬は歯周病になりやすい傾向があるため、口腔内のチェックも重要です。

自宅でできる日常的な健康管理と合わせ、専門家による診断による早期発見、早期治療が長生きの鍵となります。何か異変を感じたら、すぐに獣医さんに相談するようにしましょう。

まとめ

ヨークシャーテリアの平均寿命は14年前後と言われていて、他の犬種と比較するとやや長生きする犬種と言えますが、日頃のお世話の仕方や食事内容も寿命に影響します。

健康維持には正しい栄養と食事管理、適度な運動、定期的な健康チェックが重要です。小型犬であるヨークシャーテリアは肥満になりやすいため、獣医さんと相談して活動量に応じた食事量を調整しましょう。またストレス解消と肥満防止のために適度な運動を取り入れ、環境に配慮した活動を心がけてください。

ヨークシャーテリアや小型犬がかかりやすい病気や注意すべき怪我もありますので、家庭で予防に取り組みながらも、年に一回は獣医さんによる健康診断を受けて病気の早期発見に努めるようにしましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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