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グレートピレニーズの寿命や気を付けたい病気について

平均寿命

グレートピレニーズの平均寿命は10~12年とされており、大型犬としては平均的です。一般的に大型犬の方が小型犬よりも短命な傾向にあります。その理由として、大型犬の方が老化が早い、体の大きさに対して臓器が小さいなどが言われています。

平均寿命の換算方法は諸説ありますが、大型犬は概ね以下のような年齢になると言われています。

犬の年齢 人に例えた年齢
1歳 9歳
2歳 18歳
3歳 26歳
4歳 35歳
5歳 44歳
6歳 53歳
7歳 62歳
8歳 71歳
9歳 80歳
10歳 89歳
11歳 98歳
12歳 107歳
13歳 115歳
14歳 124歳
15歳 133歳
16歳 142歳

では、どうしたらできるだけ長生きしてもらえるのでしょうか。その秘訣や気を付けるべき病気について、詳しく紹介していきます。

長生きの秘訣

小型犬に比べると短命ということですが、もちろん飼い主さんの努力次第では平均よりも長生きすることが可能です。

食事の与え方に注意する

後の気をつけたい病気の部分でも紹介しますが、グレートピレニーズは胃拡張胃捻転症候群になりやすいので、食事の与え方に気を使う必要があります。早食いや大食いがこの病気になるリスクを高めるといわれているので、食事の回数を分けて1回の食事量を少なくし、ゆっくり食べさせることを意識しましょう。

また、質の悪いフードはかさ増しのために、消化に良くない素材が使われていたり、添加物が多く含まれていることがあります。特に低価格で内容量が多いものは、必ず原材料などを確認するようにしてください。

運動をしっかりさせる

大型犬であるため運動量は多く60分ほどの運動を1日2回行うのが目安です。ただ、大型犬は関節に負担がかかりやすいので、激しい運動をするというよりかはゆっくり長距離を散歩するのが適しています。

暑さ対策を行う

グレートピレニーズは、もともと寒い地域で生活していた犬種なので、耐寒性はあります。しかし、暑さには非常に弱いので、夏は温度と湿度が調整できる室内で飼育してあげましょう。
夏はアスファルトからの照り返しも強いので、散歩は早朝や完全に日が沈んだ夜がおすすめです。

被毛のお手入れを欠かさない

寒い地域でも活動できるように、グレートピレニーズには豊かな被毛が備わっています。被毛が多い分、お手入れをおこたると、抜け毛が絡んで皮膚を引っ張ったり、通気性が悪くなって皮膚が蒸れたりします。皮膚の病気を発症させないためにも、毎日のブラッシングと月に1~2回のシャンプーをしっかり行うようにしましょう。

気をつけたい病気

様子を見るグレートピレニーズ

股関節形成不全

股関節の形態的な異常のことで、成長期によく見られると言われています。

症状

小股で歩く、腰を振るように歩く、歩行中に座り込む、後ろ足が上手く使えないので跳ねるように歩くなどの症状が見られます。

治療法

軽度であれば、運動制限や体重管理などに加え、鎮痛剤やレーザー療法によって痛みを和らげるような治療法を行っていきます。
重度の場合は、症状や股関節の状態に合わせた手術を選択する必要があります。

予防法

遺伝が一つの原因となっているので、親犬が股関節形成不全になっていないかを事前に確認しておくことが大切です。他にも、子犬の頃の過剰な栄養摂取、激しい運動が原因と言われているので、年齢にあった食事の与え方、関節に負担をかけない運動の仕方を心がけるようにしてください。

胃拡張・胃捻転性症候群

胃拡張・胃捻転性症候群は、胃がガスで膨れ上がり、ねじれてしまうという病気です。

症状

この病気は緊急性が高く、死に至るおそれがあるため、腹部が膨れる、嘔吐する、ゲップが頻繁にでる、呼吸が荒くなるなどの症状が見られたら早めに対処するようにしましょう。

治療法

胃にチューブを入れたり、胃穿刺を行うことで、胃の中にたまってしまった空気を抜きます。また、胃捻転は再発の可能性が非常に高いため、ねじれてしまった胃をもとに戻す手術を行った後、胃を固定する手術も同時に行います。

予防法

胃捻転は明らかな原因が解明されていないのですが、胃に食べ物が入っている状態で激しい運動をすることで起きやすいと言われています。そのため、散歩は食後に行わないようにしましょう。

骨肉腫

骨肉腫とは、骨にできる悪性の腫瘍、つまりガンです。グレートピレニーズをはじめ、ゴールデンレトリバーやラブラドルレトリバーなど大型犬がなりやすいとされています。発症の原因がわかっていません。

症状

骨肉腫は高い確率で四肢にできると言われています。そのため、足が腫れたり、患部をかばうような歩き方をしたり、運動を嫌がるようになります。
また、骨肉腫は転移が早く、肺に転移した場合は呼吸困難が見られます。

治療法

転移はしておらず、手術で摘出できるところに骨肉腫がある場合は、早急に摘出します。もしも広範囲に転移していたり、摘出が難しい場合には抗がん剤や放射線治療を行っていきます。

予防法

発祥の原因がわかっていないので、有効な予防法というのはないのが現状です。先ほども言いましたが、転移が速いので早期発見が非常に重要です。日頃からよく愛犬を観察することに加え、定期的に健康診断に行くようにしましょう。

まとめ

グレートピレニーズは比較的丈夫な犬種ではありますが、骨肉腫や胃拡張胃捻転症候群など命にかかわる病気を発症しやすいという面もあります。どちらも明確な原因がわかっていないので予防が難しいですが、スキンシップを取りつつ、愛犬の様子を常に気にかけてあげるようにしてください。わずかな変化にも気づきやすくなります。

参考文献
犬の股関節形成不全(異形成)の診断と治療
犬の胃捻転について

もくじ

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