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イタリアングレーハウンドの寿命はどのくらい?気を付けたい病気を紹介します

2019.03.11 2024.03.26

スレンダーな体つきにクリっとしたひとみが可愛らしいイタリアングレーハウンド。最近では日本でもその姿を見かけるようになりました。初心者でも飼いやすいとの呼び声高い犬種ですが、飼育する際に気になるのが寿命や病気ですよね。
そこでこの記事では、イタリアングレーハウンドの寿命や気をつけるべき病気についてご紹介します。

イタリアングレーハウンドの寿命

小型犬に分類されるイタリアングレーハウンドの平均寿命は12~15年とされています。もちろん個体差はありますが、比較的長生きする犬種と言えます。
平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、小型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

12歳

2歳

25歳

3歳

29歳

4歳

33歳

5歳

37歳

6歳

42歳

7歳

46歳

8歳

50歳

9歳

55歳

10歳

59歳

11歳

63歳

12歳

68歳

13歳

72歳

14歳

76歳

15歳

81歳

16歳

85歳

17歳

89歳

18歳

94歳

19歳

98歳

20歳

102歳

できることなら、愛犬には長生きしていて欲しいものですよね?以降で、イタリアン・グレーハウンドの長寿の秘訣と、罹りやすい病気について解説します。

長生きの秘訣は?

骨折に細心の注意を払う

イタリアングレーハウンドは四肢の骨が非常に細く、骨折しやすい犬種です。高い所から飛び降りる、他の犬やものと衝突する、転倒するなどが原因で思いのほか簡単に骨折してしまうので、イタリアングレーハウンドを飼育する場合には細部にまで気をつかう必要があります。
屋内では階段の上り下りはさせない、ソファーなど段差があるところから飛び降りないようにしつける、床を滑りにくい素材にするなどを徹底しましょう。
屋外では、蹴られたりしないように人込みを歩かせない、段差のない場所で運動させるといったことに気をつけてください。

寒さ対策をしっかり行う

犬種や被毛のタイプによって変わってきますが、室内飼育の犬の適温は20~25℃くらいと言われています。毛が短いイタリアングレーハウンドは寒さにとても弱いので、特に冬場の温度管理に注意してください。体を丸めていたり、あまり動こうとしないときは寒がっている証拠なので、暖房の温度を少し上げるか、ペットヒーターをおいてあげるのもおすすめです。留守番をさせるときはヒーターだと不安だと思いますので、エアコンをつけておいて、毛布を置いておいてあげると良いですよ。

ストレスのかからない生活を心がける

イタリアングレーハウンドは繊細な性格の持ち主なので、ストレスをためやすい傾向にあります。運動することが好きなので、毎日散歩に連れて行ってあげることはもちろんですが、積極的にコミュニケーションをとってあげることで、寂しい思いをさせないようにしましょう。

気をつけたい病気について

イタリアングレーハウンドがかかりやすい病気の一部ご紹介します。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨は膝のお皿のことです。膝蓋骨が本来あるべき場所からずれてしまった状態を膝蓋骨脱臼といいます。

症状

膝蓋骨脱臼の症状はグレードによって異なります。

グレード1

ほとんど症状がなく、日常生活にも支障はありません。脱臼も自然に治ることが多いです。

グレード2

時々足を浮かせて歩くような様子も見られますが、足を曲げ伸ばしすることで脱臼は比較的簡単に治ります。

グレード3

常に脱臼している状態なので、歩行障害が見られます。グレード3からは日常生活に支障がでてきます。

グレード4

骨が変形しており、常に足を上げたままだったり、まったく歩けないような状態になります。

治療法

症状の重さや年齢によって内科的治療法(内服薬やサプリメント)か外科的治療法(手術)か決まります。

予防法

膝に負担のかからない生活を心がけることが一番の予防になります。骨折の予防法と同じく、高い所からの飛び降りなどはさせないようにしましょう。

進行性網膜萎縮

進行性網膜萎縮は網膜が徐々に縮んでいき、視力が失われていく病気です。

症状

最初は夜間や暗いところで目が見えにくい程度ですが、そのうち昼間や明るいところでも物につまずいたり、障害物にぶつかったりするようになります。
ゆっくりと進行するため気づいた時にはだいぶ視力が低下していた、なんてこともあります。

治療法、予防法

進行性網膜萎縮は遺伝性の病気なので、予防法がないと言われています。また、確かな治療法がないのでもしも発症してしまった場合は、骨折を防ぐためにも床に極力ものを置かないようにしてあげてください。

淡色被毛脱毛症(CDA)

淡色被毛脱毛症とは、ブルー・グレー・フォーンなど淡色系の毛が正常に育たない病気です。

症状

淡い毛色の部分だけもろくなってしまい、生えてきてもすぐに毛が折れてしまいます。症状が進むと毛包が正常に形成されなくなるので、完全に脱毛してしまいます。

治療法

この病気は決定的な治療法がないので根本的に解決するのが難しいとされています。そのため、緩和治療が主体となります。発毛を促す薬の投与、毛が短くなってしまったことで紫外線ダメージを受けやすくなり、二次的に感染や炎症が起きている場合には消炎剤・抗菌薬の投与などを行います。

予防法

遺伝性疾患であるため、有効な予防法はありません。日頃から毛の状態をチェックし、通常の毛の抜け方と違うと感じたらすぐにかかりつけの病院で診てもらうようにしましょう。

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まとめ

イタリアングレーハウンドと長く一緒にいるためには、骨折と寒さに対して特に気をつかってあげることが大切です。また、遺伝性の疾患にかかりやすい面があります。なかなか予防ができないので、定期的な健康診断などで早期に発見できるよう努めてあげましょう。

参考文献
進行性網膜萎縮症(PRA:Progressive Retinal Atrophy)<犬> | みんなのどうぶつ病気大百科
淡色被毛犬の再発性けん部脱毛症で認められた褐色被毛の新生

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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