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犬図鑑

シベリアンハスキーの寿命となりやすい病気

2018.11.19 2024.03.26

シベリアンハスキーをはじめとした大型犬は、小型犬や中型犬に比べると短命と言われています。しかし、愛犬の寿命というのは、飼い主さんの手にかかっていると言っても過言ではありません。
愛犬が健やかに暮らすためにはどんなことに気を配るべきか、またどんな病気にかかりやすいのかを知り、しっかりと対策を行いましょう。

平均寿命

シベリアンハスキーの平均寿命は12~15年で、大型犬の中では比較的長生きと言えます。
平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、大型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

9歳

2歳

18歳

3歳

26歳

4歳

35歳

5歳

44歳

6歳

53歳

7歳

62歳

8歳

71歳

9歳

80歳

10歳

89歳

11歳

98歳

12歳

107歳

13歳

115歳

14歳

124歳

15歳

133歳

16歳

142歳

できることなら、愛犬には長生きしていて欲しいものですよね?以降で、シベリアンハスキーの長寿の秘訣と、罹りやすい病気を解説します。

長生きの秘訣

飼育環境を整える

シベリアンハスキーは極寒の地、ロシアのシベリアで生まれ育ったため、寒さには強いのですが、暑さへの耐性があまりありません。加えて、日本の夏は湿度が高くじめじめとしているので、シベリアンハスキーにとってはあまり過ごしやすいとは言えません。
大型犬であることから屋外での飼育を検討している方もいるかもしれませんが、長生きしてもらうためには、温度・湿度ともに管理しやすい屋内での飼育が最適といえます。

十分な運動をさせる

シベリアンハスキーは運動量が多いことで有名です。
毎日1時間以上の散歩を2回が理想的な運動量になります。
散歩にしっかり時間をかけて十分運動させてあげないと、どんどんストレスがたまります。
ストレスを抱えて生活することはもちろん、運動不足は寿命にも大きく関係しますので、毎日の散歩に加え、週末など時間が取れるときにはドッグランなどで思いっきり運動させてあげてください。

ブラッシングを欠かさない

なぜブラッシングが長生きの秘訣?と思った方もいるかもしれませんが、シベリアンハスキーは被毛が多いので、こまめにブラッシングをしてあげないと、蒸れたり、細菌が繁殖しやすくなったりします。皮膚の病気にかかりやすくなるの、毛玉や抜け毛をこまめに除去し、通気性を良くしてあげましょう。

食事内容をしっかり管理する

人間の食べ物は塩分や油分が多すぎたりするので、必ず犬用のフードを与えるようにしてください。
また、ドックフードを与える際は体質や個体差を考慮し、不足している栄養素があればトッピングなどで補うようにしてください。

かかりやすい病気

てんかん

てんかんは、発作を繰り返してしまう脳の病気といわれています。

症状

けいれんする、泡を吹く、失神するなどの症状が見られます。

治療法、予防法

症状の軽減や発症の頻度を少なくするため、抗てんかん薬の投与を行うことで治療します。ただ、脳腫瘍や水頭症がてんかんを引き起こしている場合には、そちらを治療すべく外科的治療法が適用されることがあります。

病気が原因で引き起こされるてんかんについては、その病気の早期発見が予防法と言えるかもしれませんが、原因がはっきりとわからないことのほうが多いので、有効な予防法がないのが現状です。

白内障

白内障とは、水晶体が白く濁ってしまう病気です。水晶体が濁ることで視力が低下し、進行すると失明するおそれもあります。

症状

白内障が進行すると、目が白っぽくなってきます。さらに、視力の低下に伴い、柱や壁などによくぶつかるようになります。

治療法、予防法

白内障の治療法には、内科的もしくは外科的方法があります。
内科的方法は、初期の白内障の進行を遅らせるために、点眼や内服薬などで処置するものです。あくまで進行をゆっくりにするだけであって、白内障を治すことはできません。
もう一つの外科的方法は、病気の原因となる水晶体を取り除き、代わりに人工レンズを装着するものです。こちらは完治が望める一方で、価格が高く、医師に高度な技術が求められるなどのリスクもあります。

白内障を予防するためには、日々のケアが重要となります。
散歩から帰ってきたら人工涙液を点眼し、砂や汚れを除去することで目の病気になるリスクをへらしましょう。
また、白内障の原因になる活性酸素を生成させないためにも、抗酸化サプリメントを飲ませる、散歩の時間帯を工夫するなどして紫外線を過剰に浴びないようにしましょう。

皮膚疾患

シベリアンハスキーがかかりやすい皮膚疾患には、アトピー性皮膚炎、脂漏症、疥癬などがあります。

症状

皮膚疾患になると、皮膚が赤くなったり、ただれたり、強いかゆみを伴います。

治療法、予防法

投薬での治療が一般的となります。アレルギーを発症している場合には、生活環境や食事を見直す必要があります。

一番の予防法は毎日のブラッシングです。抜け毛や毛玉をこまめに取り除くことで通気性を良く、細菌が繁殖しやすいような状態を作らないようにしてあげましょう。

股関節形成不全

股関節形成不全は、発育の段階で股関節に形態的な異常が起きている状態のことです。

症状

腰を振るように歩いたり、後ろ足が上手く使えないために跳ねるような歩き方になったり、しっかりとお座りができないといった症状が見られます。

治療法、予防法

症状が比較的軽い場合には、鎮痛剤や抗炎症剤などの投薬治療のほか、運動制限や体重管理などを行います。症状が重い場合には、手術を行います。

この病気の予防法ですが、シベリアンハスキーの場合、遺伝が原因となっているケースが多いので、完璧に防ぐというのは難しいです。

ただ、成長期の食事内容も関係すると言われているので、栄養バランスのとれた食事を心がけるようにしてください。
また、肥満気味になると、股関節への負担が大きくなる傾向にあります。適正体重を知り、日々管理を行うことも大切です。

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参考文献

犬の若年性白内障の2例
犬の股関節形成不全(異形成)の診断と治療

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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