子犬・子猫とのライフステージを全面的にサポートするお店です。

チワワのカットはどうしたらいい?人気のカットスタイルや季節ごとのポイント、日々のケアについて解説

2024.05.23 2025.04.30

人気犬種として長年愛され続けているチワワですが、チワワをこれから飼う飼い主さんやまだ飼い始めて日の浅い飼い主さんにとって、毛のカットは気になりますよね。この記事ではチワワの毛の特徴から季節ごとのカットのポイント、人気カットスタイル、そして日々のケアについて解説していきます。

 チワワの毛質と特徴

チワワの毛質は大きく分けてスムースコートとロングコートの2種類があります。それぞれの特徴を理解して適切なケアをすることが、チワワの健康と美しさを保つ鍵となります。

スムースコート

スムースコートのチワワは短くて光沢のある毛が特徴で、手入れが比較的簡単です。短毛ですが毛は密集しており、体をしっかりと覆っています。

このタイプのチワワは暑い季節は涼しく過ごしやすいですが、冬場は寒さに注意が必要です。

ロングコート

ロングコートのチワワは柔らかく長い毛を持ち、耳や首回り、尾にかけて毛が長く垂れていることが印象的です。

ロングコートは見た目の美しさだけでなく、冷えや紫外線から犬の体を守る役割も果たしています。

 
チワワのトリミングの必要性と費用

チワワは基本的に毛が伸び続ける犬種ではありませんが、定期的なトリミングが必要な場合もあります。

トリミングの必要性や、かかる費用について解説します。

チワワにトリミングは必要?

チワワには、短毛のスムースコートと長毛のロングコートの2種類がいます。

スムースコートのチワワは毛が短く、特別なトリミングは必要ありませんが、抜け毛が多い時期は定期的にブラッシングをすると毛並みを整えやすくなります。

ロングコートのチワワは、耳の飾り毛や足回り、尻尾の毛が伸びやすいため、こまめなカットが必要になります。

特に、目のまわりや足裏の毛が伸びすぎると視界を遮ったり、滑りやすくなったりするため、定期的に整えると安全に過ごしやすくなります。

また、暑い時期には毛量を軽くするために、すきバサミで毛を整えることもあります。

トリミングの頻度

ロングコートのチワワの場合、1~2か月に1回程度のトリミングが理想的です。

足裏や耳の毛は、伸び具合に応じてこまめにカットすると、清潔に保ちやすくなります。

全身のカットは必要ないことが多いですが、毛が絡まりやすい犬は軽くすいてもらうと、毛玉ができにくくなります。

トリミングの費用

チワワのトリミング費用は、施術内容やお店によって異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。

  • 足裏カットのみ:1,000円~2,000円程度
  • 部分カット(耳や尻尾など):2,000円~4,000円程度
  • シャンプー+全身カット:4,000円~8,000円程度

また、爪切りや耳掃除などのオプションが含まれている場合もあります。

トリミングサロンを利用する際は、事前に料金や施術内容を確認しておくと安心です。

トリミングをするときの注意点

チワワは体が小さいため、トリミング中にストレスを感じやすいことがあります。

初めてトリミングをする場合は、犬の負担を減らすために短時間で済ませると良いでしょう。

また、毛が絡まりやすい犬は、事前にブラッシングをしておくとスムーズに進みます。

チワワの毛を美しく保つためには、日常のブラッシングと適度なトリミングが大切です。

犬の負担にならないよう、無理のないペースでケアを続けていきましょう。


カットはプロに?自宅で?

チワワのカットはプロのトリマーに任せる方法と自宅で行う方法があります。

それぞれにメリットがありますので、状況に応じて選択することが大切です。また状況によってはプロのケアが必要な場合もありますので、それについても説明していきます。

 

チワワのカットはプロに任せるべき?

プロのトリマーにカットを任せる最大のメリットは、専門知識と技術にあります。

トリマーはチワワの毛質や肌の状態、さらには犬の個性に合わせたカットを施すことができます。

カット中のチワワの安全を守ることもできますし、自宅ではできないようなカットができるのもプロならではです。

またプロに任せることでカットによるストレスを最小限に抑え、チワワの健康や美しさを保つことができます。

 

小さい範囲であれば自宅でもカットできる

自宅でのカットの最大のメリットは、コストを抑えられることと飼い主さんとチワワとの信頼関係を深める機会になることです。

肉球や肛門周りなど小さい範囲のカットであれば、適切な道具を用意してカットの方法を学ぶことで自宅でも十分に行うことができます。

自宅でのカットはチワワが環境に慣れているため、ストレスを感じにくいというメリットもあります。ただしカットには慎重さが求められるため、怪我をさせないように十分に注意が必要です。


季節ごとのカットのポイント

チワワのカットは季節によってポイントが異なります。気候に合った適切なカットを施すことで、チワワが年間を通して快適に過ごせるようにしましょう。ここでは季節ごとのカットのポイントについて解説します。

 

春は、冬の間に伸びた毛を整えてあたたかい季節に向けて毛量を軽やかにする時期です。

この時期のカットでは、特に冬の間に厚くなった下毛(アンダーコート)を薄くすることで、チワワが春の温かい気候に適応しやすくなります。

 

夏は、チワワが暑さを乗り切るためにカットが特に重要になる季節です。

ロングコートのチワワはしっかりと毛を短くすることで、毛の中に熱がこもるのを防ぎ、涼しく過ごせるようにします。

しかし太陽の紫外線による肌のダメージを防ぐため、極端に短くしすぎないよう注意が必要です。

 

秋は、徐々に涼しくなり冬に向けて毛を伸ばし始める時期です。秋のカットでは夏の間に短くした毛を整えつつ、寒くなる季節に備えて毛を少し伸ばし始めましょう。

アンダーコートが自然に増え始めるので、絡みや毛玉を防ぐためにブラッシングも今まで以上に頻繁に行うことが大切です。

 

冬は、チワワを寒さから守るために毛を長めに保つことが大切です。

特にロングコートのチワワは長い毛が保温材として体を温めてくれますので、冬のカットでは毛の端を少し整える程度に留めて、体温を保つことを優先しましょう。


 

人気のカットスタイル

ここからはチワワのカットで人気の高いスタイルについて具体的に解説していきます。

 

定番スタイル「ライオンカット」

ライオンカットは顔周り、首元、胸元にボリュームを持たせ、その他の部分は短くトリミングするスタイルです。ライオンカットは涼しさとスタイリッシュさを兼ね備えていますので、暑い季節にもおすすめです。定期的なブラッシングでボリュームのある部分をきれいに保ちましょう。

 

丸いフォルムが可愛い「たぬきカット」

たぬきカットは全体的に毛を丸く整えることで、たぬきのようにまんまるとして愛らしく見せてくれるスタイルです。特に顔周りと足元にボリュームを持たせることで、ぬいぐるみのようなかわいらしさを演出します。

毎日丸みに沿ってブラッシングすることで、丸いフォルムを保つことが大切です。

 

自然な雰囲気「ナチュラルカット」

ナチュラルカットは、チワワの自然な毛の流れを生かしたスタイルです。極端に長さを変えることなく自然に整えることで、チワワ本来の美しさを引き出します。

このカットはメンテナンスが簡単で、日常的なケアもしやすいのが特徴です。

 

華やかなスタイル「パピヨン風カット」

パピヨン風カットは耳や尾の毛を長く残し、それ以外の部分は適度にトリミングすることで、パピヨン犬のような華やかな雰囲気にしてくれるスタイルです。

このカットは耳の毛を長く残すことで、動くたびに耳がふわふわと揺れる愛らしさも楽しむことができます。

 

自宅での毛のケア

チワワの毛を健康で美しい状態に保つためには、自宅での適切な毛のケアが欠かせません。以下のポイントをおさえて、飼い主さんがしっかりとケアしてあげましょう。

 

ブラッシング

ブラッシングはチワワの毛の絡みや毛玉を防ぎ、皮膚の健康を保つために必要です。またブラッシングを定期的に行うことで、抜け毛となって床に落ちる毛をブラシで取ることができるため、家の中を清潔に保つ助けにもなります。

 

頻度

スムースコートのチワワの場合は週に1回、ロングコートのチワワは毎日のブラッシングが推奨されます。

 

適切なブラシで行う

愛犬の毛の長さに合った適切なブラシを使用し、やさしく丁寧にブラッシングしてあげましょう。特にロングコートのチワワは毛のもつれに注意しながら、根元から丁寧にブラッシングしましょう。

 

シャンプーとドライ

シャンプーをして、しっかりと乾かしてあげることは皮膚病の予防と毛の美しさを保つために重要です。愛犬の活動量や季節に合わせて行うようにしましょう。

 

頻度

月に1〜2回のシャンプーがおすすめです。

頻繁にシャンプーをしてしまうと逆に皮膚の自然な油分を奪ってしまい、乾燥や皮膚への刺激を引き起こす可能性があります。シャンプーをする間隔はしっかりと空けるようにしましょう。

 

シャンプーのやり方

ぬるま湯でしっかりと毛を濡らしたあとに、適量のシャンプーを手に取り根元からしっかりと洗ってあげましょう。その後はぬるま湯で洗い流しますが、シャンプーが残っていると皮膚のかゆみなどの原因になってしまいますので、洗い残しがないように注意してください。

 

ドライのやり方

チワワの毛と皮膚の状態を保つためには、しっかりと乾かすことが大切です。

シャンプーのあとにバスタオルなどでしっかりと水分を拭き取ったあと、低温のドライヤーを使って丁寧に乾かしていきます。あまり時間をかけすぎると乾いていない毛によってチワワの体が冷えてしまいますので注意しましょう。

一方でドライヤーが高温すぎても皮膚や毛を痛める原因になりますので、犬の反応を見ながら適温のドライヤーで乾かすようにしましょう。

 

毛以外の日々のケア(爪・目・歯・耳)

被毛のケア以外でも、チワワの健康を守るためには、毎日の体のケアが欠かせません。

特に爪や目、歯、耳のケアを丁寧に行うことで、病気の予防にもつながります。

爪のケア

チワワは体が小さく、運動量も少ないため、自然に爪が削れにくい犬種です。

爪が伸びすぎると歩きにくくなったり、床に引っかかってケガをすることもあります。

月に1〜2回程度を目安に、専用の爪切りでカットすると良いでしょう。

爪の中には血管が通っているため、深く切りすぎないよう注意が必要です。

自宅でのカットが難しい場合は、獣医さんやトリミングサロンでお願いするのも安心です。

目のケア

チワワは目が大きく、ゴミやホコリが入りやすいため、こまめなケアが大切です。

目のまわりに涙やけができやすい犬もいるため、柔らかいガーゼやコットンを使って優しく拭き取ると清潔に保てます。

目が赤くなったり、涙が多く出る場合は、異物が入っている可能性があるため、早めに獣医さんに相談しましょう。

歯のケア

チワワは小型犬の中でも歯周病になりやすい犬種です。

歯石がたまると口臭の原因になるだけでなく、歯を失うこともあるため、毎日の歯みがきを習慣にすることが大切です。

犬用の歯ブラシやガーゼを使って、歯と歯ぐきを優しくこすりましょう。

慣れていない犬の場合は、最初は歯みがきシートや歯みがき用のおやつを取り入れるのもおすすめです。

耳のケア

チワワの耳は立ち耳のタイプと垂れ耳のタイプがありますが、どちらも耳の中が汚れやすいため、定期的なチェックが必要です。

耳の中が汚れていたら、犬用のイヤークリーナーを使ってやさしく拭き取りましょう。

耳が臭う、赤くなっている、頻繁にかゆがるなどの症状がある場合は、外耳炎の可能性があるため、早めに獣医さんに診てもらうと安心です。

日々のケアを習慣にすることで、チワワの健康を長く守ることができます。負担がかからないよう、優しく声をかけながら行うと、犬もリラックスしやすくなります。 

まとめ

チワワにはスムースコートとロングコートの2種類があり、被毛の手入れ方法が異なります。

スムースコートはお手入れが簡単ですが、冬は防寒対策が必要です。ロングコートは定期的なブラッシングやトリミングが必要で、夏は涼しくするために短めにカットすることがおすすめです。

トリミングはプロに任せると安全ですが、自宅でのケアも可能です。ブラッシングやシャンプー、耳や爪のケアを習慣化し、健康を保つことが大切です。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
飼い主さまと大切なペットを末永くサポートさせて頂きます。
日々ワンちゃんネコちゃんに対する知識レベル向上に励み、みなさまに
お役立ち情報をお届けします。

会社概要を見る

その他の記事

チワワの購入費用はどのくらい?血統やカラーで変わる価格の違いについて解説
チワワをペットホテルに預ける前に知るべきこと!料金相場・注意点・選び方について解説
チワワを迎えるならどこから?ペットショップ・ブリーダー・保護犬の違い、メリットデメリットを解説!
チワワとの旅行はできる?旅行への事前準備、持ち物、当日の注意点を解説
チワワの子犬を探す