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ゴールデンレトリバーは抜け毛が多い?抜け毛対策やお手入れ方法を紹介します

2021.03.25 2024.03.26

ゴールデンレトリバーの被毛のタイプは?

ゴールデンレトリバーは「アメリカンタイプ」と「イングリッシュタイプ」の2タイプに分けられます。日本で主流なアメリカンタイプの被毛は柔らかくてやや長く、イングリッシュタイプの被毛はアメリカンタイプよりも短くてウェーブがかかっている特徴があります。
一口にゴールデンレトリバーと言ってもタイプによって被毛の特徴に違いがあるのは面白いですね。

被毛の構造はアメリカンタイプ、イングリッシュタイプどちらも「ダブルコート」です。オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二層構造になっており、ゴールデンレトリバーの場合は1つの毛根からオーバーコートと複数本のアンダーコートが生えているのが特徴です。

オーバーコートは外部の刺激から皮膚を守る役割を果たし、アンダーコートは保温の役割を果たします。年に2回訪れる換毛期には全身の毛が生え変わるため、特に抜け毛が増えます。

ゴールデンレトリバーはなぜ抜け毛が多い?

長毛種だから

ゴールデンレトリバーの抜け毛が多い理由として、長毛種であることが挙げられます。
1本1本の抜け毛が長くて目立つため、抜け毛の量が多いと感じるのでしょう。

ダブルコートだから

ゴールデンレトリバーはダブルコートの犬種です。
犬はシングルコートよりもダブルコートの方が抜け毛が多いため、ゴールデンレトリバーは抜け毛が多いのです。
また、ダブルコートの犬種はアンダーコートで体温調整をするため、春と秋の換毛期にはアンダーコートが生え変わります。この換毛期は特に抜け毛が多くなるため、しっかりと抜け毛対策しなければなりません。

大型犬だから

ゴールデンレトリバーの抜け毛が多いことには、体の大きさも関係しています。
同じ長毛種でダブルコートの小型犬と比べたら、ゴールデンレトリバーの抜け毛は非常に多く感じることでしょう。
ゴールデンレトリバーは大型犬ですから、そのぶん毛が生える面積も広く、抜け毛の量も多くなるのです。

ゴールデンレトリバーのお手入れ方法

ブラッシング

ゴールデンレトリバーは抜け毛が多い犬種ですので、毎日のブラッシングが必要となります。
こまめにブラッシングすれば抜け毛対策になりますし、ゴールデンレトリバーならではの美しい被毛を保つことができますよ。また、皮膚トラブルを発見しやすくなり愛犬の健康管理にも役立つので、皮膚の状態をチェックしながらブラッシングすることが大切です。
毎日のブラッシングが嫌にならないよう、スキンシップをとりながら丁寧に優しくブラッシングするようにしましょう。

シャンプー

月に1~2回を目安にシャンプーしてあげましょう。
シャンプーは被毛の汚れを落とすだけでなく、抜け毛をまとめて取り除くことができます。
ゴールデンレトリバーは狩猟犬として生まれたとされ、主人が仕留めた獲物を回収するのをサポートしていました。主人が仕留めた鳥を水の中を泳いで回収するのが得意だったため、被毛には油分が含まれており、撥水性があります。
そのため、汚れを洗い流すためにはしっかりと皮膚まで水を浸透させてシャンプーすることが大切です。

大型犬のゴールデンレトリバーを自宅でシャンプーするのが難しい場合には、トリミングサロンも検討してみてくださいね。

トリミング

ゴールデンレトリバーはトリミング犬種ではないため、トリミングは必要ありません。
そのため、飼い主さんがトリミングしたいと思ったらトリミングサロンに連れていく程度で問題ありません。
耳の飾り毛は汚れやすく毛玉もできやすいので、短くカットしてあげると病気予防や毛玉対策になりますよ。

トリミングサロンによってはゴールデンレトリバーのような大型犬を受け付けていない店舗もありますので、事前にトリミングできるかどうか確認しておきましょう。

ゴールデンレトリバーの抜け毛や毛玉対策方法

こまめなお手入れ

抜け毛や毛玉対策の基本となるのが、ブラッシングやシャンプーなどのお手入れです。
こまめにお手入れすることで抜け毛を取り除けますし、毛玉もできにくくなります。ゴールデンレトリバーがお手入れを習慣として受け入れてくれるよう、「散歩から帰ってきたらブラッシングする」などお手入れの時間を決めておくと良いかもしれませんね。
また、愛犬がブラッシングやシャンプーを嫌にならないよう、様子をみながら優しくお手入れすることがポイントです。

掃除

抜け毛対策には、こまめな掃除が有効です。
できれば毎日掃除機をかけて、部屋を清潔に保ちましょう。フローリングは掃除機をかければ抜け毛を取り除けますが、カーペットは掃除機で抜け毛を取り除くのが難しいため、粘着テープを利用するのがおすすめです。
部屋に舞い散った抜け毛を放置するとノミやダニの温床になったり皮膚疾患の原因になったりしますので、抜け毛に気がついたら掃除するよう心掛けましょう。

洋服を着せる

犬は自分の被毛で体温調整をするため洋服を着せる必要はないのですが、洋服を着せると抜け毛対策になるメリットがあります。
洋服を着せると抜け毛が飛び散らないため、お掃除が楽になりますね。

最近は様々なデザインの洋服があり、愛犬と一緒にお洒落を楽しめます。
サイズが合わないと愛犬が洋服を着るのを嫌がったり毛玉ができやすくなったりしますので、愛犬のサイズに合ったものを選ぶようにしてくださいね。

また、ずっと洋服を着せておくのはNGです。
長時間洋服を着せると蒸れて皮膚炎になるリスクがあるので注意しましょう。

ストレスや病気での抜け毛に注意

ストレスによる抜け毛

犬は過度なストレスで病気になったり抜け毛が増えることがあるため、できるだけ愛犬にストレスを感じさせないように注意してください。
ゴールデンレトリバーは繊細な一面をもっているため、運動不足や長時間の留守番、飼い主さんとのコミュニケーション不足など、ストレスの原因になることには避けましょう。

病気による抜け毛

病気によって抜け毛が増えることもありますので、抜け毛が増えて愛犬の様子がおかしいと思ったら病気を疑って動物病院を受診することが大切です。
抜け毛を伴う病気の多くはアレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、脂漏症など皮膚の病気ですが、甲状腺機能低下症やクッシング症候群など皮膚以外の病気のこともあります。
病気は早期発見・早期治療が重要ですので、いつもと愛犬の様子が違ったり、体調不良だと感じたらすぐに獣医師に診てもらい治療してください。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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